シフトノブ塗装 完成

shift9先日本塗りを終えていた真鍮製のシフトノブです。塗膜が完全硬化したので元々付いていたスペーサー(と言うか指輪)をエポキシ接着材で取り付けます。何故これが付けてあるかと言うと、

「86のシフトノブにはリバースギアトリガーというものがありまして、画像のノブの台の様になっているのは、シャフト部分を隠すために接着した指輪なのです(アロンアルファで接着してあります)。RAZOでは専用のくり抜きがあって、シャフトは隠れるようになっています。」

との事です。なるほど、ですね。

shift6使用したエポキシ接着材は5分硬化の速乾タイプですが念の為一日置いて本日完成となります。

shift7こちらのオーナー様は以前TOYOTA86のテールランプを塗装御依頼頂いた方で、購入したこの真鍮製シフトノブのゴールド色が内装に合わなかったとの事で今回の御依頼に至りました。元々はブラックメッキの物を使っていたようですね。一応最初の状態の画像を紹介したいと思います。

shift当初メールで頂いた画像を見る限りでは金メッキかと思ったのですが、実は真鍮無垢の磨き仕上げでした。確かにスポーツカーの内装としてはちょっと派手かも知れませんね(笑)。

shift8実際に使う物ですがこうやって見ているだけでも結構楽しめると思います。実物はさらに質感が凄いですからもしかして使うのが勿体無くなるのでは・・・と心配してしまいます(そんな訳はありませんか。笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も御贔屓頂き有難う御座いました!

シフトノブ サフェ入れ

shift1 そして真鍮製のシフトノブです(何故か笑)。当初下地はプライマーのみの塗装と想定していましたが、意外にも表面がガタガタしているっぽいので(旋盤の段差みたいな感じです)こちらもサフェーサーまで塗る事にしました。足付け処理はダブルアクションサンダー#240で、パッドが硬いとガタガタの多面体になってしまうのでクッションパッドを付けて曲面に柔らかく当たるようにしています。

shift2 こんな感じで素地調整が完了です。プライマーを塗ってそのまま本塗りでも良いのですが、念の為サフェーサー塗布~研磨の工程を入れる事にしました。

shift3プライマーを塗ったらサフェーサーを塗ってとりあえず一段落です。サフェーサーはクリアー同様に2液硬化性で、自然乾燥でも硬化はしますがそのまま塗ると大抵「チヂレ」を起こすのでやはり強制乾燥(強制的に熱を入れる)は必須です。尚、熱が多少足り無いくらいでも以前使っていたDUPONTの塗料ではチヂレが起きないケースがあったのですが、STANDOXの塗料の方が溶解力が強い為か熱伝道の無いプラスチックパーツのフチの部分など、熱の入りが甘い影になる部分では時々チヂレが生じたりします。大抵は温度の上がり難い冬が多いですね。対して今回のような金属パーツであれば一面だけ赤外線ヒーターが当たれば全体的に熱が高くなってくれるのでそういった心配はありません。この辺はやはりプラスチックよりも金属の方が楽ではありますかね。ただ凄く重いので片手で持って回すのが大変で・・・(笑)。

それではこちらも進行次第また紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!

シフトノブ塗装承ってます

shift先日到着しております金属製のシフトノブです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらは以前トヨタ86のテールランプの塗装を御依頼頂いた方からですので恐らくこちらのシフトノブも同車両で使われていた物かと思われます。画像で見た時にはてっきり金メッキ製かと思いましたが実際に現物を見てみるとそうでは無く恐らくは真鍮製かと思います。ペーパーを当ててみると簡単に傷が付きました。これなら通常通りの金属と同様の下地処理で問題ありません(メッキの場合はまたやり方が違ってきますので)。

色は艶々の黒で、普段触れる物なので出来るだけ傷が付き難い様にとクリスタルクリアー仕様で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店を御利用頂き有難う御座います!