先日お預かりしておりましたトヨタ純正のドアアウターハンドル一式です。
一部深い傷があった箇所は#600の水研ぎで取れまして、それ以外は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行っています。
片手で持って塗れるよう、各パーツは芯棒に固定して台に挿しています。
裏側も塗り易いようスペースを広くするようにして固定しています。
一部足付け処理の際に素地が露出している箇所があるので、プラスチックプライマーを塗布しておきます。
まずはベースコートを塗布します。肌を荒らさないようウェットに塗り、コート毎に しっかりフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)を設けます。
色はトヨタ(レクサス)純正色のエクシードブルーメタリック(8U1)となります。
ベースコート終了後、一時間程セッティングタイムを設けます(大抵ここで昼休憩とします)。
そしてクリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
近年のクリアーは1.5コート(ミッドコートから続けてウェットコート)になっているみたいですが、当店の場合は昔ながらの2コート仕様となります。
クリアーはミッドコートもドライコート(捨て吹き)も無しで、1コート目からウェットに塗り、10分~15分程フラッシュオフタイムを置いてから2コート目を塗っています。
塗り終わった直後に艶があるのは当然で、その後強制乾燥~完全硬化後した時も同じ様に艶々の状態になっているのを理想としています(ベースコートの塗り方が悪いとそこで艶引けしてしまいます)。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!