スバルエンブレム 下塗り

先日の下準備でクリアーの下塗りを行ったスバルエンブレム(93033AG043)です。こちらは裏表共にクリアー塗装が終わったので、恒温器(乾燥炉)の中で保管しつつ2度焼き~三度焼きを行っておきます。

残るはこちらの2セットで、先日裏側の被膜を削ってクリアーの下塗りまで終わっていますので、次は表側のクリアー塗装となります。以下の2点ですね。

スバルエンブレム(表スモーク/裏赤+枠艶黒)塗装承ってます

スバルエンブレム(表スモーク裏赤:枠艶黒)塗装承ってます

表側は#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理してあります。

よく脱製清掃後、プラスチックプライマーを塗布し、

クリアーを塗ったら下塗り完了です。

ちなみに今回は別件で業者様案件のドライカーボン製フェンダーのクリアー下塗りを一緒に行っています。以前施工したスーパーセブンホンダS660のハードトップのように「カーボン地を透かした塗装」で承っておりまして、通常のようにパテやサーフェサーが使えないのでクリアーで巣穴等を埋めています。尚こちらは掲載不可案件ですので紹介は控えさせて頂きます。

本塗りでは無いのでクリアーは控えめに、

ただし通常通り2コート塗っています。

塗り過ぎるとフチにクリアーが溜まって盛り上がってしまう為ですね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます(他にも塗っている物があるので今回常温硬化出来るVOCエクストリームクリアーは使っていません)。

作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム アクリルプレート下準備

現在進行中のスバルエンブレムです。上の画像では2セットですが、もう1台分(そちらは一個のみ)を含め、現在以下の3案件を並行して作業しています。


スバルエンブレム(表スモーク/裏赤+枠艶黒)塗装承ってます

スバルエンブレム(表スモーク裏赤:枠艶黒)塗装承ってます

スバルエンブレム(93033AG043)塗装承ってます


それぞれ違う車種(片方はSKフォレスター)ですが、一部同じ部品が使われているので(アクリルプレートは同じで枠が違う)、それぞれ間違えないよう印をつけて作業を行っています。まずは裏側の青い被膜の除去ですね。

逆アールに湾曲しているので一般的なダブルアクションサンダー(125mm径)が余り使えず、なので径の小さいタイプ(80mm)や角パッドのオービタルサンダー、後は手作業で研磨しています。空研ぎ最終#320まで行ったら、

#600→#800の水研ぎでペーパー目を均し、

窪んだ六連星部分はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで足付け処理を行います。

以前はこのまま上塗り(今回の場合はレッドキャンディー+シルバーメタリック)を行っていましたが、2割くらいの確率でトラブルが生じるので、

現在は本塗りの前に一旦クリアーの下塗りを行うようにしています。

恐らく車の塗装屋さんからすると「それで採算合うの?!」と思うかもしれませんが、比較的場所を取らない小物に限定している事、そして納期を長く設ける事で採算合わせるようにしています。今回もクリアー塗装だけですが、他に色物を先に塗っていて(大抵は企業様案件のマイク)、最後にそれらのクリアーを塗る際に合流して一緒に塗装を行っていたりします。

こちらの小さなエンブレムは、六連星のメッキも剥がし、裏側は先日クリアー下塗りを行っています。なので今回は表側のクリアー塗装ですね。

プラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗ったら下塗り完了です。

2液のアクリルポリウレタンクリアーは完全硬化すればその上に塗る塗料の溶剤によって素地(今回の場合PMMA=アクリル樹脂)が侵される事はありませんから、無用なトラブルを事前に回避出来るようになります。やらなくても大丈夫かも知れないけれどやっておくと安心な任意保険みたいな感じですね。

尚、唯一怖いのはこれらのクリアー塗装が新たな塗装で侵される「チヂレ」で、それが起きないようしっかり完全硬化させておきます。具体的には乾燥炉(恒温器)に入れっぱなしにして60℃40分を数ターン行うか、もしくは工場屋根裏(この時期は50℃超え)に保管しておくような方法ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム(93033AG043)下塗り

先日お預かりしておりましたスバル純正エンブレムです。土台部分のメッキパーツは先日サーフェサーの塗装までを終わらせておきました。

今回は六連星の所も変えるよう承っていますので、まずは裏側の被膜を削り落とし、薬品に浸けてメッキを剥がします。

続けて全体の研磨、足付け処理を行います。

青い被膜やメッキが残っていない事をしっかり確認します。

エンブレムの塗装を行っていた初期の頃はこのまま上塗りを行っていましたが、

極稀にトラブルが生じる事があったので、一旦ここでクリアーを下塗りするようにしました。

しっかり脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら、

クリアーを塗布します。

クリアーは2液ウレタンなので通常であればここで熱を入れないと次の工程に進めませんが(チヂレが生じて取り返しのつかない事態になります)、先日導入したスタンドックスVOCエクストリームクリアーを使えば、今の時期なら自然乾燥で一時間後には完全硬化しているので待ち時間等のコストはそこまで掛かりません。

が、今回のようなクリアーのみ下塗りをする場合は大抵他のご依頼品を一緒に塗っていて、また強制乾燥(熱入れ)もそちらと一緒にやるのでそもそも大きなコストは掛かっていません。納期が1週間とかだったら付きっ切りになってやらないとなりませんが、長めに納期を頂く事で他のご依頼品とタイミングを合わせコストを落とせます。

なのでこの後はいつも通り60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次は表面のクリアー下塗りを行うようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム メッキ枠 下準備

次のターンで作業を行っているスバルエンブレムです。

まずはメッキが施された土台部分のパーツに上塗りが出来るよう(十分な密着性が得られるよう)下地を作ります。


スバルエンブレム(表スモーク/裏赤+枠艶黒)塗装承ってます

スバルエンブレム(表スモーク裏赤:枠艶黒)塗装承ってます

スバルエンブレム(93033AG043)塗装承ってます


 

素地調整を行った後、よく脱脂清掃してプライマーを塗布します。

当店で行うメッキへの塗装では、一般的に「密着剤」(スプレー糊のような物)と呼ばれる物は使っていません。理由としては密着剤だと「面」では抑えられても「点」ではくっつかない為、飛び石等で何かきっかけがあるとそこからペリペリと剥がれたり、経年劣化でその性能が落ちるとやはり自然とペリペリ剥がれてしまう為です。まともな塗膜は碁盤目状に切り込みを入れた所にテープを貼って剥がしても塗膜が一緒に剥がれるような事はなく(密着性能を測るクロスカット法)、当店はそれをガムテープでバシバシと何回やっても大丈夫な塗膜を目標としています。

ただここで使うプライマーは不透明な物となっている為、「メッキを活かしたスモークによるブラックメッキ風塗装」や「カラーメッキ風塗装」といった物が出来ません。

対応出来るのは一般的な塗色のみで、今回の場合は全て艶あり黒、他には少し前にご依頼頂いたピンクゴールド(3コートキャンディ塗装)といった感じとなります。

プライマーはメッキ素地を覆うように裏側も含め全体に塗布します。

その後規定時間乾燥させ、続けてサーフェサーを塗布します。

初期の頃は時間短縮の為にここで上塗り=ウェットオンウェットで仕上げていたのですが、

それだとやはりどうしても仕上がりが落ちてしまう為、一旦サフェを塗って完全硬化し、研ぎ作業を行ってから上塗りをするようにしています。1塗装工程増えているのでコスト=時間と費用が上がってしまっているのですが、納期を長く設定させて頂き、今回のようにタイミングを合わせて複数個を並行して作業する事で効率を良くしています。

こちらは大きいエンブレムと穴の開いていない土台の組み合わせ=現行スバルフォレスター(SK)後期型のエンブレムですね。

こちらは一個のみ、サイズが小さいのに穴の開いていない土台で、今回初めて施工するエンブレムです。アクリルプレートは六連星のメッキを剥がす内容で承っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム(93033AG043)塗装承ってます

先日到着しておりましたスバル純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルのエンブレムはかなり多くの種類があって、今回も初めての型でした。なので分かり易いよう今後タイトルまたは記事内に部品番号を記載しておこうと思います(後で検索し易い為)。

今回のエンブレムは比較的サイズが小さいのですが、ただ他に多くあるタイプと違い、土台が貫通していない「お皿タイプ」となります。分解に手間が掛かる方ですね。

多くのスバルエンブレムは土台がリング状になって中央に穴が開いているのですが、こちらは塞がっているのでアクリルプレートを取り外すのが困難なのです。

という訳でまずは両面テープを剥がします。

既存のデータを見てみてもやはり施工事例の無い物で、新たに台紙のフィルムをスキャンしてデータを作成しました。

そのデータを基にレーザー加工機で両面テープをカットします。

出来上がった両面テープは、塗装が終わって最後に貼り付けておきます。

そして本体に貼ってあった両面テープを剥がし、リューターを使って土台の端に穴を開けます。ドリルだと勢い余ってアクリルプレートを傷つけてしまうのでこの方が安全です。

最後のメッキ層を残したら、ポンチでアクリルプレートを押し出します。

隙間が出来たらそこにヘラを差し込み、

プレートを外します。

開けた穴は後ほどエポキシ接着剤で埋めておきます。

ご依頼内容(作業内容)については以下のようになります。


【メッキ枠】・・・下地処理を行った後、艶あり黒に塗装

【アクリルプレート表側】・・・透過性の赤=レッドキャンディー塗装(艶あり仕上げ)

【アクリルプレート裏側】・・・六連星のメッキを剥がして粗目のシルバーメタリック=STANDOXMIX598塗装。背面の青は黒メタリックに変更。


となります。いずれもクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

参考までに以前施工した時の画像を紹介します。

こちらは裏側は何もせず、表側から透過性=レッドキャンディーを塗装した仕様となります。

六連星は元々のメッキで、背板も青い被膜のままですが、赤が重なる事によって黒っぽく見えています。今回はこのメッキを粗目のメタリックシルバー(MIX598)に変更し、背板の青も黒メタリックに変えるといった内容となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!