下地処理は、いつものようにブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行って貰います。ブレーキ屋さんについては以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照下さい。
色はProject μのイメージカラーであるブルーグリーンの近似色と言う事で、ブレ―キ屋さんから正規のタッチアップ塗料を譲って貰い、それに合わせてSTANDOXで色を作製します。小さいカップの方が正規の塗料で、右が今回の為に作製した色です。
ボルトで締め付ける部分にはベースコートの黒を薄膜で塗装し、マスキングをしておきます。
先日よりお預かりしておりました、白く塗られたブレンボキャリパーと、
それぞれオーナー様は違うのですが、一緒にいつものブレーキ屋さんにて下地処理(サンドブラスト)を行って貰い、同時に返って来たので並行して作業を行っています。
そのまま塗っても良いのですがサンドブラストでは打痕や傷などは消せない為、#120のダブルアクションサンダー&手掛けで研磨します。
ちなみに色ですが、当初はブレーキ屋さんから「project μの空き箱」を色見本として貰える筈だったのですが、そのお知り合いがメーカー(もしくは販売店)から頂いた補修用のタッチペンがあるとの事でそちらを頂ける事になりました。おおお・・・。
まずは容器に出してみます。ちなみにこのまま使う訳ではありません(何の塗料か分かりませんし、そもそも全然足りません)。
先ほどのタッチアップ用塗料を基に新たにSTANDOXで色を作成しました。ソリッドカラーなら色板で見るよりもこの方が断然楽ですね(塗料はスプレーして表面が乾くと色が変わるのです)。
ただ事前にオーナー様から頂いた参考画像と比べてみるとかなり緑寄りの色になっています。ちょっと心配するレベルです。
一応元の色に青を足し、多少画像寄りにした色と共にオーナー様に画像を送ってお伺いを立てたところ、「正規タッチアップ塗料に似せたカラーで」とご回答を頂いたのでその方向で行く事となりました。まあブレーキ屋さんも「これって製品ごとに色が全然違うよ」との事でしたし、ディスプレイの色を参考にするよりも実際の塗料の方が確実ですかね。
そして白かったブレンボキャリパーです。かなり厚い膜厚でしたがきっちり全部剥がれて戻って来ました。
同じく全体を#120で研磨して取れる傷は削り、目立つ部分は表面のザラザラを平滑にしておきます。
付属していたネジについては洗浄していますが、今回こちらのキャリパーはネジも一緒に塗られていたのでそれらはこの後シンナー槽に浸け置きして剥がしておきます。
既にブレーキ屋さんの方で脱脂清掃~マスキングまで行われていますが、こちらでも作業していますので再び脱脂&マスキングをしておきます。
こちらの色に関しては当初はポルシェのスピードイエローでしたが、その後以前TOYOTA86用としてご依頼頂いたブレンボキャリパーに採用した色とロゴ色(LC9Z)に変更となりましたので、前回作成しておいた配合データを使って塗料を作成しておきます。イエローパールと着色オレンジメタリックを使ったオレンジですね。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!