SUBARU XV 社外品FRP製フロントグリル塗装承ってます

xv34紹介が遅れまして失礼しました。こちらはSUBARU XV用の社外品FRP製フロントグリルで、今回はこちらを「3部艶の黒(グレー)」で承っております。黒(グレー)については見本を同梱して頂きましたのでそれに合わせて色を作成します。

xv36こちらがその色見本で、青い方がボディ色、グレーの部分は未塗装のプラスチック素地で、恐らくは純正のイメージに近づけたいという感じかと思います。

xv35 部品についてはFRP製のゲルコート仕上げなのでそのままでは粗があるので一旦全体を研磨してサフェーサーを塗布~充填し、さらにそれを研いで下地を作り直します。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

SUBARUフロントグリル塗装 完成

subaru29 大変お待たせしました!スバルのフロントグリル、本日完成となります。

青く塗られた部分は元々メッキのパーツで、中央のエンブレムが付く箇所はオーナー様自ら加工されています。本来ならもっと大きな穴が空いていると思うのですがそこにもうワンサイズ小さな物を付けられるように別のグリルからカットした物?切って貼って移植しています。最初の画像も紹介しますね。

subaru2 届いた時はこんな感じでした。当初はどうなる事かと思いましたが何とか形になったと思います。

subaru30エンブレム周りはメッキの上にパテが付けられていたのでそのまま塗っていたらいずれ剥がれたと思いますし、また塗った直後でもの傾向はエッジマッピング(際がチヂレて地図のように見える現象と言うかトラブル)が現れたいたと思いますがその辺も修正しておきました。

subaru3元々はこんな感じでした。下から透明なレジンが出て来たときは「???」と思いましたがエンブレムの一部だったようです。ちなみに凄く堅くてビックリしましたが・・・(まるで研げません)。

subaru6アルミネットの固定はタッピングビスで固定されていて、貫通して表側に出たネジの先をカットして仕上げられていたのですが、その辺も修正しておきました。アルミネットも艶消し黒で塗り直しています。

subaru31全然違いますよね(笑)。

塗装と言う仕事は塗るだけの事では無く、実はそれ以外の事の方が沢山あったりします。覚える事は勿論ですが必要な設備や材料など常に用意しておかなければなりませんし、またこれと言って決まったやり方がある訳でも無いので、その辺は臨機応変に対応する必要もあります。中々難しい事だと思いますが、それだけに楽しい事でもあるんですよね。そもそも塗るだけだったら商売として成立っていなかったと思いますし(もしかして成立っていないかも知れませんが・・・苦)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルフロントグリル 組み付け

subaru25 先週ヨドバシドットコムで注文していたのですが、何故か二個買うと別々の日に発送になるので、良かれと思って「まとめて発送」にしたらいつまで経っても製品が届かず、結局新たに一個ずつ発注する事にしました。するとちゃんと翌々日には届いたのです。在庫切れを回避する為の作戦でしょうか・・・。ちなみに最初に発注した二箱は未だ届きません(苦)。まあいずれ使う物なので良しとしておきましょう。さすがに16個あれば足りますので。

subaru27元々アルミネットの固定はスクリュービスで留められていたのですが(しかも貫通で)、ここはそこまで強度は必要ありませんので通常はこんな感じで配線止めを利用して固定さています。場合によってはポリエステル樹脂を盛ってそのまま固定してしまっているケースもあります。塗装屋としては外れるようにしておいて欲しいんですけどね(マスキングもそうですがサフェ研ぎがやり難くいのです)。

subaru26 唯一ネットの上側は元のままのビス止めになりますが(ここの裏は見えないので貫通で問題ありません)、ビスがそのままだとちょっと格好悪かったので急遽これも艶消し黒で塗る事にしました。ここはサービスですので缶スプレーの艶消し黒(ガイドコート用)で塗っています。

subaru28そしてボディカラーに塗った枠と組み合わせて完成です。表側は撮影していませんので明日改めて完成画像として撮影して紹介したいと思います。もう少々お待ち下さいませ!

スバルフロントグリル 艶消し黒塗装

subaru18 ビス止めされていた穴やカットした箇所などをエポキシ~ポリパテで整え、全体的にサフェーサーを塗って下地処理が完了です(研ぎ作業の画像が抜けていますが作業は行っておりますのでご安心下さい)。

subaru19枠のメッキパーツについては先日スバルの純正色「ニューポートブルー」を艶有り仕上げで本塗りを完了していまして、それの内側(ベース)となるこちらのパーツは「艶消し黒」で承っています。今回のように明らかに違うパーツが組み合わさっている場合は全部を同じ色にしてしまうよりも違う色にした方が格好良く見えたりもするのです。「有彩色+無彩色」や「艶有り+艶消し」といった組み合わせですね。

subaru23アルミネットを固定する為のビス穴は見えない上側を除いて全て埋めておきました。上側は最初の通りビス止めで固定し、その他の箇所は「配線止め」を使って脱着可能な固定方法にする予定です。エアロパーツのネットを固定する際によく使われるアレですね。これは定番の方法です。

ただ本来ならば塗装の前にこれを行っておきたかったのですがうっかり手配をするを忘れてしまっておりまして・・・。先ほどヨドバシオンラインで注文しましたから月曜日には到着する予定です(最近amazonよりこちらの利用が多いです)。

subaru22そしてアルミネットです。こちらも元々自家塗装されていましたが、シンナー槽に浸けて綺麗に洗い流しましてアルミ素地の状態に戻しました。ちなみに奥にあるのは仕事とは関係無いアクリル板の端材です。今回一緒に塗らせて頂きました。

subaru21アルミ素地に直接色を塗ってもやはり剥がれてしまいますから最初にプライマーを塗っておきます。自家塗装なら缶スプレーのサフェーサーでも構わないかと思います(塗らないより全然マシです)。

subaru24そして同じく艶消し黒に仕上げました。

後は後日これを固定する為の「配線止め」を固定したら組み付けて完成となります。予定としては来週半ば以降かと思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

スバルフロントグリル 本塗り

subaru15 ちょっと途中の紹介が抜けてしまっていますが作業自体はしっかりやっていますので御安心下さい。こちらはスバルのフロントグリルの枠部分、メッキだった部品ですね。それ用の下地処理をしていますのでメッキ素地でも通常の塗膜同様の密着性を保持しています(今回のメインはこれなんですよね)。

subaru16 そして本塗り完了です。こちらの塗色はスバル純正色の「ニューポートブルー」(カラーコード:64Z)で、内側に着く部品とアルミネットは「艶消し黒」になりますのでこちらは別作業で塗装します。

subaru17エンブレム周りはオーナー様自ら加工してあって、元々付いていたエンブレムよりも3割くらい小さなエンブレムが嵌るようになっています。

当初は全てを自家塗装で行おうとしていたようですが、さすがに装飾クロムメッキの上に塗装をするとなるとちょっと難しかったと思いますし、こういった艶もそれなりの設備と材料と環境がないとやはり難しいと思いますので・・・。

後は艶消し黒の塗装ですね。もう少々お待ち下さいませ!