トゥデイエンブレム 両面テープ貼り付け完成

先日お預かりしておりましたホンダトゥデイのアクリル製エンブレムです。

昨年ご依頼頂いた分は現在レストア中の車両に取り付け予定で、こちらは保管用にと両面テープのみの製作~貼り付けをご依頼頂きました。

尚、両面テープのみの作成・貼り付けは基本的にはお受付しておりませんが、一部の業者さん(レストア屋さん)には対応していて、ただ金額的にかなり高額になるので現実的では無いかと思います。エンブレムは車体に貼り付ければ両面テープは見えなくなるので通常であれば手作業でカッターで切ったりするのが一般的だと思いますが、「それでも」というご依頼の場合はお受付も可能です。ただそういった業者様からの御依頼は恐らくレストア作業の内容を一冊のアルバムにするような案件で、そちらは総額一億円くらいのプロジェクトなので可能な事なのでは…と思う次第です。コストを考えるならご自身で切って作るのが一番だと思います。

今回は以前作ったデータがあるので、それを使って両面テープを作ります。

両面テープを剥離紙に貼り付け、レーザー加工機でカットします。

エンブレムをシリコンオフでクリーニングします。

カットした両面テープをそれぞれのエンブレムに貼り付けます。

続けて台紙を作製します。それぞれのエンブレムが斜めになったりしないようにですね。

台紙は通常のマスキングシートを使います。

エンブレムの部分のテープを除去し、

両面テープの台紙を剥がしてそれぞれの位置に貼り付けます。

フリーハンドで一個ずつ車体に取り付けても良いのですが、恐らくそれだと正確な位置決めは出来ないと思うので、今回このように台紙を作製して予め所定の位置に各パーツを貼り付けておくようにしています。新品時の状態と同じような感じですね。

全て貼り終えたらマスキングシートを全て除去し、

アプリケーションシート=透明な粘着フィルムを貼り付けたら完成です。

この状態なら各パーツの位置がズレないまま車体に貼り付けられるという寸法です。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フォレスターレターマーク&スバルエンブレム塗装 完成

先日最後の本塗りを終えていたスバルエンブレムですが、今回成功するかどうか判らなかったので両面テープを作っていませんでした。上手く出来ない場合には塗装自体がキャンセルと言う事で折角データと両面テープを作っても無駄に終わってしまう為、最後の最後に作ろうと思っていた次第です。

出来上がったデータを使い、レーザー加工機でまずはコピー用紙をテストカットします。

サイズ等問題ない事を確認したら両面テープをカットします。

 最初に本塗りを終えていたレターマークは新しい台紙に貼り直して熱入れを行っておきました。

塗装したエンブレムの裏側に、新たに作成した両面テープを貼り付けます。台紙は元々あった物を使います。

FORESTERのレターマークも、元々貼ってあった台紙に貼り直します。

ちなみに新品時はこの上に透明なシールが貼ってありましたが、今回の塗装では軟化材をかなり入れているのでその上にシールを貼ってしまうとその痕が残ってしまう恐れがありますので、別途新しい転写用の透明シールをカットして付属しておきます。取り付け方法としては全く問題ありませんのでご安心くださいませ(今回のレターマークは台紙の位置を合わせるのではなくボディの窪みに合わせて貼る方法になります)。

そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

オーナー様ご指定のコバルトブルーで塗装を施しました。

スバルエンブレムの方は元々メッキを剥がす予定は無かったのですが、

元々のメッキの密着性が悪く、下塗りをしようと脱脂をしてエアーブローをしたらメッキの一部が剥がれてしまい、結果全部剥がして新たに輝度感の高いSTANDOX SPFシルバー(JLM-906)を塗装しています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

アクリルプレート表面はクリアーコートもしています(VOCエクストリームプラス)。

想定していた20倍くらい大変な作業となってしまいましたが、

今後同じパーツでのご依頼の際には良い判断材料に出来たと思います(費用は10倍くらいになるかも知れませんが…)。

レターマークは一般的なエンブレムと違い、それ自体がシールとなった軟質素材(恐らくはPU=ポリウレタン)の為、

クリアーには軟化材を入れたフルフレキシブル仕様としています(そうしないと簡単に割れてしまうような柔らかさです)。

隙間が無いのでピッタリとなりますから、

ベースコート塗装後に一旦台紙から剥がし、

新たな台紙に貼り直してクリアーコートとしてフチに塗料が溜まるのを防いでいます。

エンブレムを立てた状態でも撮影しました。

通常のシルバーメタリックに比べて金属感=アルミのような感じに見えるのが判るかと思います。

こちらは大きい方ですね。 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フォレスタースバルエンブレム 表面本塗り

先日裏面の本塗りを終えていたスバル新型フォレスターの枠一体型エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

最後に表面にクリアーを塗る為、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)と#1500を使って水研ぎを行います。

手で持って塗れるよう芯棒に固定しました。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのVOCエクストリームプラスを使用しています。

六連星に採用したシルバーは粒子が細かく輝度感の高いSTANDOX SPFシルバーを採用しています。一般的なシルバーメタリックよりも金属感があるのが特徴です。

背面の青はご指定頂いた画像を参考にして色を作成しています

一緒にご依頼頂いているフォレスターのレターマークは先日先に本塗りを終えています。こちらと同じターコイズブルーとなります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フォレスタースバルエンブレム 背面青本塗り

先日シルバーを塗っておいたスバル新型フォレスターの枠一体型エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

再びナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。

台(段ボール)にセットし、脱脂清掃を行ったらエアーブローとタッククロス(粘着剤が塗着された不織布で塗装作業専用のアイテム)を使って埃を飛ばします。ここでゴミが付いたら琥珀みたいに残ってしまいますからね。

尚、一番外側のフチには色を塗らないようにしています(ここが青くなったら変だと思いますので…)。

既にクリアーが塗ってあるのでプラスチックプライマーを塗る必要はなく、先日作成しておいたターコイズブルーのベースコートを塗布します。

ちなみに当店ではソリッドカラーでも「ベースコート」(色)+「トップコート」(クリアー)の2コート塗装を基本としていますが、これを1度で行う「1コートソリッドカラー」(2Kエナメル)なる方法もあります。

この方が作業的には早くて楽なのですが、諸々考えると余りメリットはないので小物塗装になってからはほぼ使っていません。ただし【お任せ仕上げコース】で高品位クリアーのご指定が無い場合はこちらを使う場合もあります。ご了承くださいませ(その選択権が無いのが「お任せ」で、そういった事で全体のコストを下げています)。

ベースコートを塗ってしっかり乾かしたら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ただこれで終わりではなく、最後に表面にクリアーのみの塗装を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フォレスタースバルエンブレム シルバー本塗り

先日背面に使うターコイズブルーの色を作成しておいたスバル新型フォレスターの枠一体型エンブレムです。既存の被膜とメッキを剥がし、クリアーで下塗りを行っています。

クリアーを塗った塗膜にそのまま塗料を重ねても密着しませんので(経年でペリペリと剥がれますので)、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。細かい傷を着けて被塗面積を増やし、楔のように塗料が食い込むアンカー効果を期待する下地を作る為ですね。

表面には塗料が飛ばないようマスキングをしておきます。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら本塗り開始です。

既にクリアーが塗ってあるのでここでプラスチックプライマーを塗る必要は無く、直接ベースコート(色)を塗ります。シルバーは輝度感が高いスタンドックスSPFシルバー(JLM-906)を使う事にしました。一般的なシルバーメタリックに比べ粒子が細かくコントラストが大きいので(正面が明るく透かしが暗いので)、アルミ金属のような感じに近い質感となります。

六連星の端は細く塗料が入り難い為、少ないエアー圧で吹き返しが少なく塗れるエアーブラシを使う事にしました。

しっかり乾燥させたら、

場所を移し、

研磨してターコイズブルーに塗る箇所の面を露出させます。#1000→#1500の水研ぎを行い、#1300相当の布状研磨副資材(アシレックオレンジ)で細部を処理します。

表側のマスキングを剥がし確認したところ、シルバーを塗った箇所でペーパー目があるのを発見しました。SPFシルバーは通常のメタリックに比べて質感が良いのですが、反面非常にデリケートな所があり、極些細な傷(足付け処理で出来たような極浅い傷)でも目立ってしまうのです。気を付けてはいたのですが、今回は上から塗り重ねていく通常の塗装方法とは逆の塗り方なので、通常であれば問題無い程度でも影響を受けてしまいました。

と言う訳で、その後溶剤を使ってSPFシルバーを全て除去し、改めてベースクリアーを2コート程塗ってからやり直しました。通常の塗り直しなら上から重ねれば良いのですが、今回のように反対側から塗る場合はそうはいかない所が難しいというか厳しい所ですね。

塗装屋としてのピークは既に過ぎてしまいましたが(塗装を始めて10年~15年くらいが最も理想に近づけたと思います)、その後は多くの経験を得たお陰で、途中何かしら問題が起きても落ち着いてフォローは出来るようになりました。

と言う訳で、表面からのチェックも問題無い事を確認し、

クリアーを塗ってシルバー部分の本塗りが完了です。

そのままターコイズブルーを塗っても良かったのですが、そこでまた問題が起こるととんでも無い手間が増えるので、一旦クリアーを塗ってここまでの行程を完結しておきます。今回の場合だと任意保険を3重に掛けるような感じですね。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させたら、再び足付け処理を行い次はいよいよターコイズブルーとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!