サーブ1/43ミニカー 本塗り②

先日ボディカラーの本塗りを終えていたミニチャンプスの1/43スケールの「サーブ9-3,5ドア」のミニカーです。その後何度か熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。今回はモール等の艶消し黒の塗装を行います。

各部を計測し、

データを作成してマスキングシートを作成します。

まずはアウターハンドル部を塗ります。一応研磨布(アシレックスオレンジ)で足付け処理を行っていますが細部までは到底当たらないので、ナイロンブラシでの研磨と密着剤を併用しています。

各部の黒はベースコートのみとしています。

バンパーモールです。

一度の塗装で綺麗には仕上がらないので、食み出た部分をシンナーで拭いたり(または全部拭ったり)して何度も修正しながら仕上げていきます。

毎夜少しずつ何日も掛けて進めていこうと思ったのですが、スプレーガンを洗う手間が面倒なので3日程で進めました。上の画像で第一日目が終了です。

特に面倒だったのがガラスモール部で、

湾曲しているので、その部分でマスキングテープが重なると綺麗なラインに仕上がりません。塗っては剥がして拭いて塗り直してを30回くらい繰り返していきます。

アウターハンドル部のようにマスキングシートを作成すれば継ぎ目が無いので綺麗に出来るのですが、今回のような形状だとデータを作る方が大変なのでネチネチと歩を進めていきます。最初は立って作業していたのですが、途中からは椅子に、さらには床で正座をして作業するようになりました。

ドアのベルトモール(サイドモール)です。

ウィンドウォッシャーノズルは元々「円」だったので、こちらは市販のマスキングシートを使用しました。直径1mmの円をカッティングプロッターで切ろうとしても歪んでしまうので、こういったアイテムはとても助かります。

いきなり厚塗りをしても上手く行かないので、最初は隠ぺいだけを目的として、その後マスキングを貼り直して輪郭を薄くトレースするような方法で対応しました。サイズが小さいだけに粗が目立ちやすいのです。

単なる白のベタ塗りに比べると、より実車らしくなったかと思います。

この後は一旦休憩とし、また時間が出来た時に組み付け作業を行いたいと思います。テールランプとヘッドライトが装着する部分にはシルバーも塗らないとかもですね(そこまでの気力が残っていませんでした・・・)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

サーブ1/43ミニカー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたミニチャンプスの1/43スケールの「サーブ9-3,5ドア」のミニカーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとして黒のベースコートをパラパラと塗っておきました。

今回は素地の状態が悪かったのでサーフェサーを塗布してあり、砥石などを使ってそれを削って面出しを行います。

ペーパーが入らない箇所をそのままにすると密着不良(足付け不良)で塗装が剥がれしまう為、最後に液状研磨剤=ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って細かい部分まで足付け処理を行います。

サフェは敢えて薄膜にしている為、ブラシが当たる凸部はアルミの素地が露出しています。

その後台にセットし、よく脱脂清掃を行います。

アルミ素地が露出している箇所に、

プライマーを塗布します。

塗装が剥がれないまでもブリスターなどが発生して塗膜が浮いているのは、大抵このプライマーが塗られていない為に起こる密着不良が原因です。

続けてベースコートを塗布します。

色はSAAB純正色の「シラスホワイト(Cirrus white)」(カラーコード:153)となります。比較的黒が多く入ったホワイトです。

その後よく乾燥させ、デカール貼り付けの作業となります。

もはや印刷精度の限界を超えてしまっているので、色々な方法(各色の印刷の順番)で大量に刷り、その中から一番良さそうな物を選んで使います。

スマホを使い始めたのが遅かった為か、今のところ細かい作業でも見えなくなるという事はありません(あの小さい画面を集中して見ると凄く疲れるのが判ったので、今も出来るだけ使わないようにしています)。

専用の接着剤(マークセッター)と軟化剤(マークソフター)を使ってデカールを貼り付けます。

この後は40℃1時間くらいの熱を掛けてデカールを乾燥させます。

恒温機から出し、再び台にセットして本塗り準備完了です。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!(ただこれから窓枠などを塗るのでまだ先は長いです)。

クリアーはクリスタルクリアーで、ガンは口径0.5mmのSATAエアーブラシを使っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

この後はピラーやモール等を艶消し黒で塗装しますので、まだまだ作業は続きます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

サーブ1/43ミニカー サフェ入れ

先日分解作業を行っておいたミニチャンプスの1/43スケールの「サーブ9-3,5ドア」のミニカーです。その後溶剤槽に浸け置きして塗膜を剥離しておきました。

塗膜を剥がしてみるとアルミ素地がムラっぽい事、また隙間に詰まった塗料が完全に取れなかったので、

サンドブラストを行いました。

その後はリン酸を使って化成処理を行います。

元々着いていたリヤスポイラーは取り付けない為、

穴をエポキシ接着剤(3Mパネルボンド)で埋めました。この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、削って平らにします。

ワニクリップを使って車体を固定し、

まずはプライマーを塗布します。

続けてサーフェサーを塗布します。

細かい部分が埋まらないようサフェは希釈率を上げ、細かい部分に溜まらないよう塗出量を絞ってエアー圧を上げて塗っています。いつもはプライマーのみに留めていますが、今回はボディーにスジ状の跡などがあったので、一旦サフェで整えてから上塗りを行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

エアガンシリンダー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたエアーガン用のリボルバーシリンダーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は黒かった物で、これを隣にあるモデルガン用(弾が出ないタイプ)の色を参考にと塗装をご依頼頂きました。

元々塗ってあったモデルガン用が右で、今回塗装した物が左となります。今回は1時間程の軽めの調色作業も承りました。

 色は細かい目のメタリックを二種に、黒とオーカーとメタリックアディティブ(フリップコントローラー)を使っています。

 クリアーは塗らず、ベースコートに直接ハードナーを入れた仕様となります。

ベースコートのみだともう少し艶のある半艶くらいの質感になるのですが、今回使っているメタリックアディティブの副作用を使って艶の調整も行っています(メタリックアディティブの本来の使い方はメタリック粒子を粗く見せ透かしを白くして表面を黒くさせます)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

エアガンシリンダー調色~本塗り

 先日お預かりしておりましたリボルバーのエアガンシリンダーです。

足付け処理の為に#800~#1300の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で研磨してみた所、既存の黒は素材色では無く塗装が施されている事が判りました。素材はグレーっぽい色で、ABS樹脂に金属が練り込まれた物との事です。

ペーパー(布)が入り込まない箇所もあるのでナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨洗浄剤)を併用します。

水で洗い流してみると被塗面が親水性になっているのが判ると思います。塗料の密着性はすこぶる良い状態となります。

 そして調色作業です。

使った原色は一番細かいシルバーメタリック(MIX595)とそれより一段階粗くなったシルバー(MIX594)、黒、オーカー、そしてフリップコントローラー=メタリックアディティブ(MIX008)です。メタリックアディティブは透かしを白くして表面を黒くし、メタリックの粒子感を粗く見せる効果があります。またその副作用として艶が消える効果もあって、トップコートクリアーを塗らない今回の仕様ではそれを利用します。

こちらは色板(塗料を吸い込まない厚紙)に塗料を塗った物で、色自体は同じなのですが、左は原色のみ、右はそれにメタリックアディティブを足したものです。艶具合が変わると見た目が大きく変わるのが判ると思います。

 それらを調整しながら見本のシリンダー(こちらはモデルガン用)の色に合わせていきます。

本塗り時にはこれに硬化剤も入れる為、それによって若干艶が出ますから、最終的には本塗りを行いながら調色もする!と言う、中々のアクロバティックな作業となっています。

プラスチックプライマーを塗り、作った色を塗布します。

塗る時はしっかりウェットに塗り込み、自然に艶が消えていくのを待ちます。

 右が見本としてお預かりしたモデルガン用のシリンダーで、左が今回塗装しているエアーガン用のシリンダーです。

調色はどんなに時間を掛けても同じ色にはならず、掛ける時間によって費用をご案内させて頂く方法となっております。今回はある程度軽めと言う事で1時間分の、より難しい色(ホワイトパールやキャンディーカラー等)の場合は3時間以上のコストが必要になったりします。

ちなみに車(4輪自動車)の場合は配合データが存在している事、また近年では既存の塗膜から色を作れる「測色機」なる物があるので、コストを落とされたい場合はそういった設備を持っているショップさんにお願いするのも一つの手段だと思います。

この後はいつも通り60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!