audio-technica ATM98マイク塗装承ってます

 先日到着しておりましたオーディオテクニカ社製のライブステージ専用設計ダイナミックボーカルマイク、ATM98です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は単色べた塗りで、色はこちらのマツダ「スノーフレークホワイトパール」(カラーコード:25D)で承っております。

こちらは3コートホワイトパール塗装となり、その下にある「カラーベース」の色を下色とし、その上に下地が透き通る「パールベース」を塗って最後にクリアーでコーティングする3層構造の塗装となります。

この場合はそれぞれの色を配合データから作成・塗装する為、通常の2コート塗装よりも若干費用が割増となります。

尚色見本についてはご依頼が決定された方には無料でお貸出しておりますので、ご希望の場合にはその旨お知らせくださいませ。こちらは【お任せ仕上げコース】でも対応可能です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

オーディオテクニカマイク塗装 完成

mic54大変お待たせしました!オーディオテクニカのマイクはキャンディーレッド+ゴールドカラーのデカール作成~貼り付けで完成となります。

mic51デカールのデザインについてはオーナー様よりIllustratorで作成したai形式のベクターデータで頂きましてそれをそのまま利用しています。普通の方には難しい作業かも知れませんが(専用のソフトも必用ですし)、知り合いにPCを扱うデザイナーさんが居たり、或いはそういった事を専門で行っている方などに依頼すれば手書きのイラストなどもデータ化できたりします。ちょっとどうなるかは判らないのですが、社外記で時々登場するJIROちゃんなる人物もそういった事が出来るので、今後業務の一環として受け付けてくれるかも知れません。ちなみに当店が間に入ってと言う事は一切しませんのでその点はどうか御容赦下さいませ(とても苦手なのです)。

mic53 先ほどの画像は蛍光灯下で、こちらは自然光での撮影となります。キャンディー塗装特有の深みを感じられますが実物はクリスタルクリアーの質感も相まってもっと凄いです。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

オーディオテクニカマイク 本塗り

mic4 先日デカールを貼り終えていたオーディオテクニカのマイクです。しっかりデカールを乾燥させ、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

mic3デカールの厚み分の段差は当然ありますが殆ど目立たない程度で、気になっていたデカールの白濁りは貼った本人でも判らない程に出来ていますので御安心下さい。今回は随分と時間が掛かってしまいましたが傾向と対策は判りましたので次回からは楽しく出来そうです。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

オーディオテクニカ マイク デカール貼り付け

mic47先日キャンディーレッドに塗装を終えていたオーディオテクニカのマイクです。ベースコートの塗装が終わった時点でデカールを貼り付けようと思いましたが、嫌な予感がしたので一旦クリアーまで塗ってデカールは後から貼ることにしました。結果的にこれのお陰で全滅は逃れることが出来まして・・・。キャンディーカラーはコート数で色の濃さが決まるので、部品一個が駄目になると全部を塗り直さなければなりませんから、今回デカールの貼り付けを何度かやり直ししていましてクリアーまで塗っておかなければ危なかったです。

mic48全体的に足付け処理をしたらデカールの貼り付け準備を行います。この辺はプラモデルと同じですが、密着力を高める為の接着剤(マークセッター)は不可欠ですかね。

mic50デカールはシールに比べると非常に薄いですが、塗装が基準となるとこの厚みも相当なもので、出来るだけそれを目立たなくする為には極力カット位置を内側にする必要があります。

ちなみにちょっと前にスマートフォンケースにUVプリントを施した案件を紹介しましたが、その後掲載は控えて欲しいと言うことで記事は削除いたしました。塗装自体は無事完成して仕上がりも喜んでいただけましたが、UVプリントのインクでさえ塗装だと相当の厚みになるので、その上に塗ったクリアーはかなりの凸凹が残りました。私的には「クリアー塗装→完全硬化→研磨」を3回~4回くらい繰り返さないと綺麗な平滑面にならないと思いましたが、オーナー様的には1度の塗装で充分だったらしく既にリピートのご依頼も頂いています。

ちなみにプロモデラーの方は上の画像のようなデカールの場合、プリントされたライン以外はカッターでカットして取り除くらしいです。物事を極めるとなるとやはりそこまでやらないと駄目なのでしょうね。私など到底足元にも及びません(って目指しているのはプロモデラーでは無いですが。笑)。

mic46と言う事でこんな感じにデカールの貼り付けを行ったのですが(一部お名前が出ていますので修整しています)、この後これを剝がして3回(か4回)やり直しています。貼った後は良いのですが、一時間くらいして完全に水気が飛ぶとデカールを貼った部分に白濁りが出てくるのです。これは糊の不良などで発生したりしますが、水に長く浸け過ぎて糊を流してしまっている訳でもありません、デカール自体もそんなに古くは無く、そもそもマークセッターを使っていますから問題はそこでは無いんじゃ・・・、と思ってアクリル板の端材で色々と試してみたら判りました判りました。どうやらデカール貼り付け面に行った足付け処理がマズかった模様です。いつもはそんなに気にする程では無かったのですが、確かにここまで長い文字を二列に行うのは初めてなので、帯状になった二本の濁りが凄く目立ったんでしょうね。

mic49デカールの作製はいつものIllustratorなるソフトでデータを作り、今は廃盤になってしまったALPSのドライプリンターで印刷を行います。

これの良い点はうちのような極小規模な工場でも内製化が可能で、今回のように何度失敗してもその場で直ぐに造り直しが出来る点に尽きると思います。こういった作業は夜間に行う事が殆どですから、もし誰かに御願いして作ってもらっていたら翌日まで待たなければなりませんが、自分の体力さえ持てば誰に迷惑も掛けず何度でもやり直せるのが良いところです。しかしまともに出来るようになるまでに3日も要してしまいましたが・・・(苦)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!(これでようやく寝不足から解消されます)。

オーディオテクニカマイク 下塗り

mic42 こちらはお待たせしておりますオーディオテクニカのマイクでして、当初は一度で本塗りを行う予定でしたがデカール貼り付けのリスクが高いので今回は(と言うか今回も)二回に分けて行う事にしました。

上の画像はマスキング作業で、ディップスイッチの中もマスキングしておきます。

mic43 本体とマイクのヘッド部分との間にはスペーサーのような物が二個ありまして、そちらは塗装では無くアルマイト処理されていたので研磨してプライマーを塗ってあります。本体とヘッドは塗装されている物なので足付け処理のみで本塗りが可能です。

mic44 今回はキャンディーレッドでご依頼頂いておりまして、まずは下地となるシルバーを塗装します。主に光を反射させて発色を良くする為ですね。

mic45そして透過性のレッドを塗装し、クリアーを塗って下塗り完了です。といっても内容自体は本塗りと同様で、本体以外のパーツはこれで完了となります。クリアーもクリスタルクリアーを使用しています。

この後完全硬化したら本体にドライプリンターで作製したゴールド色のデカールを水貼りし、さらにもう一度クリアーを塗って完成となります。

お待たせして申し訳御座いませんが確実な方法で行っておりますのでどうかもう暫く御待ち頂ければと思います。デカール貼り付けしましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!