アルファロメオグローブボックス蓋塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたアルファロメオのグローブボックスの蓋の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

素材はスチールで、全体に錆が出ていたのでサンドブラストを行ってからの上塗りとしています。

色は黒の結晶塗装となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

裏側は見えなくなると思いますが、一応艶消し黒を塗っておきました。

車体に装着されるとこのような感じに、四角く穴があいた箇所がストッパーのレバーになるのだと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難うございました!

アルファロメオシフトパネル塗装 完成

 大変お待たせしました!アルファロメオの内装シフトパネルの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々塗装が剥がされた状態だった物を「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理をした上で上塗りを行いました。

 色はスバル純正色の「トパーズゴールドM」(カラーコード:C6P)で、艶消し仕上げでご指定を頂きました。

 自然光下でも撮影してみました。

 艶は無い状態ですが、塗膜の強度は艶ありのクリアー(自動車ボディの塗膜)と全く同じと考えて頂いて大丈夫です。

 それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アルファロメオシフトパネル 本塗り

 先日サフェーサーを塗布しておいたアルファロメオの内装シフトパネルです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、表面にはガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

平らな面は当て板を使って#600で面出し、その後#800でエッジなどを均し、最後に当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

 よく脱脂清掃したら本塗り開始です。

 色はスバルのトパーズゴールドM(カラーコード:C6P)で、クリアーは艶消し仕上げで承っています。画像は艶がありますが、これはまだベースコートを塗り終わった時の状態です。

 その後10分程経った状態です。

エアーブラシで塗装されている方を見てみると、最初から最後まで塗りっ放しで行うようですが、車の補修塗装ではコート毎にフラッシュオフタイムを設けるのが基本で、「薄膜且つウェットに塗装→5~10分乾燥」を3~6回繰り返すようにして行います。クリアーも同様に、1コート目と2コート目には10~20分くらいの乾燥時間を設けます。

製品の中には「1.5コート」なる仕様のクリアーもありますが、それはメーカーがVOC規制の観点から言っている事であって、実際にそうやって塗っている塗装屋さんを見た事はありません。逆に2.5コートにしている塗装屋さんの方が多いのではと・・・(「0.5コート」=最初にドライ拭き(捨て吹き)をする塗り方で、ただ私はそれを駄目な塗り方だと教わったのでする事はありません。ハジキを防止したいとして行っているのであれば、もっと根本的なところを改善した方が良いかと思っています)。

 ベースコートを塗り終わったら、通常の艶あり仕上げと同様、最後に艶消しクリアーを塗ります。

艶消しは塗り方によって艶具合が変わってしまいますが、艶を消したいからといってドライコートで塗ると表面に細かい凹凸が出来て傷の付き易い塗膜になってしまいますので、こちらも艶あり仕上げと同様ウェットに塗り込みます。また1コートだけだとムラが生じてしまうので、やはり艶あり仕上げと同様、クリアーは2コートに分けて行います。

その後30分くらいすると徐々に艶が消えていき、一時間くらいすると画像のように全体の艶が消えてきます。

艶消しなのでゴミが付くと取り返しが付きませんから(磨き処理が出来ませんから)、ここは早めに熱を入れて乾燥・硬化をさせたいところですが、艶が安定する前に熱を入れるとムラが生じるので、このまま自然乾燥が基本となります。

艶が消えると固まっているように見えますが、実際にはまだ塗膜はグニュっとなってしまうので、この後もゴミが付かないようブースのファンは回しっぱなしにし、さらに一時間くらい放置しておきます。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

メッキエンブレム&シフトパネル サフェ入れ

ホンダシビックメッキエンブレム塗装承ってます

先日お預りしておりましたシビック用のホンダ純正メッキエンブレムです。

 メッキ素地用の下地処理とプライマーを塗装し、

 続けてサフェーサーを塗布します。

このままウェットオンウェットで上塗り(本塗り)まで行う事も可能ですが、プライマーとサフェーサーの塗装で塗り肌が出来てしまっている為、一旦ここで熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、全体を研いで肌を平滑にした上で改めて本塗りを行うようにします。

裏側はグロメットで固定されるピン部分のみマスキングをし、プライマー、サフェーサー共に裏まで回り込むように塗っています。

 こちらは先日届いたばかりのアルファロメオのシフトパネルで、タイミングとしては少し早いのですが、一緒にサフェーサーを塗りたかったので並行して作業をしています。

元々塗装は剥がされていましたが、成型時のウネリがありそうだったのでダブルアクションサンダー#180で研磨しておきました。

 台にセットし、こちらはプラスチック用のプライマーを塗布します。

 続けてサフェーサーを5コート程塗り込みます。

樹脂部品はその成型方法からして、各面はフチが盛り上がり、真ん中が凹むという形状になっています。これはホンダのメッキエンブレムも同様で、一見すると平らに見えるラインも、実際には「 】 」みたいな形になっていて、気にしないでそのまま研ぐと角だけ下地が露出してしまいます。

対応策としては、コシの強い水研ぎペーパーでは無く、布製の研磨副資材(アシレックス)などを使うのですが、最初からそれを使うとサフェーサーの塗り肌が残ってしまうので、ケースバイケースで使い分けるようにしています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオ シフトパネル塗装承ってます

先日到着しておりましたアルファロメオ159のシフトパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

一度自家塗装をされたとの事ですが、細かいブツブツが発生したとの事で、塗装を全て剥がして今回の御依頼となります。コンプレッサーを使ってブツブツが発生したのであれば、圧縮空気内の水分によるブリスターが原因だと思われ、缶スプレーであれば一度に膜厚を付け過ぎたワキかも知れません。

このまま上塗りを行うのは危険ですので、「プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理も承っています。

色は:スバルのトパーズゴールドM(カラーコード:C6P)で、艶消し仕上げで承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!