ベンツ用ワンオフセンターキャップ 枠部分

benz17 エッティンガーのホイールに取り付ける為に作製している68mm径のセンターキャップです。作業着手しておりますので御安心下さいませ。

まずは先日作製しておいたデータからレーザー加工機で各パーツを切り出します。これがそのまま製品になると言う訳では無く、マスターモデルとなる原型の為の材料って感じですかね。まだまだ先は長いです。

benz18 枠部分の造形にはウレタンフォームを使う予定だったのですが、届いた物は予想していなかった程のフニャフニャで全く使い物にならない始末でして・・・(まあ現物を見ないで買う以上自業自得でしょう)。

と言う事ですが作業方法は他にも色々考えておりまして、例えば熱硬化型樹脂のスカルピーや、手で捏ねて使うウェーブエポキシパテなどである程度の形を造ってから削って作るなんて事も考えていたのですが、今回は5mm厚のスチレンボードをカットしてそれを型枠とし、そこにポリパテを流し込んでベースを作る事にしました。

benz19 パテは普通のポリパテですが、そのままだと粘度が高いのでポリエステルシンナーを少し足して流動性が出るようにしています。

benz20 そしてこんな感じでポリパテを抜き出しました。削る分も含めて大きめにしてあります。

benz21 先ほどのポリパテを、今回作りたいサイズの径にカットしたアクリル板に両面テープで貼り付け、中央に空けた5ミリの穴にM5のボルトを固定し、ボール盤に取り付けて回します。

benz22回ったポリパテにペーパーを当てれば旋盤みたいな感じで画像のように綺麗に削れます。素材にポリパテを使ったのは扱いが慣れている事が一番の理由で、これならいつも行っている仕事と大差ありませんから(いや大分違うような気が、、、)特に迷う事なく作業が出来るのが良いところですかね。

この後中央の3本スポークを作製し、それを合体させてサフェーサーを塗ってさらに成型し、出来上がったそれを元にシリコン型を作って4個複製します。外周よりも3本スポークの方がかなり厄介そうなのでまだもう少し時間が掛かるかも知れません。どうかもう少々お待ち下さいませ!

ベンツ用センターキャップ製作 下準備

benz166 こちらも大変お待たせしました!エッティンガーのホイールセンターキャップをスリーポインテッドスター化の作業も着手しておりますので御安心下さいませ。

御依頼内容としては、新たに購入したエッティンガーのホイールをメルセデスの車体に履くにあたってホイールセンターキャップをメルセデスの物にされたいとの事なのですが、通常ベンツのセンターキャップは74mmで、エッティンガーの68mm径には付きません。私も色々調べてみたのですがやはり68mm径のベンツホイールキャップは存在しなく、結果今回それを製作~塗装して装着しよう、と言う事です。勿論作業は大変なので費用も相当な額になっていますが(桁を超えました・・・)、ただどうも実際のところはオーナー様の御好意と言うか趣味みたいな感じで、無理やり仕事を作って頂けているような感もあるようでして・・・(笑)。いやはや何だかすいません。

ちなみに一応3Dプリンターでの製作も考えて昨日3Dデータにも挑戦してみまして、外周の山形になった枠は出来たのですが、中央から外側に向かって二等辺三角形を小さくしていく形が上手く行かず、結局モニターに向かってネチネチやっているよりも早く手を動かしたいという衝動に駆られて早々に止めるに至りました(苦)。まあ一応全工程は既にイメージできていますしね。

benz164という事でお預かりした見本を参考に各部のサイズを合わせていきます。幅はデータ上で揃えておきますが高さ(厚み)は手作業で合わせていく事になる予定です。

benz165製作方法としては外枠と内側の三角を 別々に作成し、それをくっつけて成型したらそこからシリコン型を作成~ポリエステル樹脂を流し込んで4個複製します。片面は平面でよいので複製はそんなに難しく無く(多分)、オーバーフロー方式でそのまま板で蓋をすれば出来上がる筈です(多分・・・笑)。

ちなみに外周は旋盤みたいな感じでボール盤に取り付け、ペーパーを当てて山形を形成する予定です。上の画像はそれ用の固定台と外枠の元となる物で、加工用に使う素材は現在取り寄せています。いくら型用といってもスチレンボードではちょっと力弱いと思ってネットで探していたら、なんと薄物のウレタンボードを発見したのでそれの3ミリと5ミリを購入しました。ウレタンボードは主に車のエアロパーツのマスターモデルなどを作る時に使う物で、一枚数万円と結構な金額ですから以前から欲しくても手が出なかったのですがそれの工作用として薄くて小さいサイズが売っていたのです。いやはや助かりました・・・。

データは出来ているので後はそれを使ってウレタンボードをレーザーでカットし、旋盤みたいな感じでボール盤に固定し、ヤスリを当てて外枠の山形を作る予定です。真ん中の三角は既存の何かが応用出来ればという事でこちらも現在手配中で、ただこちらはパテで造形してしまうつもりだったので既存の物が応用できなければそれはそれで構わないと思っています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

ホイールキャップ製作・塗装承ってます

star44 こちらも紹介が遅れて失礼しました。こちらはエッティンガーのホイールのセンターキャップでして、今回はこれにメルセデスのスリーポインテッドスターを配してベンツ純正のキャップのようにする内容で御依頼承っております。一見簡単そうですが、キャップのサイズにスターのエンブレムをピッタリにしなければなりませんので、今回はこれを一から作らなければなりません。うーん、どうも背筋が凍るような予感がするのですが(笑)。

star45 ちなみにベンツのホイールキャップは普通に市販されていまして、オーナー様もその辺は重々承知されているのですが、それらは74mmが規格サイズとの事で使えません。他にもボンネットエンブレムなどの流用も考えたらしいですが、エッティンガーのセンターキャップにピッタリと言うのは無いみたいですね(勿論私も探しました)。

star46 と言う訳で、今回はベンツのマークを作ってそれをエンブレムに貼り付けよう、と言う事になっています。ただ趣味ではなく仕事でやりますから、誰が見ても純正と遜色無い仕上がりにしなければなりませんので結構(というかかなり)大変にはなると思います。

star47 さらにネックだったのは既存のセンターキャップが随分と湾曲していることで、これにエンブレムをピッタリで作るのは流石に・・・と思っていましたが、オーナー様より「平らに削ってしまえば」との御提案を頂きましたので、だったらという事でベースプレートも新たに作る事にしました。

star48 フチの厚みは2mm弱です。

star49という事で2ミリ強のアクリル板を用意しました。これを最近導入したレーザー加工機!(笑)でカットすれば綺麗な円形が作成出来ますので(修正はもちろん必要ですが)、両面テープで付いているエッティンガーの純正アクリルプレートを土台から剥がし、新たにカットしたアクリルを貼って対応したいと思います。尚現時点ではベースを艶消しブラック、スターは艶消しシルバーで承っています。

尚、スターの作成についても色々考えたのですが、私的に一番得意な方法としてパテを削り出してスターを作成し、そこからシリコン型を作ってリゴラック(ポリエステル樹脂)で4個複製する事を想定しています。3Dプリンターも考えなかった訳では無いのですが、見積もりがデータを作ってからで無いと出せないような事で、そもそもデータを作るのなら自分でプリントしたい=DIY用の熱溶融積層造形では純正品レベルには達せずどの道修正が必用、という事で自分でパテから成型してしまおうと思った次第です。まあベースとなる型をデータからレーザーカットすればそんなに難しくは無いですしね(多分。きっと)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有り難う御座います!