大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産K13改マーチ用、社外品のFRP製リヤアンダーパネルの塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
「研磨→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行い、
日産純正色の「ニスモグレー」(カラーコード:BU0630)で、
メタリックに見えますがそれは使われておらず、ホワイトパールとなります。
下地処理では面と片・角を整えていますので、純正っぽい自然な感じに仕上がっているかと思います。
大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産K13改マーチ用、社外品のFRP製リヤアンダーパネルの塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
「研磨→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行い、
日産純正色の「ニスモグレー」(カラーコード:BU0630)で、
メタリックに見えますがそれは使われておらず、ホワイトパールとなります。
下地処理では面と片・角を整えていますので、純正っぽい自然な感じに仕上がっているかと思います。
先日到着しておりましたSUBARU純正WRX S4用の樹脂製インテークマニホールドです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
いつも塗っている物と違い、下側に箱がぶら下がっているような構造となります。
以前一度だけ同じ物を施工していますので、参考までにそちらを紹介させて頂きます。
こちらはスバルレヴォーグ用のパーツで、今回の物と同じ部品と思われます。
またこの時は結晶塗装の赤でしたが、
素材はPA=ポリアミドで、塗装自体は問題無いのですが、ネックとなるのは「足付け処理」です。
結晶塗装の場合は「素地の粗を目立たなくする」と言う特徴からサンドブラストを行って問題無いのですが、オレフィン系の樹脂にそれを行うと表面が激しく毛羽立ち、一般的な塗装=艶あり仕上ではその後の処理が大変な事になってしまいます。
かといってこの形状で細部までペーパー掛け(アシレックスでの研磨等)は大変ですし、確実性にも乏しくなる気がしたので、今回はウェットブラストを試してみる事にしました。
と言っても使ったのはサンドブラスト用のガンで、試しに水だけで行ってみた所、すこぶる調子が良かったので、これに重曹を使ってウェットブラストを行ってみようかと思います。
ちなみに動画は元々Twitterに投稿する為に撮影した物だったのですが、知り合いの塗装屋さん(GUNさん)から、「Twitterにアップすると画質が悪いので、だったらYoutubeの方が断然良いですよ!」とアドヴァイスを頂き、早速専用チャンネルを作ってアップロードしてみました。編集は面倒なので全くやっておらず、なのでこれだけを見ても全く意味が分からないと思いますが、今回のように補助的に使えれば良いと考えています。
色はこちらの三菱iのヘッドカバーと同じく、マツダの「ソウルレッドプレミアムメタリック 」(カラーコード:41V)を参考にし、カラーベース(下色)はその配合データをそのまま使用して、その上に塗るキャンディーレッドはテールランプの塗装に使っている色を使用します。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!
先日お預かりしておりましたフェラーリベルリネッタの純正テールランプです。次の透過性塗装のターンで本塗り予定で、先日よりその他のご依頼品と共に作業をっております。
尚、こちらのテールランプは元々何かが塗られていて、しかも窪んだ部分の隅にクリアーが溜まっている!という状態だった為、
その部分を削って平らにしておきました。またデロデロとした肌も研磨して均しておきます。
派手に削っているように見えますが、下地を露出させると何かしらのトラブルが生じ易くなる為(スモーク塗装だった場合はそこだけ色が抜けてしまい、またチヂレの問題)、既存の塗膜を突き破らないよう注意して行っています。
そのまま本塗りに挑むのは何か嫌な予感がしたので、一旦クリアーを塗っておく事にしました。
素地調整をしておいたお陰で、元の状態(塗装)と比べると全然仕上がりが違うのが判るかと思います。
通常の塗装であれば(完全隠蔽させる色であれば)多少無理をしても無事に済む場合はありますが、テールランプのような透過性塗装の場合、何か問題が起きるとそれが最後まで見えてしまう=取り返しのつかない事態になり兼ねない為、慎重になり過ぎるくらいで作業をしています(ただ結果的に無意味に終わる事もあり、傍から見たら時間の無駄でしかない為、雇われの身だったらクビになっていると思います)。
この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日改めて足付け処理から行います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日サンドブラストで足付け処理を行っておいたCOTTAのサムレストです。リン酸処理を行い、よく洗浄しておきました。
カメラ本体に装着した時に接触する当たり面は塗らないようにとご指定頂いておりますので、そこはマスキングをしてサンドブラストが当たらないようにしています。この後の塗装でも同じくここは塗らないようにします。
元々あったCOTTAのロゴは彫刻では無く(彫られているのではなく)印刷だった為、足付け処理の際にそれは無くなってしまいましたから、改めてデカールで再現します。
木工用ボンドを溶かした水にロゴを印刷したデカールを浸し、専用の接着剤(マークセッター)を使って塗装面に貼り付けます。
その後、軽く40℃程の熱を掛け、その後常温で1時間程扇風機の風を当ててしっかり乾燥(恐らくは乳化重合)させておきました。
尚、御指定頂いているのは「艶消し黒」ですが、
デカールの厚みで段差が出来てしまうので、一旦艶ありクリアーで塗装し、完全硬化後にロゴ部分を研磨して均し、再度艶消し黒で塗装します。デカール部分以外には余り膜厚をつけたくは無かったので、ガンは口径の小さいSATAエアーブラシ0.5mmを使っています。
最後のクリアーが塗り終わったら直ぐにバツ切りマスキングを剥がしておきます。
この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日改めて艶消し黒で本塗りを行います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!