BRABUSエンブレム&モニター枠パネル塗装承ってます

brabus12 こちらは先日無事到着しておりますブラバスのエンブレム2点+モニターの枠となります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容としてはシルバーの部分をフィアットの「ROSSO CORSA」(カラーコード:322 )で承っています。言うのは簡単ですが実際にこれを(お金が貰えるクォリティ)で仕上げるとなると中々難しいのが判ると思います。

brabus13やり方としては色々あるのですが(筆で塗るとかは有り得ません)、今回はマスキングなどは行わず、塗装を二回に分けて行う事で対応しようと思います。今回のようにサイズが小さい場合はマスキングが困難(と言うか綺麗に仕上げるには物理的に不可能に近いかと・・・)ですが、逆に小さいなりにやり易い方法があります。以前行ったロータスのオリジナルエンブレムの塗装のやり方に似ているのでちょっとそちらを紹介しますね。

lotus8 こちらは一旦ゴールドで塗ってクリアーまで仕上げた物です。艶が無いのは足付け処理が行われているからで、クリアーは十分に完全硬化した状態です。シンナーでも簡単に溶けたりはしません(ここが重要です)。

lotus9 その上に今度は黒を塗ってしまいます。ちなみにこちらは「ベースコート」です。STANDOXのような2Kシステムは硬化剤を入れませんのでこのままの状態であればいつでもシンナーで拭き取れます。ちなみにかといってラッカーのような1液型揮発乾燥型とは違い、この上に塗られるクリアーに含まれる硬化剤成分が浸透する事により2液反応を起こすれっきとしたウレタン系塗料になります。ただそれ故に膜厚をつけ過ぎると硬化剤が奥まで浸透しきれずに不完全な塗膜が出来上がってしまいますから、3コートパールなどの場合は予めベースコートに硬化剤を入れて対応します。DUPONTはこの辺が躊躇に現れるので「最初から硬化剤を入れてください」なんて事になったんですよね。ただそれでは2Kのメリットが無い気が(苦笑)。

lotus10 そして先ほどの黒をシンナーで拭き取りペーパーを掛けて仕上げた状態です。勿論やり過ぎると下地が露出したりチヂレが起きたりしますが、素早く且つ丁寧に行えばそんなに難しい事ではありません。ただしこういった事を仕事で受けるとなると「これで幾ら貰えるのか」というところまで考えなければいけませんので、想定されるリスクと、提示する費用のバランスが難しいところですかね。5万円頂けるならとても嬉しいですがそんな事は非現実的でして、かといって1万円以下でやろうと思う塗装屋さんも少ないと思いますので・・・(むしろ私が御願いしたいです)。

lotus11そしてクリアーを塗って完了です。プラモデルの墨入れと違うのは、ちゃんと保証されているメーカー材料と使用方法に則ってやっている、という所で、その結果耐久性も通常の塗膜(私の場合自動車ボディの塗装)と同様の物が得られる、という事です。最初は綺麗でも後からペリペリと剥がれたり紫外線で劣化したりしたら困ると思いますので・・・。

brabus14こちらはモニターパネルの枠でして、今回はいつも御依頼いただいているような「艶々の黒」という訳では無く、現状日焼けして黄ばんでしまったグレーを「元のようなグレーに」という事で、パネルの裏側の色を参考にして簡易的に色を作成してそれを塗り、仕上げは艶消しクリアーでコートします。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!