ランエボキャリパー 本塗り

先日下準備を行っておいたランサーエボリューション用ブレンボキャリパーです。その後60℃40分程の熱を掛けてエポキシプラサフを硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っています。

サフェを研磨して、再び全体をシリコンオフで上から下に洗い流すようにして脱脂清掃をしたら本塗り準備完了です。

ブースのファンを回してクリーンなエアーが供給されるようになったら勢いよくエアーブローをして埃を飛ばします(単なる密閉空間でエアーブローをしても埃が単に舞うだけで、空気が流れる事に意味があります)。

まずは全体にプライマーを塗布します。

ボルト周りの塗料が入り難い箇所はエアー圧を絞ってしっかり奥まで行き渡らせます。

塗膜厚をつけたくない箇所=ボルト取り付け部、ガスケット当たり面、パッド固定用シャフトが通る穴の内側などにベースコートの黒を塗り、乾いたらマスキングをします。

キャリパー本体のベースカラーを塗り、ロゴ入れを行ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

艶消しクリアーも艶ありと同様ウェットで2コート行い、その後は時間の経過と共に艶が消えていきます。

今回ブレンボのロゴは丸文字でご指定頂いています。

サイズ自体は元と同じくフロント80mm、リヤ54mmを参考にしています。

キャリパーベースカラーはスカイラインR35の「ダークメタルグレー」(カラーコード:KAD)でご指定頂いています。

2回目のクリアーを塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしておきます。

キャリパー内側は塗り難いのでその際はスプレーパターンを細くし、外側を塗る時は広げて塗っています。本塗りの時は息をするのも忘れるくらい集中するのですが、それでも電話が鳴ったりすると意識がそっちに持って行かれてしまうので、工場一階の電話(子機)はかなり前からバッテリーを抜いてしまいました(電話が繋がらないのはそういう事でして、作業中は聞こえもしないので出られません)。

この後は艶あり仕上げと同様、60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボブレンボキャリパー 下準備

いつもの業者さんからご依頼を頂いておりますランサーエボリューション用ブレンボキャリパー一式です。

元々は赤かったキャリパーですが、新品時に塗られている塗膜は焼付系の為か褪色し易く、

また赤を塗ってから白のロゴ入れ→クリアーコートをするまでに熱を入れ過ぎ、または長く時間を空けすぎていると思われ、それぞれの塗膜層で剥離が起きてしまっています(層間剥離)。新品のキャリパーでも一旦全ての塗膜を剥がすのはこういう事が理由な訳ですね。

ちなみにこちらのショップさんからのご依頼で、これまで当店で塗装したキャリパーが何かしらトラブルを起こした事が無いかと聞いたところ、サーキット走行で使用しても全く問題無いとのお言葉を頂戴しています。

と言う訳で、いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って貰い戻って来ました。

昔のようにブレーキ屋さんの下請けメインでやっていた時はこのまま塗装工程に入っていたのですが、

その後間借りしていた知り合いの工場から今の場所に引っ越し、下請け的では無く当店で直接オーナー様や業者さんからご依頼を請けるスタイルになってからはそのままの状態では塗装せず、表面の研磨や、

下地作りの為の塗装(プライマー~サーフェサー)も行うようにしています(こちらは任意で有料)。

今回のようなブレンボキャリパーの場合はサフェを塗るのは部分的ですが、先日業者様からのご依頼で行ったレクサスLX600の純正キャリパーは全体が激しく凸凹とした鋳鉄の梨地で、これを「平滑の艶ありに」とのご希望だった為、一般的なエアーツールだけでは細かい所は削れず、普段は使わないリューター等を使っての研磨~下地作りとなりました。作業時間もブレンボキャリパーの数倍となったため費用もこれまでではあり得ない額(通常の5倍位)となりました。尚そちらは下請け的な作業だったのでブログ等での紹介はしておりません。ご了承くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。今回は日産スカイラインR35の「ダークメタルグレー」(カラーコード:KAD)の艶消し仕上げで承っています。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバル純正ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストとオーバーホールを行って貰い、

ご指定頂いたこの時の鮮やかなイエローで塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ロゴは元々あったサイズと同様、

フロントが横幅約80ミリ、

リヤは横幅約50ミリとしています。

元々あったロゴはシールだったので一部が剥がれたりしていましたが、今回は塗装ですのでそういった事もありません。

車体取り付け部やガスケット当たり面、パッド固定ピンを入れる穴の内側は塗膜が厚くならないようプライマーとベースコートの黒のみを薄膜で仕上げています。

 

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


その後装着された画像とレビューも送って頂きました。わざわざありがとう御座いました!

スバルブレンボキャリパー 本塗り

先日プライマーを塗っておいたスバル純正ブレンボキャリパーです。

まずは塗膜を厚くさせなくない箇所=ボルト取り付け部、ガスケット当たり面、パッド固定シャフト取り付け穴にベースコートの黒を塗布します。

ベースコートの黒が乾いたらマスキングを行います。アルミ素地だと腐食してしまいますし、プライマーのグレーがそのままだと格好悪いですからね。

マスキングが完了したら再びブースに吊るし、エアーブロー&タッククロス(粘着物質がついた不織布)を使って埃を除去します。

まずは白で下塗りします。具体的にはVW社のキャンディホワイト(LB9A)を使用しています。

続けてご指定の塗色=鮮やかなイエローを塗布します。鮮やかな原色は隠蔽力が非常に弱く、それを黒の上に塗っても延々下色が透けてしまいますから、一旦明度と隠蔽力の高い下色を塗って無用に塗膜厚が大きくなるのを防ぎます(ベースコートの厚塗りは塗膜の強度が落ちる為)。

下色の白を1コート+イエローを3コートで、合計4コートでベースコートが完了しました。

そしてロゴ入れを行います。

ロゴはこの時のデータを使用し、サイズは元の物を参考にしてフロント80mm、リヤ50mmで作成しました。

黒を塗ったらマスキングを剥がし、

ロゴ入れ完了です。

こちらはフロントキャリパーですね。

再びブース内に吊るし、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

こちらのスバルブレンボキャリパーを塗る前は、業者様からのご依頼でアウディR8に取り付けるレクサスLX600のキャリパーを塗っていました。鋳鉄製の梨地をツルツルに仕上げるという地獄のような作業で、リューターでキャリパーを削ったのはさすがに初めての事でした(費用もブレンボの3倍程となりキャリパー単体でここまでの額は初めてでした)。

また現在はいつものショップさんからランエボ用ブレンボキャリパー一式もお預かりしています。こちらはこれからの作業なので、まずはいつもブレーキ屋さんに発送してサンドブラストをお願いする事とします。このような感じで一年を通して常にキャリパーのご依頼が入っているような状態ですね。

尚、ロゴ入れを行った箇所はどうしてもその段差が出来てしまっているので、

完全硬化後にペーパーを掛けて段差を均し、磨き処理も行います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルブレンボキャリパー下準備

先日お預かりしておりましたスバルWRX STI(VAB)の純正ブレンボキャリパー一式です。

その後いつものブレーキ屋さんに送り、オーバーホールとサンドブラストが完了して戻って来ました。

このままでも塗れる状態ですが、

目立つ正面(ロゴ面)を研磨してザラザラとした梨地を平滑にしておきます。

この型のキャリパーは梨地の凸凹が激しいので、最初に#80→#120のシングルサンダーで平滑にし、

その後#120→#180のダブルアクションサンダーでペーパー目を均し、サンダーが当たり難い箇所は#180→#240で手研ぎしておきます。

その後シリコンオフ(低溶解の脱脂用溶剤)で洗い流すようにして脱脂清掃を行い、治具に固定して本塗りのセッティングを行います。

まずは全体にプライマーを塗布します。

リヤキャリパーも同じく隅々までプライマーを塗っておきます。

とりあえずこれで酸化(錆)の進行は防げましたので、続きは後日また作業が進行しましたら紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!