大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタGR86インナーハンドル周りのパーツ8点の塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
元々はこの様な状態で、
素地の表面がザラザラとした梨地だった物を、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地を平滑にしてから上塗りを行いました。
輝度感の高いシルバーメタリック=SPFシルバーで塗装を施しています。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタGR86インナーハンドル周りのパーツ8点の塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
元々はこの様な状態で、
素地の表面がザラザラとした梨地だった物を、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地を平滑にしてから上塗りを行いました。
輝度感の高いシルバーメタリック=SPFシルバーで塗装を施しています。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
先日下準備を行っておいたトヨタGR86インナーハンドル周りのパーツ8点です。
プラスチック素地が露出している箇所にはプラスチックプライマーを塗布します。
ハンドルロックのパーツはギザギザ状になっているはサフェを塗らないようにしています。中途半端に埋まってしまうと変になってしまうからですね。
今回は黒とSPFシルバーの2色で承っていますが、SPFシルバーは下色に黒を塗るので、途中までは一緒に本塗りを行い、黒が塗り終わったら一旦それぞれを別けるようにします。
こちらの背面パーツは黒で承っています。いずれも艶あり、クリスタルクリアー仕様となります。
各パーツはフチまでしっかり塗れるよう、裏側に十分なスペースを確保して固定しています。昔(車体を塗っていた時)は段ボールの上にガムテープで固定しただけだったりしますが、そうすると横からだけしかスプレーが出来ず、フチの塗りが甘くなったりする為ですね(あと裏側がザラザラになって見た目と触感が悪い)。
しっかりウェットコートで「ツルン」とした肌になるようにしておきます。
一旦ここでブースから出し、埃が着かない安全なスペース=恒温器の中で保管しておきます。
そしてSPFシルバーです。こちらも肌を荒らすとこの後に塗るメタリックがガタガタになってしまうので、下色の黒が平滑になるようにしています。
ベースコート用の樹脂=STANDOX MIX599とSPFシルバーを4 :1の割合で混合しています。下地の黒を透かしてより陰影を強くする為ですね。
SPFシルバーはメタリック粒子が細かく輝度感が高いのが特徴です。原色名はJLM-906で、恐らく「JAPAN LIMITED METALLIC」(日本限定)の略では無いかと思っています。SPFはスーパーファイン(めっちゃ細かい)とかですかね。
通常メタリック粒子を細かくすると透かしも白くなるのが一般的ですが(STANDOX MIX591やCROMAX AM10のように)、
近年登場したメタリック原色は、粒子を細かくしつつ透かしを黒くしてコントラストを強調した表現を可能としています。これの究極がメッキ調塗装ですね。ただメッキ調塗装は全般的に密着性が著しく悪いので(弱いというレベルでは無く簡単に剥がれます)、現在当店ではお受付しておりません。
その後避けておいた黒パーツを合流し、クリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
高輝度メタリックはクリアーを塗ると金属感が低くなってしまうのが特徴というか弱点なのですが、
ベースコートそのままだと塗膜の強度が弱いのでこれは仕方ないですかね。
逆にそれを応用して、メッキそのままだとクドイところを、その上に艶消しクリアーを塗ってメッキ感を弱くする方法もあります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日サーフェサーを塗っておいたトヨタGR86インナーハンドル周りのパーツ8点です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。
ガイドコートを行うのはラインの確認や深い傷、研ぎ忘れを防止する為です。研ぐ前だけでは無く、研いでいる途中で深いペーパー目の確認など何度も行う場合もあります。上の画像だと下側が研ぐ前で、上が研ぎ終わった状態です。良く判りますよね。
同じく左が研ぐ前で右が研ぎ後の状態です。最初は#600~#800でライン出しを行い、その後#1500でペーパー目を消し、研ぎ難い箇所やフチなどはコシが無い(当たりの柔らかい)布状研磨副資材#800~#1300(アシレックスレモン~オレンジ)を使います。
艶あり黒や、正面と透かしで明度差の高いシルバーメタリックの場合はペーパー目が非常に目立つので、この辺りは念入りに行います。
それぞれを手で持って塗れるよう、ワニクリップで芯棒に固定します。
この後は本塗り直前まで埃が着かない場所に保管しておきます(大抵は恒温器の中)。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日下準備を行っておいたトヨタGR86インナーハンドル周りのパーツ8点です。
稼働して他のパーツと干渉する部分にはサフェが着かないようマスキングしています。
念の為火炎処理を行ってからプラスチックプライマーを塗っておきます。火炎処理についてはこちらの記事で紹介していますので宜しければご参照ください。マツダのフューエルリッドには素材名が記載されていませんでしたが、触った感じではPP(ポリプロピレン)では無く今回と同じPA(ポリアミド)だと思います。
近年のサフェはプラサフ=プライマー+サーフェイサーが合わさった物ですが、
それ単体では防錆力・密着性が弱いので、金属の場合はそれ専用のプライマーを、
今回のようなプラスチック素材にはそれ専用のプライマーを塗ってから使います。
稀に市販品でこれらが全て一本化された塗料(ミッチャク□ンマルチ)があったりしますが、そんな便利な物があったら他の塗料が必要無くなってしまう訳で、何かしらデメリットはありますから普通は使いません。ホームセンターで売っているペンキ(フタル酸樹脂塗料等)で防錆塗料入りの上塗り塗料とかも同じような感じですね。
サフェはウェットコートで4~5コート程塗っています。コート間には10分程度の乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けているので、準備してから塗り終わるまで2時間くらいは掛かります。むしろ上塗りより時間が掛かっているかもですね。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日お預かりしておりましたトヨタ86インナーハンドル周りのパーツです。
その後こちらも追加で承りました。
インナーハンドルパーツは可動部にグリースが塗ってあった為、それを綺麗にふき取り、さらに全体を中性洗剤(マジックリン)で洗浄します。
各パーツの表面はザラザラとした梨地で、またこちらのハンドル部はパーティングライン(成型時の合わせ目)の段差が強いので、#120で削り落とします。
その後全体を#180ダブルアクションサンダー→#240手研ぎします。
ロック部のギザギザは残したいのでペーパー掛けはそこを避けるようにし、
その後ナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)で足付け処理を行います。フチは#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)を使っています。
研磨紙は色々な種類や形の物を使うので、ちょっとした小物部品でも結構な作業面積が必要となります。机の上で細々というより、とっ散らかったような感じですかね。
その後シリコンオフで脱脂清掃を行います。ウェスが入らない箇所はブラシとエアーブローで油膜を外に掻き出してそれを拭き取るようにします。
その後は各部をマスキングし、手で持って塗れるよう芯棒に固定します。意外かも知れませんが上塗りよりサフェを塗る場合の方が頭を使ったりして結構面倒だったりします(膜厚が付いてはいけない箇所などがある為ですね)。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々おまちくださいませ!