SHURE SM58マイク カモフラ塗装 色確認

 先日お預りしておりましたSHURE SM58マイクは「ピンクカモフラ」で承っておりまして、またその一部を「グレー」に置き換える内容でご指定を頂いておりますので、まずはそれの色を決める作業となります。

尚画像に映っているマイクは色見本用の物で、本物のマイクでは無くシリコーン樹脂で型を取ってレジンを使って複製した物となります。当然ですがマイクとしては使えなく、あくまでも色見本用の物となります。

 以前に作成した色見本のマイクのピンクカモフラはこの4色から成っていて、今回はこの一番薄いピンク(左上)をグレーに置き換える事とします。

 一応イメージイラストを作製してみました。一番薄いピンクがグレーに置き換わっているのが判ると思います。

 グレーはRALカラーの色見本帳から選ぶことにしました。

ちなみに色見本帳と言えば以下のようなニットコウ(日本塗料工業会)の物がメジャーですが、これで色を見つけても配合データが存在しなく、結局二度手間になってしまうので私は殆ど使っていません。ちなみにこれを見本としてメケン(目検討)で色を作製した場合、後で何かしらの理由で同じ色を作らなくてはならなくてもそれが出来ません。配合データを残したい場合は、色を足したら毎回それを計りながら記録する必要がある為(さらに厳密には塗って減った分も差し引く事が必用)、信じられない程の手間が掛かります。

以前PANTONEの色見本をSTANDOXのデータに置き換えたくてそれらしい事を実際に試した事がありますが、まさに地獄のような作業でした。

 その点こちらのRALカラーは誤差こそあれ配合データがあるので(STANDOXの場合)、後で「全く同じ色を作る」と言う事が可能になるのです。

グリルボールのメッシュ(網)の部分も一番薄いピンクなので、こちらもグレーになる予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

アルファロメオヘッドカバー 色検証

 先日お預りしておりましたアルファロメオGT 2.0 JTSヘッドカバーの塗色を検証しました。

今回はヘッドカバーと一緒にPANTONEのカラーチップを添付して頂きまして、こちらの「187C」なる色は、フェラーリの赤(画像にあるロッソコルサ300)より茶色寄りの筈なのですが、実際の色見本と比べてみるとピンクに見えるくらい白い(淡い・明るい)感じです。

「???」な感じがしますが、この辺が印刷と塗装との違いでして、やはりと言うか実際に塗装した物と見比べてみないとこういった事は判らないものです。

画像は色見本帳から適当な赤を選んで並べた物で、どちらも同じソリッドカラーの赤ですが、右側が「鮮やかな赤」、左側が「落ち着いた赤」といった色味となります。

 先程と同じ様に、右側が鮮やかな赤で、左側が落ち着いた赤の色見本に分けてみました。

今回は左側の「青黒い赤」の中から選ぶような感じにします。

 尚、今回のパントンの色に近い色見本と言うのも見つかったのですが、ピンクが濁ったような色で、塗装として見ると全然綺麗ではありません。

また参考までに、アルファロメオの代表的な赤「ロッソアルファ」(カラーコード:130)とも見比べてみました。大分違いますよね・・・。

尚、今回のイメージとしては、「余り派手派手しくない反面、濁りは感じられないような落ち着いた赤」といった色にしようと考えておりますが、そういった事から考えるとフェラーリの赤でも悪くは無く、ただそれよりも多少なり青黒い色味と言う事で、

 こちらのホンダミラノレッド(カラーコード:R81)にしようと思います。

こちらは以前施工した日産L型ヘッドカバーにも採用した色で、一見派手に思われがちですが(オーナー様もそう感じられているかと思います)、フェラーリのロッソよりも落ち着いた色味で、今回御希望されるイメージに丁度良いのでは、と思った次第です。

またこちらのR81の配合データの色見本は4種類ありますので、その中から一番青黒い色(最下段milano red/BL.D)を採用しようと思います。

作業着手はまだかなり先になるかと思いますが、進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう暫くお待ちくださいませ!

液晶モニターカバーパネル 色確認

先日お預りしておりました車載用液晶モニターです。お待たせしておりましたが作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

色はこちらの部品の近似色と言う事で承っていますので、色見本帳からこれに近い茶色を探します。

自動車の外装色にこういったソリッドカラーの茶色は殆どありませんが、一部内装用の色見本帳もありますので、その中から近い色を探します。

 それぞれの色見本には小さい穴が空いていて、

 それを作りたい色の部品に重ねる事で色の相違が判るようになっています。ただぶっちゃけ、これで色が判る程簡単な事では無いんですけどね(苦笑)。

と言う訳で、近似色としてはGeneral Motorsの「Dark Beige」(カラーコード:64DN)で、スタンドックスのサイトから配合データをダウンロードします。

 実際に色を作り、見本で確認します。

 塗料は乾くと表面も透かしも黒くなる傾向にあるので、色板にスプレーしてよく乾燥させます。

艶消しでの調色作業は、色を塗った後に実際に艶消しクリアー(2液ウレタン)を塗装し、本塗りと同様熱を掛けて完全硬化させてから色を確認する必要があります。ただしそうなると一回色を見る度に小一時間掛かってしまい、とても現実的ではありません。

ですので簡易的な方法としては、見本と色板両方につや出し材(シリコンオフや中性洗剤を混ぜた水等)を塗って色を確認するなどの方法を行います。

既にロゴ作製の作業も行っておりますので、後日そちらも紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

デジタルカウンター塗装承ってます

 先日到着しておりましたデジタルカウンターです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 塗装するにはこのままでは対応が出来ないのですが、見える所に普通のネジで固定されているので分解はさほど難しい物では無いと思います。

尚簡単な物であれば分解はサービスでお受付しておりますが、それによって生じる破損や紛失・故障などには一切の補償が出来ませんのでご了承下さいませ。また電気製品やカメラなど精密機械は対応が出来ません。塗装を御希望の際にはメーカーや専門店にてご相談を頂ければと思います。

 ご依頼を頂いている色は「淡いピンク」で、色の参考にこちらのパッケージを一緒に送って頂きました。

 ちなみにお貸出し出来る色見本は自動車用として市販されている物のみで、今回のようなパステルカラー調の淡い色に関しては独自に色見本を作製しておりますがこちらはお貸出しには対応しておりません。

ですので今回のような色の見本となる物を一緒に送って頂き、こちらで色見本からそれに近い色を選ぶ、と言う方法となります。これであれば調色費は掛かりませんのでお勧めでもあります。

 色見本の中からそれらしい色を選び、並べて比較をしてみます。

 結果としてはこちらの最も淡いピンクが一番近い色となりました。

 こちらは入口付近の自然光で見たところで、

こちらは外の自然光で見た状態です。

当初は蛍光ピンクになるかと思っていましたが、通常の塗色で問題無いようです。

尚仕上げは「艶あり」で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

キャンディーレッド テスト塗装

先日お預かりしたBRZテールランプの塗装に、新たに採用しようと思っていた塗料が届きましたので早速テスト塗装を行って色味や質感などを確認してみました。

結果からすると今まで使っていた2色と遜色は無く、と言うかそれらと何が違うのかは判らない感じでした(そもそも主となるバインダー(樹脂)自体は同じなので、塗った感じもどれも同じにはなるのです)。

ただ一応メーカーからはお墨付きを頂いていますし、色味(と肝心の透明度)は全く問題無いので今後はこれを採用していこうと思います。

また色見本は別途曝露テスト用の物も一式作成しましたので、それぞれ3種類を同じ条件下に置いて経過を確認します。

ある程度内容が纏まったら社外記でも紹介しますので、宜しければそちらもご確認を頂ければと思います。