KATOクレーンミニカー デカール作製

 先日ご依頼を頂いていたKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riです。

少し前に分解作業も完了しましたので、旧塗膜剥離の前に各ロゴのデカールを作製しておきます。

 各ロゴは最初にIllustratorで作製しておいたので、それぞれを一纏めにして印刷の準備を行います。

 印刷に使うのはいつものALPS社製MD5000のプリンターで、ただ古い物なのでこれを動かすには昔のOS(Windows XP)が必要となりますが、ネット回線に繋ぐとウィルスが入り込んでしまう為、これ(とカッティングプロッター)専用のスタンドアローン機を使っています。IllustratorもVer.はCSと、全てが古いです(ただWin3.1から使っている身としては、これでも全然有難い話なのですが。笑)。

 まずはテストとして、黒の単色で印刷してみました。

 ここまでのサイズだともしかしたら細かい部分が潰れてしまうのでは?!と思っていましたが、元々貼ってあったデカールと遜色無く出来たので安心しました(ちなみにこれが駄目だったら以前お願いしたドライレタリング屋さんに外注依頼をする予定でした)。

 と言う訳で、各色に合わせてデカール用紙に印刷しました。

 「SUPERBOOM」「KATO」のロゴに使われた青は、日本塗料工業会(以下ニットコウ)の色見本帳の「G75-20L」でご指定頂いておりまして、こちらはALPSの「特色ホワイト」をベースに、沖の「特色ブルー」を3度重ね刷りしています。さらに白は「ベースホワイト」を重ね、下地を透けにくくしています。最後に「艶仕上げ」でクリアーをコーティングしています。レイヤーは3種類に分けています。

そしてこちらは小さくて見難いのですが、「つり上げ荷重65t」の赤です。

ご指定は同じくニットコウの「G05-40X」で、同じように「特色ホワイト」をベースに、「マゼンタ」を1度刷り、さらに文字抜きで「ベースホワイト」を特色ホワイトの上に重ねています。

後は「SR-250Ri」のグレーですが、こちらは当店にインクの在庫が無かったので、現在そちらを取り寄せ中です。既に黒でのテスト印刷は済んでいますし、MDプリンターでの印刷にとても詳しい知り合いの塗装屋さん(G-SHOCK塗装屋さん)に色味を確認して貰っているので問題は無いかと思います(色々とご教授頂き有難う御座いました!)。

念の為ですが、デカールの作製は塗装の付帯作業と言う事で、これ単体ではお受付しておりませんのでご了承下さいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

エアガンパーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたエアガン用の亜鉛ダイキャスト製部品の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々サンドブラスト処理がされた状態で、前回ご依頼頂いた時と同じ内容で今回も承りました。

 塗装は艶消しの黒で、クリアーは塗らない【激安コース】の仕様となります。

 クリアーを塗らないので無用に膜厚がつかず、クリアランスの厳しい今回のような部品にはお勧めの仕様となります。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難う御座いました!

エアガンパーツ 本塗り

 先日お預りしておりました、亜鉛ダイキャスト製のエアガンパーツです。

 前回と同様にリン酸処理などは行わず、シンナーを使っての洗浄&脱脂だけの下地処理となります。

 まずはプライマーを塗布します。

 前回の仕上りが気に入られたとの事で、今回も同じくベースコートの黒にフリップコントローラーを10%程入れ、またクリアーを塗らない【激安コース】の仕様ですので、ベースコートに直接硬化剤を10%程入れて塗っています。

この後は通常通り60℃40分程の熱を掛けて硬化させ、数日寝かしたら完成となります。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ロボット「Robi」追加パーツ 黒 塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」の追加パーツの黒系部品13点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

こちらと一緒にお預りをした白と水色系のパーツは既に先日完成しておりまして、そちらには樹脂素地の色がグレーの物もありましたが、今回はすべて黒そのままとなります。

 塗装はいつも通りで、ベースコートの黒を塗布し、艶消しクリアーを塗った2コート塗装となっています。

 艶消しクリアーは艶ありのクリアーと同様、2液性のアクリルポリウレタンクリアーとなります。

 ですので塗膜の強度は自動車ボディと同様とお考えいただいて大丈夫です。具体的には、古いフェラーリのサイドシェル下部の艶消し黒を再塗装する場合は、これと同じ仕様になるかと思います。

 こちらは自然光下で撮影した画像です。

 どの画像もサイズの縮小以外は未加工です。

 ビスのネジ穴や、ピニオンギアが入る箇所はマスキングをして塗装しているので、それらの組み付けを阻害する事は無いかと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

ロボット「Robi」追加パーツ 黒 本塗り

 4月頃にお預りしておりました、ディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」の追加パーツの黒系部品13点です。白と水色は既に先日完成しておりまして、こちらが最後の部品となります。

 全体を軽く研磨後、リサイクルしたシリコンオフを貯めた容器に部品を沈め、スプレーガンに入れた綺麗なシリコンオフで洗い流すようにして脱脂処理を行います。

 その後綺麗なウェスで拭き取りつつしっかりエアーブローをし、ネジを穴に入れてマスキングをします。

 各部品の作業内容が判り易いよう、色の着いたシールを貼っておきます。

 モーターのピニオンギアが入る部分には塗料が着かないようマスキングをします。

 台に並べ、よくエアーブローをして埃を飛ばします。

 埃が無くなったらプラスチックプライマーを塗布して本塗り開始です。

まずはベースコートの黒を塗りますが、ABS樹脂は表面が多少溶剤に侵されやすい樹脂でもあるので(ABSの種類にもよります)、ペーパーを掛けた箇所の模様がハッキリと出たりします。クリアーを塗れば問題はありませんが、これがシルバーなど淡いメタリックの場合はそのまま残ってしまうので注意が必用です。

ちなみに自動車部品に使われるABS樹脂は比較的耐溶剤性が強いのでここまで侵されたりする事は無く、逆にパソコン関係に使われるABS樹脂は弱い傾向にあるようです。酷い場合にはジェッティングやフローマーク(溶けた樹脂が流入して出来る模様)がハッキリと現れ、どうにもならなくなる事もあります。

 ちなみに今回のパーツは、表面が多少梨地っぽくなっていた物もあり、ただ艶消し仕上げなので殆ど影響はないかと思っていましたが、結局これがクリアー(艶消し)を塗った後まで残ってしまい、実は全てのパーツを塗り直す事にしました(上の画像はクリアーを塗る前です)。

と言う訳で、こちらが二回目に本塗りを終えた時の画像です。最初に本塗りした後に強制乾燥硬化させ、再度足付け処理を行い、ベースコートから塗り直しています。

全部を塗り直した理由としては、一個だけの塗装だとそれだけ艶の感じが変わってしまう事と、また 全体に前回塗った時よりも艶が残ってしまっている気がしたので、どうせならと言う事で全て塗り直しています。さすがに最初の頃のように40個となると厳しいですが、今回は13個なのでそこまで手間ではありませんでした(いや、実際のところは余分に一日が消失してしまった訳ですが・・・)。

 と言う訳で、本塗り後一時間くらい経過して艶が消えてきた状態です。

 前回塗った時は気温が低かったのでシンナーは(揮発が)早めの物を使っていましたが、今回は30℃越えなので一つ遅いタイプに替え、それによって艶の質感が変わってしまったのだと思います。

 と言う訳で、前回と同じような塗り方を心掛けて塗り直してみました。

 塗り直しで怖いのは「チヂレ」ですが、恒温器は省エネなので、60℃~50℃で3時間くらいしっかり熱を掛ける事で安心して作業が出来ます(実際に電気を消費しているのは最初の1時間だけで、断熱性があるのでその後は放置していても50℃までを3時間くらい維持出来ます)。

この後は再び一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて硬化させます。

二度塗りで梨地も払拭出来たかと思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!