ルノー純正シャークアンテナ 本塗り

先日調色作業を行なっておいたルノー純正部品のシャークアンテナです。

元々新品塗装済み品だったので傷などは無く、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行いました。

フチは台座のゴムで隠れますが、一応内側までしっかり色を入れておくようにします。この辺はプラスチック素地が露出しているのでプラスチックプライマーも塗っておきます。

まずは下色として適当な白(VWキャンディホワイト)を塗ります。

今回は3コート塗装となるのである程度の膜厚が付きますから(6コート程)、ベースコートにはハードナーも添加しておきます。

続けてカラーベースのイエローを塗布します。このカラーベース自体も隠蔽力が弱く、そのまま黒の上に塗ってもコート数が多くなってしまう為、その防止として白を塗っています。

白+カラーベース3コートで、合計4コートとなります。ここでもベースコートにはハードナーを添加しています。

そしてパールベースを塗ります。

本体スタンドックスの溶剤型ベースコートではハードナーの添加は必要なく、それの理由としてはこの後に塗るクリアー中のハードナーがベースコートに浸透して2液反応する為です(2Komponente。componentで無いのはドイツ語だからだと思います)。ただ膜厚が大きくなるとハードナーがベースコートの奥まで浸透しきらなくなる為、それの補助的に使う訳ですね。

ただクリアーも新たな物が開発~販売され、それが既存の溶剤型ベースコートと相性(密着性)が悪くなってしまう事があるので、その場合は全ての場面においてベースコートへのハードナー添加が必須となる訳です。当店の場合だとVOCエクストリームプラスクリアーを使う時などがそうですね。

パールベースは2コート、これで合計6コートとなります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ルーフアンテナは一時期業者さんからの御依頼も受けていたので、トータル500個は塗っているかも知れません。

業者さんからの御依頼だと同じ色を何個も同時に塗るので(それこそ数百個とかも普通です)、利益的に考えるとそういった仕事の方が良いのですが、如何せん全く面白くないと言う事もあって今はBtoCでのご依頼が殆どになっています。一部BtoB=企業様からの御依頼も受けていますが、今残っているのはやっていて楽しい案件だけですね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!