ジャガーXJエンジンカバー 本塗り

jaguar こちらもお待たせしておりました。ジャガーのエンジンカバーも本塗り完了しておりますので御安心下さいませ。

本来は結晶塗装を施したい所でしたが(オーナー様も私も)、素材に耐熱性があるのか不明だったので一か八かの賭けは控えまして(変形してもお金は頂かなくてはなりませんのでそもそもお勧めしません)、通常の塗装(鮮やかな赤)を艶消しクリアー仕上げに、凸文字は黒で仕上げる事となりました。カバーは全体的にペーパーを掛けて足付け処理してあります。

jaguar1 プライマーを塗ったらベースコートの赤を塗ります。お車はジャガーですが塗った赤はフェラーリの赤です。まあ色に国境はありませんし、フェラーリの色といっても原色の配合率でこう決められただけの事ですのでここは気にしなくて大丈夫です。ちなみに凸文字は部分も一旦塗り潰してしまいます。

jaguar2 そして問題の凸文字です。予め表面を研磨して平滑にしておくかどうかで悩みましたが、凸文字の表面はかなり丸みを帯びていますから研磨で平滑にするのはちょっと無理がありそうなので(穴が開く可能性もあるかと)この丸味は活かす事としました。

と言う事で凸文字の上面についた塗料のみ除去しますので、他に箇所を傷つけないようにマスキングします。塗装用では無く塗装を剝がす為のマスキングですのでこんな感じでOKです。これを綺麗にマスキングしよとしたらそれだけで一日掛かってしまいますので。

jaguar3 ウェスに少量のシンナーを含ませて凸文字天面のみ塗装を落とします。シンナーを多く含み過ぎて周りに付いてしまったら・・・最初からやり直しですので慎重に作業します。実際は楽しすぎてよだれが垂れてしまいそうなんですけどね(実はこういう作業が大好きです)。

jaguar4 シンナーだけでは綺麗に除去しきれないので(単に伸ばすだけです)最後は#800で研磨しています。これで凸文字部は塗らずに「黒」に出来ました。作業方法は頭の中で何度もイメージしていたので比較的スムーズ且つ短時間に出来たと思います。

jaguar5素地が露出した文字部には再度プラスチックプライマーを塗布し、最後に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

画像ではまだ艶が消えきっていないので現物はもう少し落ち着いた感じになっています。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

シトロエンC4テールランプ 本塗り

citroen こちらもお待たせしました!いきなりの登場ですが無事本塗りを終えましたので御安心下さい。

ちなみにこちらはテールランプですが、いつものスモーク塗装やレッドキャンディーとは全く違いますのでいつものように「4セット纏めて」といった塗り方ではありません。今回こちらのテールランプには「ボディ同色」を施すよう御依頼頂いています。

citroen1 上の小さいレンズの方はベタ塗りですが、こちらの大きい方の下側は通常通りテールランプとして使われますので、ボディカラーを塗るのは指定されたラインより上のみとなります。上の画像ではラインが真っ直ぐで左右対称かを確認している所です。

citroen2 こちらの小さい方はベタ塗りとなります。

citroen4 大きい方は上側のみベースコート(ボディカラー)を塗布し、クリアーはレンズ全体に塗ります。

まずはプラスチックプライマーの塗布からですね。

citroen5 今回のボディーカラーは淡いメタリックなので、オーナー様としては「ライトが灯火した時に光が漏れてしまわないか?」との事をご心配されたので下色として黒を塗る事にしました。これなら間違いは無いですね。

citroen6 そしてマスキングを剝がした状態です。中々見慣れない光景なのでちょっと面白いですね。

マスキングしていた箇所はプラスチック素地なのでここで再度プラスチックプライマーを塗布します。

citroen7 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

citroen8ボディーカラーは「マティボワール」(カラーコード:KCH)なる色で、所謂「ホワイトゴールド」といった感じですかね。綺麗な色だと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週半ばくらいを予定しております。もう少々お待ち下さいませ!