ポルシェ純正1/43サイズのミニカーです。とある方へのプレゼントと言う事で、手前の白い2台を赤への塗装でご依頼を頂きました。
その後もミニカーの塗装がお問合せが多い為、作業内容を纏めて改めて施工例として紹介をさせて頂きます。
御希望された色はポルシェ純正色の「ガーズレッド」(カラーコード:80K)で、911 turbo Sのモデルでこの色の設定が無いと言う事で、知り合いの方に塗装をお願いしたろころ・・・、
想像されていたのとちょっと違った仕上がりになったと言う事で、
次はこういった仕上がりにならないよう、改めて新品2台を注文し、当店へご依頼を頂く事となりました。
これに関しては当店もミニカーが専門と言う訳ではありませんので、実際にやってみた今回のミニカー以外の事は全く分かりません。
今回のご依頼でも、壊れた部品はもう一台のミニカーから移植して使うと言う方法でご理解を頂き対応をしました。ですので塗装をご検討されている方は塗装するボディと、部品取り用にもう一台(出来れば2台)を用意し、各部品が分解可能かをご確認した上でお問合せを頂ければと思います。
今回は「壊れた場合はその時点で諦める」と言う事をご承諾の上で、分解も当店で行う事になりました。
分解については業務外の個人的な時間を使って作業を行うと言う事で、作業内容については以下の社外記のページで紹介しています。宜しければご参照下さいませ。
ドアミラーは取り外す際に根本が折れてしまった為、取り付けはネジで行うようにします。ボディ側に1ミリ程の穴を開けておきます。
ドアミラー側にも穴を開け、ネジが入るようにしておきました。塗装後にネジと接着剤を使って固定します。
今回は既存の塗装は剥がさず、足付け処理をして上から塗り重ねるようにします。
最初に#800で塗膜を平滑に均しておきます。
ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシ、スコッチを使い、細部まで足付け処理を行います。
ミラーは埋め込んだネジをクリップで掴んで固定します。ミラーはプラスチック製の為、専用のプライマーを塗布します。
デカールは実車を参考に、データから作製してドライプリンターで印刷しています。詳細については以下のページで紹介していますので宜しければご参照下さいませ。
使用している塗料は実際の車にも使うSTANDOXで、塗色の配合データも実車そのままとなります。
組み付け作業に関しては以下のページで紹介をしておりますので宜しければご参照下さい。
各画像は編集加工はせず、サイズのみ縮小した撮ったそのままの物となります。
リヤエンブレムのデカールはALPSのドライプリンターを使い、シルバーで印刷しました。
ボンネットバッジは元々着いていた物を丁寧に剥がし再利用しています。
さらに他の完成画像は以下ページで紹介しておりますので宜しければそちらをご参照下さいませ。
塗装をご検討されている場合は、まず分解を試みてみる事をお勧め致します。無事分解が出来て塗装する物のみ単体の状態になっていれば、ご案内するお見積金額も低くなります。
逆に全く手を付けていない状態でお問合せを頂いてはお見積りのしようが無く、それでも提示しなければならない場合にはどうしても高額に成らざるを得ません。何卒ご理解の程、ご協力を頂けますようお願い申し上げます。