アランミクリメガネフレーム塗装承ってます

先日到着しておりましたアランミクリのメガネフレームです。こちらのオーナー様は以前にも同じ型のフレームで塗装をご依頼頂いている方で、この度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難うございます!

ご依頼内容も前回と同じく「艶あり黒」で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

少し引っ張るとフレームに半分隠れていた蝶番のネジが出て来るので、それを外して分解を行います。

レンズの取り外しも完了し、今回は取り付けも行います。

参考までに前回ご依頼頂いたフレームの画像も紹介させて頂きます。

この時のフレームは元々青い色をしていました。また今回オーナー様から「因みに以前塗装頂いたメガネは現在も毎日掛けており、大変気に入っております。」とのお言葉も頂戴しております!

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

オリバーゴールドスミスメガネフレーム塗装承ってます

先日到着しておりましたOliver Goldsmithのメガネフレームです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状レンズが着いていますが、こちらは新たな物に交換予定なので塗装後の取り付けは行わず、またそれを行うメガネ屋さんにも確認済みとの事で承っております。

ご依頼内容はフレームの色を「艶ありの黒への塗装で、

左右のテンプル内側にあるロゴ(文字)は残されたいとの事で、

ただこちらはレーザー彫刻か何かで彫られ溝状になっていますから、特に気にせずそのまま塗装を行うようにします。

そして蝶番を固定するネジの裏側=8個の丸い金具についてですが、こちらは黒には塗装せず、さらに透過性のイエロー=キャンディーイエロー(ゴールド)に塗装して金メッキ風の仕上がりにするよう承っております。

方法としては、下地処理を終えた後にまず丸金具付近をキャンディーイエローに塗って一旦完全硬化させ、次の行程で丸部をマスキング→ベースコート黒で塗装→丸部のマスキングを剥がして全体にクリアーコート、といった作業を想定しております。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

飾り金具を残した物で、以前施工した事例がありますのでそちらも紹介いたします。

こちらは以前ご依頼頂いたOGKのメガネフレームで、

元々は透明だったフレームを艶消しの黒に、飾り金具はマスキングで残すようにしています。

作業内容についてはこちらの記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Theoメガネフレーム塗装承ってます

先日到着しておりましたTheoのメタルフレームです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状はブラウン系メタリックの塗装が施されていて、今回はこちらを艶消し黒の塗装で承っております。

単純な形状であればペーパーを掛けてそのまま上塗りも可能なのですが、現状素地の状態が判らない為、いつも通りサンドブラスト&プライマーの下地処理を行ってからの上塗りとします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

オークリーサングラスフレーム塗装 完成

先日本塗りを行っていたオークリーレーシングジャケットのフレーム2セット分です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

フレーム上部とテンプルを艶ありのオレンジ (蛍光顔料含有)に、

 フロントのロア部分を艶消しのガンメタに塗装しました。

オレンジに関しては「OAKLEY Team Orange」の近似色で承りましたので、色見本としてそれが塗られたパーツを購入し、

そのオレンジを参考にして色を作成しました。

鼻当てパッドが着く部分はシャフトが打ち込まれているので抜くのは難しく、マスキングでの対応としています。

テンプルとフロントフレームの接続は嵌めこみ式で、

特にコツ等は必要無く、強く押し込む感じで入れます。塗装の剥がれは無く、また可動も問題ありません。

そして完成です。大変お待たせしました!

オレンジ部分は高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

フロント下部はオーナー様から頂いた画像を参考に色見本の中から良さそうな色を選び、それを測色機(アクワイヤー)で読み込んで配合データを取得、色を作成しています。

ガンメタ部は艶消しクリアー仕上げ(2コート塗装)となります。

鼻当ては元々白い物が着いていましたが、こちらは黒いタイプが市販されていたのでそちらに交換しています。

裏までしっかり仕上げています。

塗膜の強度としては、自動車ボディのそれと同様とお考え頂ければと思います。

マネキンに装着してみました。

マネキンの頭は通常の成人男性に比べて一回り小さいサイズとなっています。

フロントアッパーとロアとを固定するアルミネジは艶消し黒に塗装しています。こちらも2コート塗装となります。

こちらは元々蛍光グリーンだったフレームで、

こちらは白いフレームだった物となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

蛍光オレンジ100%に比べると赤味があり、これだけを見ると「普通のオレンジで再現できるのでは?」と思うかも知れませんが、実際には不可能です。

尚、蛍光オレンジ100%だと明る過ぎるので(黄色味が強く明度・彩度が高過ぎる為)、通常の塗料(STANDOX MIX579)を混ぜて作っています。

ストロボを使っての撮影も行ってみました。

ストロボを使った撮影ではカメラの設定を変更していますが(ISO・シャッタースピード・露出)、こちらもサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

オークリーサングラスフレーム 本塗り

先日フレーム下部の艶消しガンメタを塗っていたオークリーレーシングジャケットのフレーム2セット分です。

今回のパーツはチームオレンジをイメージした蛍光オレンジの艶あり仕様となります。

元々の色は塗装では無く樹脂自体に色が練り込まれた物で(着色樹脂)、最初の状態は艶ありでしたが、しっかり細部まで足付け処理されて艶が消えているのが判ると思います。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

まずは下色として白(VWキャンディホワイト)を塗ります。

続けてこちらも下色となるRAL2004を塗ります。以前メルセデスR129のインマニに採用したオレンジですね。

蛍光色は隠ぺい力が著しく弱く、下色によって色味が変わってしまう傾向にある為、後で同じ色を再現しないといけない場合には今回のようにしっかり下色等を記録しておく事が重要となります。この時点でRAL2004で完全隠蔽させておきます。

そしてチームオレンジの色見本を参考にして作成した蛍光オレンジを塗布します。

蛍光オレンジは2コートとしています。またいずれのベースコートにもハードナーを添加し、ベースコートが厚くなっても大丈夫なようにしています(実際にはトータル5コートだったので入れなくても問題無かったと思います)。

ぱっと見は普通のオレンジにも見えますが、通常の原色のみでは再現が出来ないオレンジとなります(ただ海外にはSTANDOXのラインナップに蛍光色の原色もあるようです)。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

クリアーは通常通り2コート行っていますが、レンズが入るフチや可動部近辺は厚みが付かないよう最初の1コートは掛からないようにしています。

蛍光オレンジのみに比べると断然赤味が増していて、色見本として用意したフレームの色味に近くなっているかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!