先日到着しておりましたHEAD社のテニスラケット3本+見本1本です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
黒いラケットは表面の被膜がベトベトになっていて、これと似たような物としては、少し前に施工したBeolab3のスピーカー筐体が同じような感じです。ただ今回は素材が金属では無いので溶剤浸け置きは出来ませんから、手作業でこれらを除去する方法になるかと思います。
もう二つは比較的状態が良いのですが、表面のクリアーがペリペリと剥がれてしまうとの事で、これらも一旦全部剥がし、下地を整えてから上塗りを行うようにします。塗装は3本とも全て艶ありの黒、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。
尚こちらのラケットは見本用として一緒に送って頂きました。グロメットを装着すると見えなくなってしまう箇所等を参考にさせて頂こうと思います。
以前施工したラケットも紹介させていただきます。
見た目としてはこの時のWilsonのラケットと同様、艶あり黒の塗装となります。
他には艶消し黒で仕上げたBABOLATのラケットなどもあります。
尚、今回は重量増を抑えたいというご希望もありますので、グロメットで見えない部分についてはこの時のような感じでサフェは少な目にしようと思います。
またテニスラケットでは無いですが、重量について判り易い施工事例があるのでそちらも紹介します。
この時施工したcannondaleのカーボンフォークは、元々塗ってあった塗膜を削り落として塗り直したところ、元の重量よりも軽く仕上がるという結果になりました。
今回の場合だと黒いラケットの被膜(ラバーコート)が重たそうなので、もしかしたら再塗装で軽くなるかも知れませんね。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!