大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産フーガの純正テールランプ塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介します。
元々はこの様な状態だったレンズに、
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
この状態だけで見ると元々こういった物だとしか思えない程度の濃さで、
先日下準備を行っておいた日産Y51フーガの純正テールランプです。
プラスチックプライマーを薄く2コート程塗ったら本塗り開始です。
ご指定頂いている濃度は「極薄目と薄目の中間」となりますので、以前施工した時の画像を参考に濃度を調整していきます。
一度にスモークを決めようとするとムラやダマの原因になるので、含有量を減らしたベースコートを何層かに別けて塗り重ねていきます。
ただしクリアーまでの時間を空けすぎたり途中で熱を入れたりすると層間剥離=密着不良の原因となるので、決められた時間内にトップコート=クリアーを塗る必要があります。ただ水性ベースコートの場合はクリアーを塗る前に熱を入れる事が推奨されているらしいので、その辺がどうなっているのか詳しく知りたい所でもあります。私的な感覚としては、水性ベースコート用に使えるクリアー(VOCエクストリームプラス)はベトベトが強い感じがするので、各層同士の反応的な結合以外に接着剤的な効果があるのでは、と思っています。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
少し前に比べると大分気温と湿度が下がったので作業もし易く、トラブルの心配も少なくなりました。
湿度が高いと静電気が少なくなるのでゴミが付き難いというメリットはありますが、それ以上にトラブルは怖いので、寒くても乾燥している冬場の方が断然作業はし易いです。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日お預かりしておりました日産Y51フーガ純正テールランプです。
毛先の長いタイプや細いブラシ、刷毛や綿棒などを使って洗い流します。
テールランプ内部には水を入れないようにしていますが、濡れたまま養生すると蒸発した水分がレンズ内部に入ってしまう恐れがあるのでこの状態でよく乾燥させておきます。
その後フチと表面を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨し、最後に#1300相当の同社製品(アシレックスオレンジ)でペーパー目を均します。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
そしてこちらもお待たせしました!日産フーガのテールランプの一部で、クリアーレンズだったバックランプ部分をレッドキャンディーで塗装し赤一色のレンズの仕様にしました。
レッドに塗ったのは丸い部分のみで、最後に塗るクリアーはレンズ全体をコートしています。
以前違う案件で同じ様な御依頼で行った場合によっては最後に全体にレッドを塗装して全体の色味(色相)を合わせましたが、今回はこのレンズのみの御依頼ですのでこれだけ赤の色味が変わってしまってはマズいですから赤の塗装範囲は円の部分のみで終わらせています。比較的色味も合っていると思いますのでまずそこがクリアーだったとは判らない仕上がりになったと思います。
それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!