フォレスターレターマーク&スバルエンブレム塗装 完成

先日最後の本塗りを終えていたスバルエンブレムですが、今回成功するかどうか判らなかったので両面テープを作っていませんでした。上手く出来ない場合には塗装自体がキャンセルと言う事で折角データと両面テープを作っても無駄に終わってしまう為、最後の最後に作ろうと思っていた次第です。

出来上がったデータを使い、レーザー加工機でまずはコピー用紙をテストカットします。

サイズ等問題ない事を確認したら両面テープをカットします。

 最初に本塗りを終えていたレターマークは新しい台紙に貼り直して熱入れを行っておきました。

塗装したエンブレムの裏側に、新たに作成した両面テープを貼り付けます。台紙は元々あった物を使います。

FORESTERのレターマークも、元々貼ってあった台紙に貼り直します。

ちなみに新品時はこの上に透明なシールが貼ってありましたが、今回の塗装では軟化材をかなり入れているのでその上にシールを貼ってしまうとその痕が残ってしまう恐れがありますので、別途新しい転写用の透明シールをカットして付属しておきます。取り付け方法としては全く問題ありませんのでご安心くださいませ(今回のレターマークは台紙の位置を合わせるのではなくボディの窪みに合わせて貼る方法になります)。

そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

オーナー様ご指定のコバルトブルーで塗装を施しました。

スバルエンブレムの方は元々メッキを剥がす予定は無かったのですが、

元々のメッキの密着性が悪く、下塗りをしようと脱脂をしてエアーブローをしたらメッキの一部が剥がれてしまい、結果全部剥がして新たに輝度感の高いSTANDOX SPFシルバー(JLM-906)を塗装しています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

アクリルプレート表面はクリアーコートもしています(VOCエクストリームプラス)。

想定していた20倍くらい大変な作業となってしまいましたが、

今後同じパーツでのご依頼の際には良い判断材料に出来たと思います(費用は10倍くらいになるかも知れませんが…)。

レターマークは一般的なエンブレムと違い、それ自体がシールとなった軟質素材(恐らくはPU=ポリウレタン)の為、

クリアーには軟化材を入れたフルフレキシブル仕様としています(そうしないと簡単に割れてしまうような柔らかさです)。

隙間が無いのでピッタリとなりますから、

ベースコート塗装後に一旦台紙から剥がし、

新たな台紙に貼り直してクリアーコートとしてフチに塗料が溜まるのを防いでいます。

エンブレムを立てた状態でも撮影しました。

通常のシルバーメタリックに比べて金属感=アルミのような感じに見えるのが判るかと思います。

こちらは大きい方ですね。 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

TE27フロントグリルロアモール&ガーニッシュ サフェ入れ

 先日下準備を行っておいたトヨタカローラTE27レビンのフロントグリルロアモールと左右サイドガーニッシュです。

それぞれ手で持って塗れるよう、芯棒に固定しました。

カバーパネルが付く箇所は形状が歪で研ぎ難いので、サフェが掛からないようマスキングをしておきます。

裏側も同様にマスキングしました。本塗り時は多少色が飛ぶ感じで一緒に塗る予定です。

フロントグリルロアモールも手で持って塗れるよう芯棒に固定しています。

吊るした方が楽なのですが(通常の塗装屋さんならそうしますし私も昔はそうしていました)、裏側の塗り難い箇所はやはり持って塗った方がしっかり塗れるので、今は可能な限りこのシステムにしています。

丁度ネジ部(ネジ山)をマスキングするので、そこを筋交いで支えました。

まずはプライマーを塗布します。

元々塗ってあった黒い被膜と同じような感じですね。

一般的なプラサフ=プライマーサーフェサーに比べて耐食性が高いのが特徴です。

サイドガーニッシュはプラスチックなのでそれ専用のプライマーを塗り、

サーフェサーを塗布します。

ラインを整えたい箇所にサフェをしっかり塗り込んだら、マスキングの見切り部分に貼ってあったテープを剥がします。

見切り部分に貼ってあったマスキングテープは端を織り込んでヒラヒラとするようにしているので、

塗り分け箇所が激しい段差=バツ切りにならなく、ボケたような感じになります。

その後シンナーで希釈したサフェを塗ってさらにその段差を馴染ませます。

同じくフロントロアモールにもサフェを塗ります。

通常であればそのままウェットオンウェットで上塗りに行っても良いのですが(半生の状態で塗り重ねていくような塗装方法)、今回のパーツは古い物という事もあって成型時のプレスで歪んだ箇所が多々あるので、それらをこの後の研ぎである程度均したいのでしっかりサフェを塗っておきます。具体的にはウェットで5コート程塗りました。

裏側は肌を荒らしたくないので、こちらも最後はシンナーで希釈したサフェをサラっと塗っています。

続けて先日調色して作成したグレーメタリックを塗布します。

どうしようか色々考えたのですが、今回は先に裏吹きを行い、本塗り時には表側のみ塗ろうかと思っています(もしくは裏側ももう一度一緒に塗るかも知れません)。

と言うのも、サフェはそれ自体で肌が凸凹になってしまうので、それを研いで平滑にしようとすると大変ですし、無用に鉄板素地を露出させてしまうので、一旦裏側はクリアーまで塗ってしまおうという感じです。

これは溶接が必要なコアサポート等の交換時に行うのと同じ方法で、ただ私がディーラーの内製工場に勤めていた頃はここまではしていませんでした。元々塗ってある黒いプライマーに直接ベースコート&クリアーを塗っていて、ここまでやると普通は赤字=採算がとれませんから、会社としては許されない行為だったりします(それでもレーバーレートの高い外車が対象だったので良い方だったと思います)。

装着してしまえば裏側は見えないのでそこまでする必要は無いかも知れませんが、小物の塗装だと部品単体でお渡しする事になるので、サフェそのままだったりザラザラしていたら嫌な気分になりますよね。

表側は後で研ぎ作業を行なうのでサフェそのままとなります。どの道ガイドコートとしてベースコートの黒を塗ったりするので塗料が飛んでも問題ありません。

こういった箇所もクリアーまで塗っておき、本塗り時にはマスキングして塗らないようにします(塗るかも知れません)。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フォレスタースバルエンブレム 表面本塗り

先日裏面の本塗りを終えていたスバル新型フォレスターの枠一体型エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

最後に表面にクリアーを塗る為、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)と#1500を使って水研ぎを行います。

手で持って塗れるよう芯棒に固定しました。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのVOCエクストリームプラスを使用しています。

六連星に採用したシルバーは粒子が細かく輝度感の高いSTANDOX SPFシルバーを採用しています。一般的なシルバーメタリックよりも金属感があるのが特徴です。

背面の青はご指定頂いた画像を参考にして色を作成しています

一緒にご依頼頂いているフォレスターのレターマークは先日先に本塗りを終えています。こちらと同じターコイズブルーとなります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

GRヤリスレンズ類6点塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタGRヤリスのレンズ類一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はスモーク塗装べた塗りで、

こちらのリヤフォグと、

こちらのハイマウントランプと、

こちらのミラーウィンカーについては、以前施工したトヨタウィッシュのテールランプのスモーク濃度を参考にと承っています。画像を紹介しますね。

ウィッシュのテールランプは内部にメッキの反射板があり、それ故に比較的濃いスモーク(この時は「標準濃度」)でも見方によっては薄く見える傾向にありましたが、今回のヤリスのレンズ類は内部にそういったメッキが無い為、同じように塗ると真っ黒になってしまいますから、それに気をつけながらイメージを近づけるようにします。

リフレクターレンズにつきましては、「以前施工した同型リフレクターレンズよりも少し濃く」と承っています。こちらも画像を紹介しますね。

いずれもクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

ミラーウィンカーレンズには防汚や風切り音防止の為にEPDMのクッションテープが貼ってあるので、塗装前にこちらを剥がしておきます。

糊が剥がれたり切れてしまった場合には在庫している同じ厚みのエプトシーラーをカットして新たに作りますが、

今回のように新品部品は綺麗に剥がせる場合があるので、糊面を素手で触らないよう細かくカットした剥離紙を貼りながら丁寧に剥がしていきます。

無事剥がせたら剥離紙に貼って保管し、塗装後に元の通りに戻しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

TE27フロントグリルロアモール&ガーニッシュ 下準備

 先日調色作業を行なっておいたトヨタカローラTE27レビンのフロントグリルロアモールと左右サイドガーニッシュです。

目立つ傷は無いのですが、取り外す際にドライバーで抉った痕や、成型時の歪(ヒケ等)が酷いので、全体に「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業でラインを整えます。

ロアモールも新品未使用品ですが、成型時に出来た皺(肉余り)が結構酷いので、

こちらもサフェを塗ってもう少しラインをなだらかにしようと思います。現状艶消しでこれだと艶ありになった際にもっと目立ちますからね。

ダブルアクションサンダーは#180、手研ぎで#240,その後スコッチと布状研磨副資材(アシレックススカイ#360~#500)で細部の足付け処理を行います。

サイドガーニッシュは当て板を使ってラインを崩さないようにしつつ結構ガッツリ削ります。前回ご依頼頂いた同車フェンダーミラーと同じような感じですね。

ペーパーが入り難い箇所はナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)で足付け処理を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!