スバルエンブレム(表スモーク/裏赤+枠艶黒)メッキ枠 本塗り

少し前に下準備を行っていたスバルエンブレムのメッキ枠です。その後60℃40分程の熱を何度か掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

スバルエンブレムは現在3台分(5個)を並行して作業していて、それぞれのメッキ枠も一緒に作業しているのですが、内容が分かり易いようそれぞれを別けて紹介させて頂きます。今回は4月にお預かりしていた以下リンク先のエンブレムですね。前後で比較的似た形・サイズの物となります。

スバルエンブレム(表スモーク/裏赤+枠艶黒)塗装承ってます

2液のウレタンサーフェサーはプラモデル等に使う1液の物とは違って比較的固いのでいきなり#1500とかで研いでも歯は立たなく、なので最初は#600~#800で凸凹した塗り肌を削り落とし、その後#1200~#1500でペーパー目を均し、最後にペーパーの入り難い箇所や下地が露出しやすいフチを当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。

今回並行して作業を行っているスバルエンブレムのメッキ枠は全て「艶あり黒」なので、これらの本塗りは一緒に行っています(紹介はそれぞれ別にするようにします)。

今回紹介するのはこちらの2個ですね。

裏側に突起があるのでそこにオーナー様のイニシャルの印をつけてマスキングし、さらにそこをワニクリップの固定箇所にしています。

脱脂清掃後、エアーブローをして埃を飛ばしたらベースコート(黒)を塗布します。

模型塗装や自家塗装などのスプレーのやり方として、「ハジキ」を嫌う為にドライコートを推奨される事がありますが、自動車補修塗装でそれを行うのはNGです(塗料メーカーのマニュアルにもそういった記載は無く、何度か受けた講習でもそう習ってます)。まず塗料が弾かない環境=しっかりとした脱脂作業とクリーンなエアー供給(エアーフィルター)を徹底し、最初の1コート目からウェットに塗りこみます。そこでハジキが出たら作業環境や設備に何かしら問題がある筈なのでそれを解消させます。

ベースコートは「ウェットコート→フラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)」を3~5回を繰り返し、極力肌を荒らさないようにします。ここでツルンとした肌にしておけば、この後クリアーを塗って乾燥硬化後も艶のある仕上がります。逆にここで肌を荒らすとどれだけクリアーを艶々に仕上げても乾燥硬化後に艶引けを起こしてしまいます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

尚、中央に嵌るアクリルプレートは現在裏側のキャンディーレッドまで塗装が終わっていて、次はいよいよ表面のスモーク塗装となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

他のメッキ枠も後日改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!(現在企業様案件が多くありまして、ただそちらは掲載出来ないのでそれぞれ別けて紹介をしているという所もあります)。

GRスープラミラーカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタ純正GRスープラのドアミラーカバーです。こちらのオーナー様は先日同車リヤトランクスポイラーの塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き誠にありがとうございます!

現状は黒い樹脂素材の上につや消し黒に塗装された状態で、前回と同様こちらをトヨタ純正色の「ホワイトメタリック」(カラーコード:D01)に、クリアーを高品位なタイプのクリスタルクリアー への変更で承っています。

よく見るとブツブツとした肌になっているので、足付け処理の前にある程度表面を研磨して均しておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルエンブレム(93033AG043)裏塗り

先日下準備を行っておいた小さいサイズのスバル純正エンブレムアクリルプレートです。背面の青い被膜と六連星のメッキを剥がし、裏と表の両面にクリアーで下塗りを行っています。

まずは裏側を塗るので、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。並行して作業している他のエンブレムも一緒に行っておきます。一緒に行っているのは先日紹介した、背面をキャンディレッドにしたエンブレム2セットですね。

よく脱脂清掃後、

エアーブローをして埃を飛ばします。ここで異物が入ると取れなくなってしまうので、タッククロスも使って念入りにチェックしておきます。既にクリアーを塗ってあるのでここでプラスチックプライマーを塗る必要はありません。

まずは粗目のシルバーメタリック=スタンドックス原色のMIX598を塗布し、続けてVW社のリフレックスシルバー(LA7W)を塗布します。MIX598だけだと隠蔽力が弱く透けてしまうので2段階に塗り重ねています。

ちなみにMIX598にする箇所は六連星の部分だけなので、

この後指触乾燥したら、

研磨して六連星以外の塗膜を除去します。

塗り分ける箇所のエッジがしっかり立っているのでこの作業はそんなに難しい訳では無く、ある程度意識して寧寧に削ればこの様な感じに仕上がります。逆にこれをマスキングでやるのはかなり難しいです。

その後よく乾かしたら表面にマスキングテープを貼って段ボールに固定し、

黒メタリックを塗布します。

黒メタリックが乾いたら表側のマスキングを剥がして確認します。

今回使用した黒メタリックはメルセデスのマグノナイトブラック(カラーコード:056)で、この色の特徴としては青緑掛かった色味&粗めのメタリックが使用されていて、この後に表面に塗る透過性の赤の色味を打ち消して黒く見せる為ですね。赤と青緑は反対色なので、これらが重なると色味が相殺されて黒っぽくなります。またメタリック感が出来るだけ残るよう、粗目の物が使われている物にしました(同じく最粗目メタリック原色であるMIX598が使われています)。適当に黒とメタリックを混ぜて作った方が作業的には楽なのですが、後から「リヤのエンブレムも同じように」となった場合同じ色は作れないですからね。

色味の確認が終わったら最後にクリアーを塗って裏側の本塗りが完了です。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次はいよいよ表面に透過性の赤=レッドキャンディー塗装となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レヴォーグテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルレヴォーグの純正テールランプ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装べた塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

濃度については参考となる画像をご指定頂いていますのでそちらを紹介します。

最初のお問合せでは「極薄めと薄めの中間」といった文章でスモークの濃さをご指定頂いたのですが、同じスモーク塗装でも画像によって濃さが変わって見えてしまうので、最近では今までの完成画像の中からご希望の濃さの物を選んで頂き、それを見ながら濃度の調整をするスタイルにしています。この方がお互いイメージを共有し易いのではと思っています(少なくとも私はこの方が安心して塗れます)。

上記はフォレスターの純正テールランプで、こちらのページから他の画像も見れますので宜しければご参照くださいませ。

当店は受付窓口を設けていませんので、ご依頼を頂く場合には製品を発送して頂く形となっていますが、

テールランプに使われているPMMA=アクリル樹脂は比較的割れやすい為、輸送中にこういったレンズの角などが割れて届く事が時々あります(2年に一回くらい)。

運送会社さんとしては、「外箱に損傷が見られなければそれはユーザー側の梱包不良」として補償外になってしまいますから、その点にだけ注意をして頂ければと思います。プチプチで巻いただけだとこういった角は殆ど無防備ですから、余裕を持ったサイズの段ボール箱に新聞紙などの緩衝材をタップリ入れて頂ければと思います。イメージとしては段ボール箱の中で部品が宙に浮いているような感じですね。

尚、今回は新品購入時の箱のまま送って頂いたので全く問題ありませんでした。これなら間違いは無いですね。ただ新品時はレンズ面が固定用の段ボールにしっかり当たった状態になる為、塗装後にこれと同じようにすると長時間強い力が塗装面に加わる事でその跡が着いてしまう恐れがある為、少し変えた方法にするようにしています。今回は純正の箱なのでそのまま使えますが、送った時より戻って来た時に段ボール箱が大きくなっているのはこれが理由ですね。割れやすい箇所は勿論、塗装したばかりの物には極力ストレスの無いようにして梱包する必要があるのです。何卒ご理解頂ければと思います(宅配ボックスに入ると思っていたのに入らないサイズになって戻ってきてる!という場合は何卒ご容赦頂ければと・・・)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせていただきます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルエンブレムアクリルプレート裏吹き

先日表面のクリアー下塗りを終えていたスバル純正エンブレム2セットです。以下の2点ですね。今回は裏側を塗るので、ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って足付け処理を行います。また六連星のメッキを剥がしている小さいスバルエンブレム(93033AG043)は別工程で塗りますが、下地処理は並行して行っています。

スバルエンブレム(表スモーク/裏赤+枠艶黒)塗装承ってます

スバルエンブレム(表スモーク裏赤:枠艶黒)塗装承ってます

裏側も一旦クリアーで下塗りを行っているのでここでプラスチックプライマーを塗る必要はありませんから、

よく脱脂清掃し、タッククロス(粘着剤がついた不織布)とエアーブローでしっかり埃を飛ばします。ここで異物が入ると表側から見えてしまうので念入りにチャックしておきます。

まずは透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

ちなみにキャンディーカラーと言えばハウスオブカラーが有名ですが、当店ではこちらはマイクへの使用がメインで、今回のような外装パーツには別のキャンディー塗料を使用しています。どちらもネックなのは、こういった塗料の値段が当時に比べて3倍くらいにまで上がってしまった事、しかもこれがここ数年で急激に起きている事です。円高になって輸入塗料が下がったというのは今まで一度も無かったので(少なくとも私が使ってきたDUPONTとSTANDOXでは)、これらは今後塗装費用に転嫁するしかないのが現状です。何卒ご理解を頂ければ幸いです。

キャンディーカラーは一度に塗るとムラ・ダマが生じるので、ここでは3~4コートに分けて塗り重ねています。

裏側にマスキングテープが貼ってある為にこの状態では色味が判らないですから、

一部のマスキングテープを剥がし、

反射フィルムに当てて色味を確認します。主に濃淡ですね。テールランプ等の外装に使うレッドキャンディーは対候性が高いように作られている為か、塗り重ねると色味が濃くなっていき透明度も低くなってしまうので、丁度良い塩梅にする必要があります。テールランプなら塗りながら見れるのですが、こういったエンブレムだとそうもいかないのでこうやって途中確認を行っています。

続けて粗目のメタリック=STANDOX原色MIX598を塗ります。

再度マスキングを剥がして確認します。多少シルバーやミストが食み出ていますが、この後表面にスモーク塗装を行う際に研磨するので問題ありません。

テンションが上がりますね!

尚、粗目のメタリックMIX598だけだと隠蔽力が低く透けてしまうので、念のたVW社のリフレックスシルバー(LA7W)を重ねておきます。

そして最後にクリアーを塗って裏側の本塗りが完了です。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次はいよいよ表側のスモーク塗装ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせていただきます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!