GSX-S1000GTテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたGSX-S1000GT純正テールランプです。

被塗面(レンズ)は#800~#1300で足付け処理がしてあって、これによりこれから塗装する塗料が十分に密着する事が出来ます。逆を言うとこれを行わないでツルツルの状態で塗ると、最初は良いのですが経年で塗膜はペリペリと剥がれてきます。ネットが普及してからは悪評が広がり易くなったからかそういった事例は少なくなりましたが、昔はこの足付け処理無しで塗る塗装が意外と横行していて(特に販売前の中古車)、それの尻拭いをする事が何度もありました。これをやられると部分的な修理でも結局全部剥がさないといけないので本当に大変な事になるんですよね。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。最初はムラにならないよう含有量を控えめにした極薄いスモーク(ベースコート)から始めます。

画像はスモークを1コート塗った状態で、ここから徐々に含有量を増やして塗り重ねていきます。

レンズ系塗装の場合は、内部に透過した光が反射して戻ってくるので、見え方としては(濃さとしては)コート数の倍になります。3コート塗ったら6コート分の濃さになって見える訳ですね。

なのでコート数を増やすとあっという間に黒くなりますから、それを想定して塗料中のスモーク含有量を調整しながら塗り重ねていきます。

画像では5コート塗り重ねた状態で、全てのコートでスモークの濃さを変えています。

 今回はこちらの濃さを参考にと承っていますので、その時の画像を見ながら濃さを調整しています。

スモークの濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ等透過性塗装 下準備

次回の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズ系パーツです。

GSX-S1000GTテールランプ塗装承ってます

NDロードスターサイドマーカー塗装承ってます

今回はまだ数が集まっていないのでタイミングとしては早いのですが、別途私個人で趣味的に作っている色見本キーホルダーのパーツで塗りたい物があるので、そちらとタイミングを合わせようと思った次第です。

この様な感じで、レーザーカットしたアクリル板に透過色=キャンディーカラーを塗装しています。本当は新色=キャンディーカラーの艶消し仕様を作りたかったのですが、11月のデザインフェスタまで時間的に厳しいので、足りないパーツのみ補填して間に合わせようといった感じです(最近は企業様案件が増えてさらに忙しくなってしまいまして…)。

被塗面(レンズ)以外の箇所をマスキングします。

GSXのテールランプは干渉防止のゴムが貼ってあったので、位置確認の為に撮影をし、

それを剥がして足付け処理を行いました。

本塗りのタイミングはまだ先になりそうですが、塗れる状態にしておけば同系色(キャンディーカラー)で一緒に塗れるので効率良く出来るという訳ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スーパーカブウィンカーレンズ2セット塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスーパーカブ2台分の純正ウィンカーレンズ一式塗装、本日完成となります。

最初の状態を紹介します。

元々はこのように、

クリアーレンズだった物に、

透過性の橙=オレンジキャンディーカラーで塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

いつものイエロー:オレンジ=5:1だと赤味が少なかったので、10年前にご依頼頂いた時の画像を参考に途中からイエロー=オレンジ:1:1の配合率に変えて塗装を行いました。

こちらのレンズは前回と同じく一部をクリアー抜きとしています。

塗り分けのラインは内部反射板の壁の位置を参考にしています。

 

またこちらのC125リヤウィンカーは、

後ろ側を艶あり黒に塗装しています。

最初にレンズ全体をオレンジキャンディーで塗装し、

その後熱を入れて完全硬化後に黒い部分と、全体にクリアーコートしています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スーパーカブウィンカーレンズ黒部 本塗り

先日オレンジキャンディーで本塗りを終えていたホンダスーパーカブのリヤウィンカーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

尚、今回はこちらのレンズの背面=反射板部分を黒色で承っていますので、

先日塗装したレンズ部全体を足付け処理し、

前面のオレンジ部をマスキングします。

元々この部分(背面)は内部に反射板が入っているので光らない構造になっています。今回はそのメッキを見えなく無くするブラックアウト化ような感じですね。

ベースコートの黒を塗りました。

マスキングを剥がし、

全体にクリアーを塗ったら本塗り完了です。

最初の時と同じく、2度目のクリアーを塗ったら直ぐにフチのマスキング を剥がしておきます。

本来ならこの黒くなった部分から内部の反射板が見えるところを目立たなくしている訳ですね。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スーパーカブウィンカーレンズ2セット 本塗り

先日下準備を行っておいたスーパーカブ2台分のウィンカーレンズ一式です。

最終脱脂処理を行い、よくエアーブローをして埃を飛ばします。

被塗面は勿論ですが、裏側や持ち手の部分にも埃はついているので、全体を満遍なくそして強力にエアーブローします。

エアーブローは被塗物だけでは無く作業者(私)体やスプレーガンなどもしっかり行います。

こちらのウィンカーは背面部分を黒で承っていますが、

とりあえずは他の物と同じく透過性の橙=オレンジキャンディーで塗装します。

こちらのレンズは一部をクリアー抜きにしますので、オレンジに塗りたくない箇所をマスキングします。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

 

続けていつものイエロー:オレンジ =5:1の透過色=キャンディーカラーを塗布します。

2コート塗った状態ではイエローにしか見えませんが、赤味は強いのでこのままコート数を重ねていくとオレンジになっていきます。

が、以前塗った時に比べると明らかに赤味が足りないので、

ここから色を変更して、イエロー:オレンジ=1:1のキャンディーカラーに変更しました。

画像は全部で4コート程塗った状態で、以前施工した時の色味に近づいたと思います。

クリアー抜き部分のマスキングを剥がし、プラスチックプライマーを塗布します。ちなみにプラスチックプライマーを塗ってからマスキングをするとくっ付き過ぎて糊が被塗面(レンズ)の方に残ってしまうのでNGです。どうしてもその順番でやりたい場合にはプラスチックプライマーの上にベースコートクリアー(透明なベースコート)を塗ります。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

こちらのウィンカーは背面を黒でご指定頂いていますが、とりあえず一旦クリアーまで塗ってしまいます。まとめてやろうと思えば出来ない事も無いのですが、万が一の失敗(部品交換)を避ける為の安全策ですね。

尚、見える部分は正面=上の画像だと右側のみなので、背面(左側)はオレンジはしっかりは塗っていません。

ちなみに今回は事故によってレンズが損傷した為でのご依頼でしたが、

レンズ一個だけを塗っても他のレンズと色味が変わってしまう為、1台分セットでご用意頂いての塗装となっています。

自動車のボディカラー=下地を完全隠蔽しつつ配合データから計量調色出来るのであれば100%に近い数値で元の通りの色を作る事が出来ますが、今回のような透過性の塗装だと塗料中の顔料含有率や塗り方で簡単に色味が変わってしまいますので、たとえ塗り直すのが一個だけでも全部一緒に行うが基本となります(そういった理由から恐らく部品代も塗装費も相手方の損害保険で賄えたかと思います)。

フチのマスキングは2コート目のクリアーを塗り終わったら直ぐに剥がしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

背面を黒に塗るウィンカーは下地処理(足付け処理)とクリアーコートも今回と同じようにレンズ全体に塗るようにします(なので2個分+マスキング費となります)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!