BMW MINメッキグリル枠 本塗り

 一緒にお預りしておりますテールランプのスモーク塗装はまだですが、メッキ関係&艶あり黒の塗装はまとめて並行して作業をしておりますので先に本塗りを行いました。

 サフェーサーを#800の水研ぎで研磨し、布状の足付け処理用副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均してあります。爪の部分は塗ってしまっても装着には支障は無いと思いますが、そこも剥がれない様に下地処理をするのが困難な為、「剥がれてしまうなら塗らない方が」と言う事でマスキングをしています。

 今回は「艶あり黒」のご依頼案件が多く、一度に6セットくらいを同時に塗っています。

 今回のように一度に多数の部品を同時に塗る時は、塗料ミストが飛ぶ方向を考えてそれぞれの被塗物の位置を変えられるようにしていて、また本ブースのように室内全体の熱を掛けられる訳ではありませんから、塗り終わった物は安全にストレス無く持ち運びが出来るようにしています。

こちらもクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となっております。

それではこちらも完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

メッキパーツ サフェ入れ

 こちらはフォレスターのメッキパーツ6点の内の一つで、当たり面にクッションテープが貼ってあったのでそれらを剥がします。また裏側の両端に付いている黒いプラスチック部品は両面テープで着いているようでしたのでマスキングで対応しています。

 CH-Rのフロントメッキモールは裏側に両面テープが貼ってある為、台紙に塗料が付かないようマスキングしておきました。

 その後メッキ素地用の下地処理をし、最後は通常通りウレタンサフェーサーを塗布して完了です。

今回は先程のCH-Rのメッキモール1点、フォレスターのメッキモール6点、BMW MINIのメッキモール1点、合計8点を同時に作業しています。

 元々傷があったり歪んでいたりしている訳ではありませんが(飛び石傷はありました)、この後サフェを研いだ時にメッキ素地が露出すると厄介なので(サフェだけでは十分に密着しません)、しっかり塗り込んでおきます。

 ただしサフェで肌を荒らしてしまうと研ぐのが大変で、結局素地を露出させてしまうと言う事にも成り兼ねませんので、多少シンナーで希釈しての薄膜×4~5コートを塗り重ねています。

また全てのメッキパーツはフチから剥がれたりしないよう、裏から表に周り込むようにしっかり塗っています。大きい部品は段ボールで脚を作製し、最初は裏返した状態でフチにしっかりプライマーが塗着するようにしています。

この後は後日熱を入れて塗膜を完全硬化させ、ただ年明けまで放置するとサフェが固くなって研ぐのが大変になるので(凄く大変です・・・)、サフェ研ぎまでは年内に終わらせておこうと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW MINIテールランプ&メッキグリル枠塗装承ってます

先日到着しておりましたBMW MINIのテールランプとフロントグリルメッキモールです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 テールランプは「極薄めと薄めの中間」の濃度で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。クリアー抜きなどは行わず「べた塗り」となります。

 フロントグリルの枠部分はABS樹脂に装飾クロムメッキが施された物で、こちらは普通に塗装しても十分な密着性が得られませんので、いつものようにメッキ素地ようの下地処理を行ってからの上塗りとなります。色は「艶あり黒」、またこちらもクリスタルクリアーで承っております。

グリルの取り付け位置が比較的低く、また角度が付いていない(地面に対して垂直)に近いからか、部品の表面にはかなりの量の飛び石傷があります。

ただプライマー塗布後には通常通り十分な膜厚のサフェーサーを充填しますので、それを研磨する事でこれらの傷も払拭出来ます。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!