先日作業前準備を行っておいた自転車用HED製20インチ(406)のカーボンホイール 2個です。
今回は艶あり白(真っ白)への塗装で承っていますので、まずは下地処理を行います。
カーボン地表面を#180のダブルアクションサンダーで研磨しました。表面の凸凹を削って平滑にしつつこの後塗るプライマー(サーフェーサー)が密着する為の足付け処理的な作業ですね。
アルミのリムはカーボンより低い箇所もあれば高くなっている箇所もあり、後者の場合ダブルアクションサンダーがガツガツと当たって削れてしまう為、フチは同じく#180のペーパーを使った手研磨で行います。
ちなみに長い間苦しめられて来た頚椎症はその後自転車フレームの塗装受付を止め、代わりに鍼灸師さんに勧められた懸垂と腕立て伏せをする事でかなり改善されました。どちらも首回りの筋肉を使う事が良かったみたいですね(ただ小物塗装はどうしても指から腕を使う事が多いからか利き腕は毎日攣っています)。
フチは最後にマスキングテープを剥がし、#240で研磨します。この時点でリムにペーパーが当たっても問題ありません(後にリムも全体を研磨しますので)。
そして巣穴です。全体に無数の小さい穴が開いているのですが、それらはこの後のプライマーとサーフェサー(充填効果のある中塗り塗料)で埋めるとして、これらは流石にそれでは埋まりませんのでパテを使います(実際はパテではありませんが)。
ただペーパーでは巣穴の奥まで当たらないので、ここでは真鍮ブラシを使います。本来ならサンドブラストが良さそうですが、カーボンにそれをやると穴が開いてしまいますので、足付け処理としてこちらを使う事にしました。
リムのアルミとカーボンとの隙間もこれをガシガシ擦って汚れを掻き出しつつ足付け処理を行います。
ちなみにいつもの様にウォッシュコンパウンドを使っても良いのですが、とにかくカーボン表面は巣穴だらけで、内部に水が浸透すると後でブリスター等厄介な事になりそうな気がしたので(嫌な予感がしたので)、サフェを塗るまでは空研ぎメインで行う事にしました。
使うのは3Mの構造用接着剤パネルボンドで、ひび割れて毛羽立った奥まで浸透するよう全方向から指で扱くようにして擦り込みます。
こちらの合わせ目に出来た巨大な巣穴群にもしっかり奥まで届くよう塗り込みます。
この後は一旦60℃40分程の熱を掛けて接着剤を硬化させ、余分を研磨→続けてエポキシ系プライマーサフェーサー→ウレタン系プライマーサーフェサーを塗る予定です。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

