大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた自転車用HED製20インチ(406)のカーボンホイール塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
元々はこの様な状態で、
カーボン素地には巣穴か数多くあり、
エポキシ系の接着剤などを使って素地を整え、
エポキシ系のプライマー→ウレタンサフェで最初の下地を作り、
柔軟性のあるポリエステル系のパテを使って巣穴を埋め、
再びウレタン系のサフェを塗ってラインを整え、
一旦1コートソリッドの白で下塗りを行い、
今回のホイールはカーボンが薄く、指で押すと簡単に凹むような柔らかさだった為、
そのまま通常の塗装を行うと塗膜が割れてしまう恐れがありましたから、各工程全てで軟化性のある塗膜にしてあります。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
見た目としては2個のみですが、今回のように両面ある場合はこれが倍の4面となるので、塗装費用もほぼ倍となります。スピーカーボックスの場合だとこれが5面~6面となるので見た目よりも(数としては一個なのに)高額となり、作業自体も非常に大変で時間が読めないのでお受付を停止させて頂いています。
自転車フレームも同じような感じで、それにさらにロゴ入れ等のお打ち合わせなどを含むと非常に大変=簡単に数十万円の費用になってしまいますから、こちらもお受付を停止させて頂いています。時間を掛けて事前のお打ち合わせ(見積もり)を行ってもその後競合する他のショップに流れていってしまうと、そこまでに費やしたコストが無駄になってしまう(実際にご依頼頂いている方々への負担に回ってしまう)のを避けたかったのです。
それとは別ですが似たような感じとして、10年くらい前にキャノンのカメラレンズフードを多く塗装していた時期があったのですが、その後当店よりもかなり安価に塗装するショップさんが現れ当店への依頼が激減→その後そちらのショップが対応しなくなって再び当店への問い合わせが来るようになったのですが(今日もありました)、その頃には年に一回やるからやらないかと言うような状況になっていて、しかしそうなると当然コストも上がってしまうので、この時既に当初の倍以上の金額となってしまいました。定期的にやっている内容であれば作業的に慣れているのでコストを落とせますが、忘れた頃に新たにやるとなると作業スピードが落ちてしまいますからどうしてもコストは上がってしまうんですよね。トヨタディーラーにパブリカを持って行って当時と同じ内容で整備やって貰おうとなるととんでも無い金額になるのと同じような感じでしょうか。毎日扱っている車種であればそれに合わせて現場も作られますが、50年前の車を当時と同じ金額で出来るかと言うとそれは到底無理ですよね・・・(お金の価値の違い以前の問題かと)。
スポークを通す穴の周りはカーボン繊維が毛羽立っていたりしましたが、
そちらも綺麗に処理しておきました。繊維のままだと切れにくいですが、塗料が着くと削れるようになるので形を整えやすくなります。







