レヴォーグテールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたスバルレヴォーグの純正テールランプです。

塗装ブース内の床と壁と塗装台と棚板は前日までに高圧洗浄機を使って埃を綺麗に洗い流してあります。

最終脱脂をしたらタッククロスとエアーブローで被塗面についた埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗布します。

続けてベースコート=スモーク塗装を行います。

濃度はこの時のスモークを参考に、スモーク含有量を減らしたベースコートを塗り重ねて少しずつ濃くしていきます。

ベースコートは一度に厚塗りをするのが厳禁で、かつドライコートで肌を荒らす事もNGなので、ウェットコート→しっかり乾燥(今の時期だと15分くらい)を繰り返して行います。4コート塗るのに1時間掛けるような感じですね。

濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この時期だとブース内の雰囲気温度が16℃くらいで湿度が40~50%、塗装するには丁度良い季節だと思います。

ただ20℃以下になるとクリアーの粘度が高くなるので、この場合はクリアー缶を湯煎して温めるか、クリアーを入れたスプレーガンをコンプレッサーのヒーターコアの上に置いて温めたりして塗り易くする必要があります。

また湿度が落ちると静電気が発生してゴミが付着し易い為、ブースの床に水(お湯)を撒いて湿度を上げたり除電ガンを使ったりもしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ等透過性塗装 下準備②

先日に引き続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプとなります。

足付け処理をする際には研ぎ粉が出るので、それを行う前に裏側をマスキングします。

こちらのダイハツミラのテールランプは黒い枠の部分の塗装も承っていますので、その部位のフチまでをマスキングします。

表側にするとこのような感じですね。劣化して白っぽくなってしまった枠を今回の塗装で一緒に黒くするという算段です。

フチは#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で、表のレンズ面は同じく#800~#1300相当のアシレックスレモン~オレンジで足付け処理を行います。作業前と後にはシリコンオフでの脱脂清掃も行っておきます。

尚、今回こちらのミラのテールランプはレンズの一部にひび割れが生じている為、先にクリアーだけで下塗りを行っておく事にしました。

判り難いのですが、透明なレンズ部の端から赤いレンズ部にヒビが入っています。

こちらは透明レンズの曲線に沿って赤いレンズ部の内部に割れが生じています。

今までの経験上こういったヒビであれば水漏れは起きていないので問題は無いかと思いますが、透明な着色=スモーク塗装を行った場合、このヒビにスモークが入り込むとさらにヒビが目立ってしまう為、予めクリアー=透明な被膜で覆っておこうという作戦です。

塗装自体はいつもの通りで、脱脂清掃後にプラスチックプライマーを塗布し、

続けてトップコート=クリアーを塗ります。

ちなみにこのトップコート中にスモーク用の塗料を混合すればこれだけでスモーク塗装完了=かなり早い時間で本塗りが完了出来るのですが(そして費用も落とせるのですが)、そうするとスモーク濃度の調整がかなり大雑把になり、また表面張力でクリアーの厚みが着く箇所のみ濃くなったりと芳しくない仕上がりになってしまう為、基本的にスモーク塗装はベースコート+トップコートの2コート仕上げとしています。耐久性(耐候性)についてもその方が良いので間違いはないかと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ等透過性塗装 下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ系パーツ一式です。今回は4輪車のテールランプ3セットで合計8部品、塗装内容はスモークのみとなります。

レヴォーグテールランプ塗装承ってます

ダイハツミラ(L700)テールランプ塗装承ってます

ポルシェカイエンテールランプ塗装承ってます

テールランプの裏側は形状が歪で、タオル等で拭くだけでは綺麗にし難いので、

水にぬらしたブラシや綿棒などを使って汚れを洗い流します。

内部に水が入らないよう注意します。あと水分が残ったまま養生してしまうと蒸発した水分が水抜き穴から中に入ってしまうのでしっかり乾燥させておく事が大事ですかね。

こちらはミラのテールランプです。タオルではここは掃除出来ないですよね。

水抜き穴は下を向いているので、洗浄の際には天地の向きを逆にしないようにして行います。エアーブロー時も同様ですね。

レヴォーグのテールランプは新品なので、電球穴をマスキングしてエアーブローのみ行っておきます。

この後よく乾燥させたら被塗面以外をマスキングし、足付け処理を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レヴォーグテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルレヴォーグの純正テールランプ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装べた塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

濃度については参考となる画像をご指定頂いていますのでそちらを紹介します。

最初のお問合せでは「極薄めと薄めの中間」といった文章でスモークの濃さをご指定頂いたのですが、同じスモーク塗装でも画像によって濃さが変わって見えてしまうので、最近では今までの完成画像の中からご希望の濃さの物を選んで頂き、それを見ながら濃度の調整をするスタイルにしています。この方がお互いイメージを共有し易いのではと思っています(少なくとも私はこの方が安心して塗れます)。

上記はフォレスターの純正テールランプで、こちらのページから他の画像も見れますので宜しければご参照くださいませ。

当店は受付窓口を設けていませんので、ご依頼を頂く場合には製品を発送して頂く形となっていますが、

テールランプに使われているPMMA=アクリル樹脂は比較的割れやすい為、輸送中にこういったレンズの角などが割れて届く事が時々あります(2年に一回くらい)。

運送会社さんとしては、「外箱に損傷が見られなければそれはユーザー側の梱包不良」として補償外になってしまいますから、その点にだけ注意をして頂ければと思います。プチプチで巻いただけだとこういった角は殆ど無防備ですから、余裕を持ったサイズの段ボール箱に新聞紙などの緩衝材をタップリ入れて頂ければと思います。イメージとしては段ボール箱の中で部品が宙に浮いているような感じですね。

尚、今回は新品購入時の箱のまま送って頂いたので全く問題ありませんでした。これなら間違いは無いですね。ただ新品時はレンズ面が固定用の段ボールにしっかり当たった状態になる為、塗装後にこれと同じようにすると長時間強い力が塗装面に加わる事でその跡が着いてしまう恐れがある為、少し変えた方法にするようにしています。今回は純正の箱なのでそのまま使えますが、送った時より戻って来た時に段ボール箱が大きくなっているのはこれが理由ですね。割れやすい箇所は勿論、塗装したばかりの物には極力ストレスの無いようにして梱包する必要があるのです。何卒ご理解頂ければと思います(宅配ボックスに入ると思っていたのに入らないサイズになって戻ってきてる!という場合は何卒ご容赦頂ければと・・・)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせていただきます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルレヴォーグテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルレヴォーグ純正テールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

この時のWRXテールランプを参考に濃度を調整してスモーク塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

比較的薄いスモーク塗装で、言われなければ気付かない程度の濃さとなっています。

というのも、恐らくメインはこちらのテールランプの加工で、

どういった内容なのかは不明ですが、こちらは土台部分を一度切り取られて内部を加工後、元に戻された形跡があります。

スモークが思ったよりも濃くなり過ぎて使い物にならなくなってしまうとそもそもの計画が無駄になってしまいますから、その辺も想定して今回の濃さにしているのだと思います。

ただし見る人が観ると(純正と並べて見比べると)その差は十分感じられるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!