SHURE BETA58Aマイク ピンクゴールド塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたたSHURE BETA58Aボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

最初からグリルボールにある水色の部分はリング状のゴムが着いているだけなので、塗装時にはこちらを外しています。

マイク本体とグリルのメッシュ部分は「ピンクゴールド」となります。

下色に目(粒子)の細かい高輝度メタリック(STX SPFシルバー)を塗装し、その上に桃色っぽい薄ピンクの透過性塗料(キャンディーカラー)を重ねています。

リング部分の色は、当ウェブサイトにあるWeb色見本より、「S594 1のb、2のb、3のa辺り」で承りました。「僅かに紫味を感じる紫陽花色」といった感じとなります。

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

こちらは自然光で撮影した画像となります。

色の深みを強調させる一般的なキャンディーカラーとは違い、淡くて上品な色味に出来ているかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHURE BETA58Aマイク ピンクゴールド 本塗り

先日お預りしておりましたSHURE BETA58Aボーカルマイクです。

足付け処理を行い、本塗り準備完了です。

 グリルボールのリング部分は、当ウェブサイトにあるWeb色見本より、「S594 1のb、2のb、3のa辺り」と伺っておりますので、それを参考に色を作製します。

 青と紫の原色に、白で明度を上げて、オーカーで彩度を落としています。

 まずはグリルボールのリング部(中央と下部)に先ほどの色を塗り、

 十分に乾かした後、マスキングを行います。

リング部はフチの側面を含む「3面」をマスキングをしないといけない為、こういった場合には伸縮性のある塩化ビニル系のマスキングテープ(ニットー ボディコンテ―プ)が便利です。通常のマスキングテープとは逆で、強く引っ張った状態で貼るのがコツです。

 そして3コートキャンディーカラーの下色となるシルバーを塗布します。

いつもは目の粗いメタリック(STX MIX598)を使いますが、今回は上品なピンクゴールドなので、目の細かいスペシャルファインシルバー(STX JLM-906)を使っています。

 色見本を確認し、

 ピンクゴールドのキャンディーカラーを塗布します。

 グリルボールリング部のマスキングを剥がしました。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせいたしました!

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SHURE BETA58Aマイク塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSHUREのボーカルマイクBETA58Aの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はグレーメタリックの塗装で、クリアーは塗られていない艶消しの状態でした。

 今回は本体と網の部分を「クロマフレア風No.4」の塗装で、グリルボールのリング部分を「ピンクゴールド風」の塗装にしています。

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 「クロマフレア風No.4」は元々パウダータイプの顔料で、それをSTANDOXのバインダー(樹脂)に混ぜてベースコートとして使っています。初期の頃は粒子が粗い割りに色変化が弱くてイマイチでしたが、その後色々な顔料を海外から取り寄せて採用しています。

 また今回はリング部分を「ピンクゴールドっぽく」とご要望を頂きまして、それらしい雰囲気の色も作製してみました。→ピンクゴールド色見本 作製

既に塗料を売って欲しいといったお問い合わせを頂いているのですが、これは単にSTANDOXだから難しいと言うだけで、模型用などでは普通に市販されていると思いますので、そちらをご利用頂ければと思います(SPFシルバーを使っているので無用にコストが高いです)。

 クロマフレア風No.4は「紫→橙→黄」と変化する色です。

ちなみに「風」では無く「本物のクロマフレア顔料」は以下リンク先にあるような塗料となります。日ペのマジョーラもこの顔料を使っています。

特種塗料と言うかクロマフレア顔料

 ストロボを使った撮影もしてみました。

 画像はどれも縮小以外未加工です。

 ちなみにですが、今回丁度同じマイク=SHURE BETA58を並行して作業しておりまして、ちょっといつもと違った仕様で行ったので紹介をさせて頂きます。

どちらも同じマイクで、向きも同じです。エンブレムがあるべき所に無いのが判りますでしょうか。

通常は行っていないのですが、プロの方がご使用されるとの事で特別にカスタムをお受付しました。元々あったエンブレムを剥がし、窪んだ個所を滑らかに削って構造用エポキシ接着剤(3Mパネルボンド)で埋めています。自動車補修(自動車板金塗装)に携わ差っている方なら普通に出来る事ですが、マイクでこれを行うのは珍しいかと思い一応撮影しておきました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。GW中も暦通りの営業ですので平日であれば発送可能です。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHURE BETA58Aマイク 本塗り

 先日お預りしておりましたSHUREのボーカルマイクBETA58Aです。足付け処理~マスキングを行っておきました。

尚、今回はこのような内容で作業を承っております。

 ベース色は角度によって色が変わって見えるクロマフレア風No.4で承っていますので、まずは下色として黒を塗ります。

 グリルボールは2トーンカラーで承っておりますが、こちらも一旦は全部黒に塗ってしまいます。

 クロマフレア系の顔料はそれ自体では隠蔽力が無く(パール顔料全般がそうです)、何かしら下色を塗る必要がありますが、その中でも黒が一番変化が強いので通常はこうするのが一般的です。

逆にこの下色を「白」と「黄色」にした物も試していて、こちらのページで詳しい内容を紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

 黒を2コート、クロマフレア風No.4は3コート塗っています。

 下色の黒が透けた状態なのですが、これだけ見てもそうだとは判らないですよね。

 その後十分に乾燥させ、続けてグリルボールのリング部分の塗装を行います。

 こちらはシルバーを下色として塗装し、

 続けてピンクゴールド風の色を塗布します。こちらも先ほど紹介した社外記のページで詳しく紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

 マスキングを剥がし、これでベースコートが完了です。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 今回使用しているクロマフレア風No.4は「紫→橙→黄」と変化する色です。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

リング部分も良い具合にピンクゴールド感が出せたかと思います。

近づいて見ると、網の鋼線一本一本が色変化しているのが判ります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!