ゴルフⅠフロントグリル 本塗り

先日お預かりしておりましたゴルフ1の純正フロントグリルです。一緒にお預かりしておりました同車テールランプを先行して作業し、そちらは既に完成・発送しております。

いつもなら全体をペーパー(布状研磨副資材)で足付け処理を行いますが、

 

先日試した、重曹を使ったウェットブラストが良い具合だったので、今回もそれを試してみる事にしました。

内容がとても薄いのですが、動画の方が判り易いと思いそちらで紹介します。

 

その後良く洗い流し、エアーブローをして水気を飛ばします。

元々梨地だった箇所は判り難いのですが、

艶のあった箇所(4枚前の画像)で見比べてみると、しっかり足付け処理が施されているのが判ると思います。裏側も行っていて、洗浄も兼ねて出来るのが気に入っています。

平面の箇所は念のため今まで通りにペーパー(布状研磨副資材)を当ててておきました。新しい物を取り入れても全く利益率が上がらないのは、多分こういう事が原因なのだと思います。

その後良く脱脂清掃し、いよいよ本塗り開始です。

まずは全体にプラスチックプライマーを塗布します。

裏側もしっかり塗っておきます。

続けてベースコートの黒を塗ります。表側からだけだと塗り難い箇所があるので、ひっくり返して裏側から塗っています。

そして艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回一緒にいすゞ117のワイパーアームも塗っていますが、画像が多いのでそちらは別に分けて紹介いたします。

 先ほどの状態から時間が経つと徐々に艶が消えていきます。

クリアーは最初の1コート目は表側からのみで、2コート目は裏側から塗り、表側を塗っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは続けてワイパーアームも紹介いたします。

SHURE SUPER55ガイコツマイク塗装承ってます

先日到着しておりました、シュアSUPER55ガイコツマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご希望内容は「シルバーの部分を艶消しゴールドに」との事で、

事前に色見本帳をお貸出しし、その中からこちらのプジョー「PERSEPOLIS GOLD」(カラーコード:C3)で、クリアーは艶消し仕様で承りました。

また元々貼ってあったウィンドスクリーンは青ですが、今回こちらを黒への変更で承りました。どの道ウィンドスクリーンは接着剤で貼られているので再利用は出来なく、なのでお好きな色に変更が可能です。

参考までに以前施工した同型マイクを紹介させて頂きます。

この時は艶ありのガンメタでしたが、

その後に施工したこちらは艶消し黒の塗装を施しました。またネジ部分も塗装していて、今回もこの時と同じ仕様を予定しています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

F50ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたF50ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は黒に塗られた新品の状態だった物を、

いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って頂き、

以前調色したBNR34ブレンボキャリパーのゴールド色の配合データで色を作成し、

bremboロゴのサイズはそのままに、赤に変更して塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

元々ロゴのある部分は、鋳造時の梨地で凸凹が激しく、なのでエポキシサーフェサーでそれを均してから上塗りを行っています。

車体との取り付け部は膜厚をつけないよう、プライマーとベースコートの黒を薄膜にして塗装しています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アランミクリ メガネフレームテンプル 本塗り

先日テンプル部の本塗りを終えていたアランミクリのメガネフレーム2本です。その後60℃40分程の熱を3回程掛けて塗膜を硬化させておきました。一回熱を入れて直ぐだとマスキングの跡が付いたりするので余計に熱を入れています。

最初に塗ったフロント部をマスキングし、残るテンプル部の塗装を行います。

台にセットし、脱脂清掃&エアーブローを行い、

プラスチックプライマーを塗布します。

まずはオレンジを、少し大きめの範囲に塗ります。

その後グリーンを塗り、左右が同じ位置になるよう丁寧にグラデーションさせます。

続けてもう一方のフレームです。まずはブラウンを塗布します。

先ほどと同じ様にグリーンをグラデーションさせます。

使用しているガンはSATAのエアーブラシで、口径は0.3mmと0.5mmとなります。

ベースコートが終わったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

こちらは艶消しクリアーの仕様となります。

蝶番部分はバツ切りのマスキングとなる為、2回目のクリアーが塗り終わったら直ぐに剥がしておきます。

この後さらに時間が経つともう少し艶が消えていきます。

そしてこちらは艶あり仕様です。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレムプレート 本塗り③

先日裏側の黒を塗り終わっていたスバル純正エンブレムのアクリルプレートです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

表側には塗料ミストが付着しているので、#1500で表面を研磨しておきました。

その後台にセットして本塗り開始です。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

ここまでの作業が超絶大変過ぎて、それらを思い出すとここで失敗する訳にはいかず、単にクリアーを塗るだけなのに激しい緊張状態に陥りました。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で、いつも通り2コート塗っています。

クリアーはドライコート=所謂「捨て吹き」と言う事は行わず、1回目からウェットに、その後15分くらいのフラッシュオフタイム=乾燥時間を設け、2回目のクリアーを塗り重ねています。ドライコートはハジキやタレ防止になりますが、その後の肌を荒らすので私的に好みません(と言うより弾かない環境作りと垂れない工夫が必要なのではと)。

画像だと単なるオレンジに見えますが、通常の顔料でこの彩度は出せません。

単なる塗り分けでは無く、窪んだ箇所にオレンジを塗っている為、立体感が感じられます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

メッキの枠は艶消し黒で承っておりまして、そちらも作業進行しておりますので後日改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!