OETTINGER Wheel Cap(68mm) Three Pointed Star

benz202こちらはエッティンガーなるドイツのメーカーのホイールで、本体の塗装は別の塗装屋さんで艶消し黒に塗られているのですが、今回こちらに付いているセンターキャップをベンツの「スリーポインテッドスター」に変更されたいとの御依頼となりました。

benz203ただこのエッティンガーのホイールキャップは径が68ミリと言うサイズで、ベンツのキャップは74ミリですからそのままでは付かず、かと言って周りを削れば良いと言う訳でもありませんので、今回は塗装以外にそれの作製も承ったのです。ちょっと特殊な作業なのでこちらの日記では紹介せず「社外記」の方で紹介していましたが、内容を絞って改めて一連の作業を紹介したいと思います。

benz187アクリル板をレーザー加工機でカットし、土台となるプレートやマスター型を作る際のガイドとして使います。

benz170イメージ的にはこんな感じですかね(実際はちょっと違うのですが画的に判り易いかと)。

benz1968mm径にカットしたスチレンボードを型枠とし、ポリエステル系パテを詰め込みます。

benz20出来上がった物がこれです。パテを使ったのはこの後の切削がやり易いからですね。

benz22 68mm径にカットしたアクリル板をベースに先ほど作製したリング状のパテを両面テープで貼り付け、ボール盤に固定して回転させたら「山」の型になるようそれにペーパーを当てて整えます。

benz189出来上がった山側の枠にベンツ純正ホイールキャップ(74mm)から切り取った三叉を合わせます。隙間には油粘度を詰め、これを元にして68mmのスリーポインテッドスターを複製します。

benz190市販のブロックを使って壁を作りました。

benz192シリコン樹脂を流し込みます。

benz250シリコンが固まったらマスター型を外します。これを元にして最低ホイール4個分を複製します。

benz16 (1)出来上がった型に離型剤を塗り、ポリエステル樹脂を注いで複製品を作製します。

benz26 (1)出来上がったスターマークを丸くカットしたアクリル板に乗せてみました、の図です。

benz27 どんどん複製します。

benz201 サフェーサーを塗りました。

benz204 仮合わせをしてみます。ホイールに取り付ける為の爪部分は元々付いていたエッティンガーのキャップの土台を利用しています。

benz211 まずは一旦艶有りの黒で仕上げます。

benz213 その後高輝度メタリックを塗布し、極力金属っぽいシルバーにしました。

benz219ベースとなるプレートは表面を艶消しブラックに、フチは艶有りのレッドで塗装します。

benz-2 (1)そして完成です。

benz226当初は私も「どこかに68mmのスターがあるのでは無いか」なんて考えていたのですが、散々探して結局見つからず今回一からの作製となりました。

benz248そして後日オーナー様より装着後の画像を送っていただけました。

benz246結構(と言うかかなり)手間が掛かっているのですが、こうやって見ると純正品にしか見えないですよね。

benz249そういえば予備として余分に作っている物があるので、今度時間が出来たらそれらを額装して飾れるように仕立ててみたいと思います。

今回の内容としてはちょっと塗装屋の仕事を逸脱している所もありましたが、お陰様で新しい事を色々やらせて頂きまして、仕事としてこんな事をやらせて頂けるなんて本当に感謝感謝です。

SUZUKI GSX1300R Hayabusa brembo calipers

 brembo27以前ご依頼頂いた案件で、作業内容と画像を纏めて再編集して紹介しています。内容はちょっと薄いですが一連の流れで紹介しますので、文章を読まずともどんな事をしているかは理解出来ると思います。「既に知ってる!」と言う方はどうかご容赦下さい・・・。

ブレーキキャリパーの塗装は主に四輪車用が多いのですが、稀にバイク用キャリパーの塗装もご依頼頂きます。ただそういった場合は大抵内容が普通では無いと言うケースが多いようです。まあこれはいつもの事ですか・・・(苦)。

brembo28現状としてはキャリパーに彫られたbremboのロゴの塗膜が浮いていて、ご依頼内容はキャリパー本体の塗装と、このbremboロゴにも色を入れたいとの御希望です。しかもこんな風に文字部分の塗装が剥がれないようにですね。そもそも「後から塗料を流し込む」なんてやり方で剥がれない方が不思議なので、今回はこういった問題が起こらないような塗装にします。

brembo29まずはコピー用紙をキャリパーに当ててクレヨンを擦り凹み文字部を転写します。所謂「石刷り」ですね。

brembo26 ただそのままではどうにもならないので、一旦スキャナーでパソコンに読み込み、Illustratorなどのベクトルデータを作れるソフトで修整して新たにデータを作成します。

brembo28 旧塗膜は全て剝がし、アルマイト素地にもサンドブラストを掛けて下地からやり直します。一番最初の洗浄~旧塗膜剥離作業はブレーキ専門でやっている方に御願いしています。

brembo32 データからマスキングシートを作製し、実物に合わせてさらに微調整を行います。

brembo38 下準備が終わったらいよいよ本塗り開始です。

brembo39 まずはプライマーです。これを塗らないと折角の塗装も剥がれてしまいますし、金属は腐食してしまいます。

brembo40 御指定頂いた色はSUZUKIのDAYTONA YELLOW」(デイトナイエロー。カラーコード: YMF)で、ただ非常に隠ぺい力が弱い色なので最初に下色を塗ります。

brembo43 その後ベースコートのデイトナイエローを塗り終わったら、作っておいたマスキングシートを使って凹んだ部分を黒く塗装します。

brembo44 クリアーを塗って本塗り完了です。

brembo45 塗膜の構成は「ベースコートイエロー→ベースコートブラック→クリアー」と基本通りに行っているので経年で塗膜がパリパリと剥がれるような事はありません。

brembo46 そして完成です。

brembo47万遍なく艶のある仕上がりに出来ました。

brembo48 バイクの場合は裏側も見えるので・・・と言う訳では無く、いつもこんな感じで裏側も表同様綺麗に仕上げています。

brembo49最初の塗装とは根本的にやり方が違うのでもうロゴ部分の塗装が剥がれるといった心配はありません(ただブレーキフルードが付いたらよく水で洗い流しておきましょう)。

hayabusa3後日オーナー様から頂いた画像です。なるほど、今回のキャリパーカラーはボディーのカラーリングとお揃いにする為だったのですね。凄くお洒落で目立つと思います。

ちなみに色は幸いにしてSTANDOXの配合データがありましたからそのままで同じ色が作れました。二輪車の場合はで配合データが存在していない場合が多々あるので、お問い合わせの際には色名と色番号(これが重要です)を用意しておいて頂ければ事前に調べます。どうぞご利用下さいませ。

次はエッティンガー用のホイールセンターキャップの作製~塗装を紹介したいのですが、あれは相当内容が濃いのでちょっと時間が掛かるかも知れません。マスター型の作製~シリコン型による複製については仕事外の作業として社外記で紹介していましたが、そちらも纏めて紹介したいと思います。

BMWの内装スイッチツマミが装着されたようです

bmw336先日お納めしたBMWのエアコン用ボリュームツマミが無事装着されたようで、オーナー様より画像とコメント頂きました。わざわざありがとう御座います!

bmw384こちらの画像は完成時の物で、出来上がったこれを車屋さんに持って行って交換して貰ったそうです。

bmw334 元の状態がこちらです。ああー、確かにこんな感じだったような気がします。

bmw335 判り易いようにと、片側だけ交換した状態で撮影して頂きました。おおー、なるほど、全然違いますね!(ちょっと贔屓目に見ているのかも知れませんが・・・笑)。

bmw338 オーナー様から頂いたコメントも紹介させて頂きますね。

「先日のお電話から大変遅くなりましたが、施工頂いたスイッチの装着写真が撮れましたのでお送り致します。写真撮影の腕が皆無ですので、見るに耐えない写真ばかりですがご活用頂ければ幸いです。

実際に装着してみますと、ご相談を重ねさせて頂いた甲斐ありまして、艶有りほどクドくなく、艶消しほど地味ではない丁度良い塩梅の雰囲気になりました。
純正状態のスイッチと並べて装着してみると、同じ部品とは思えないほどの違いに驚きました。
シルバーの陰影が綺麗に出るかが懸念でしたが、カラーサンプルでじっくり選ばせて頂いた甲斐ありまして、金属部品に引けを取らないような陰影が出ております。
大変なお手間をお掛けした塗り分けも、お陰様で私のイメージ通りの素晴らしい物に仕上げて頂けました。
操作の際に触れた感触も、純正のややネトッとしたものからサラっとした上質感のあるものに変わり、触れるだけでも満足感が高いです。
また嬉しい誤算として、夜間にインパネの文字盤照明がシルバー塗装部分にほんのり映り込んで、夜間のインパネの雰囲気がとても良いものに変わりました。
実用面でも、夜間のスイッチ操作がしやすくなり、とても便利です。
馴染みのクルマ屋さんの方に披露した所、「その方(=高畑様)は、これを全部塗装で塗り分けたんですか!?」と驚かれました。やはり、見る人が見ると高畑様の技術力の凄さが分かるようです。
ほんの思いつきでお願いした内容がここまでのものに仕上がるとは、お願いした私自身も驚いております。
この度は私のわがまま・無理難題を快く受け入れて頂き、本当にありがとうございました。
お電話でもお話ししましたが、そう遠くないうちにテールランプ塗装もお願いしたいと考えておりますので、その際はまたよろしくお願い致します。」
との事です。いやはや御丁寧にありがとう御座います!

bmw339 スイッチツマミを4個塗るにしては結構な費用が掛かったので、費用対効果が少々心配なところがありましたが、確かにこれを塗る事によって室内の雰囲気がガラっと変わったというか引き締まった気がします。ただこれも贔屓目になっていなければの話ですが(笑)。

bmw340そしてこれが嬉しい誤算のイルミネーション照明の反射ですか!なるほど、凄く良い雰囲気出てますね。

こういった内装パーツやヘッドカバーなどはオーナー様以外に見る機会は無いと思うのですが(と言うか常人には理解するのも難しいかと・・・笑)、そもそも他人の評価とかは関係なく、自分だけで得られる満足感だけで十分だったりしますよね。多分これを回す度に変な高揚感を感じているのでは無いでしょうか(判ります、判りますよ・・・)。

この度は当店をご利用頂き誠にありがとう御座いました!

NDロードスターヘッドカバーが装着されたようです

road159先日お納めしましたNDロードスターのヘッドカバーが無事装着されたとの事で、早速オーナー様から画像とコメントを頂きました。ちなみに上の画像は完成時の画像で当店にて撮影した物で、以下の画像はオーナー様が撮影して頂き送って頂いた物です。コメントも紹介させて頂きますね。

road164「さて,整備工場の予定の隙間を縫って取り付けしてもらってきました。
交換作業が終わって,担当整備士さんやサービス担当さんとの会話は「全く違和感がない!」(笑)自然すぎてハマりすぎです。
何というか,初めからこれだったんじゃないか?と思うくらいピッタリです。パールも良い感じに効いてます。ボンネット開けなければ見えないですが,気分で10馬力増しな感じです。
この作業をお願いして本当に大正解でした。」

との事です。いやいや大変恐縮です(って私は単に塗っただけでアイデアはオーナー様ですので)。

マクロレンズで撮影して頂いた結晶目の画像もありますのでそちらも紹介致しますね。

road163まあ非常に良く撮って頂いて恐縮です(笑)。マクロレンズ、凄い威力ですね!

この度は当店をご利用頂き誠に有り難うございました!またわざわざ画像とコメント有り難うございます!

TOYOTA86のテールランプとキャリパーが装着されたようです

toyota8652 先日お納めしたブレンボのブレーキキャリパーが装着されたとの事でオーナー様より画像とコメントを頂きました。わざわざ有り難うございます!

brembo89 こちらが元々の状態です。インプレッサの純正キャリパーのゴールドカラーですね。

brembo103それをブレンボのレッドへの塗装でご依頼頂きました。

toyota8653 フロントがこんな感じで、

toyota8654リヤがこちらです。

ちなみにテールランプがレッド仕様ですが、こちらはキャリパー塗装の1年前くらいにご依頼頂いています。テールランプの画像もありましたので紹介致します。

toyota8614いつもの定番になっている「レッド+おまけスモーク」の仕様です。

オーナー様からコメントも頂いていますので紹介させて頂きますね。

toyota8655「 先日は「スバルインプレッサブレンボキャリパー」を塗装していただきありがとうございました。

塗装して頂きました「スバルインプレッサブレンボキャリパー」ですが、やっと取付けました。取付した車は以前テールランプの塗装をお願いしたトヨタ86です。

斜め後ろから見た時の赤いテールランプと赤キャリパーの見栄えが良く、見るたびにニヤニヤしております。誠にありがとうございました。

取付けた画像を添付させていただきます。また何かありましたらよろしくお願いいたします。」

との事です。こちらこそ有り難うございました。また何かありましたら宜しくお願い致します!