マツダアテンザ フロントグリルなど塗装承ってます

atenza26 こちらも紹介が遅れて失礼しました。そしてこの度も御贔屓頂き有難う御座います!

こちらのオーナー様は以前マツダアクセラのパーツで色々御依頼頂いていた方で、先日同じくマツダのアテンザに乗り換えたとの事で今回の御依頼となりました。何度も何度も大丈夫でしょうか・・・(笑)。

atenza27 御依頼頂いたのは内装パーツやフロントグリルなどの外装パーツ、そしてエンジンカバーも御依頼頂いています。内装パーツと外装パーツについてはマツダ純正色のジェットブラック(カラーコード:41W)で、これは黒に若干のパールが入った色となります。給油キャップについては同封して頂いたパッケージの近時色として「グリーン」で、どれも艶有り仕上げのクリスタルクリアー仕様で承っています。給油キャップがグリーンなのはディーゼルエンジンで燃料が軽油になるからで、間違い防止の為かと思われます。

atenza28 こちらはまだ色が決まっていませんが、塗装するのは全体では無く部分的に色を付けるような感じです。当初は結晶塗装を御希望だったのですが、恐らく素材はPP(ポリプロピレン)でこれは熱で変形してしまいますから今回は通常の2コート塗装、艶消し仕様で御検討頂いております。

atenza29 今回の費用も相当になるのですが、そのネックとなっているのはやはり下地処理で、こういった表面がザラザラとした「梨地」のパーツにそのまま色を塗っても艶々の仕上がりにはならないので、この場合は「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必要となります。これが本塗りよりも大変なのでどうしても費用は割高になってしまうのです。ちなみにこれらの素材はPP(ポリプロピレン)です。

atenza30 バンパーに付くフォググリルも細かいシボ模様があるのでこのままでは塗れません。と言うか塗れない事は無いのですがちょっと残念な仕上がりになってしまいます。

atenza31下地処理で問題なのは、こういった大型で複雑な形状をしたパーツで、これ全体を研いでサフェーサーを塗って研ぐのは相当大変です。まともにやると桁は一つ上がってしまいます。

が、今回のアテンザのフロントグリルは今まで何回か塗装例があり、こちらの梨地は比較的細かいのでもう少し簡易的な下地処理で対応する事にしています。ネックなのは「サフェ研ぎ」の作業なので、それを無くすような感じで本塗りを二回行う「2度塗り」といったやり方ですね。勿論デメリットがあり(シャープ感が損なわれます)、シボや梨地の凸凹が大きいとさらに酷い結果になりますが、この素地であればそれで対応は出来ていますので今回はこのフロントグリルとロアグリルについてはこの方法を利用する予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も御贔屓頂き有難う御座います!