ランエボブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたランサーエボリューション純正ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、

しかも途中、いつものブレーキ屋さんにオーバーホールを御願いしていたところ、左フロントキャリパーの腐食でトラブルが予見された為、

新たにこちらの代替品を手配して頂く事となりました。お手配、お手数を頂き有難うございました!

色はランエボブレンボ純正の近似色でどす黒い赤となります。

先日完成したR33ブレンボに施工したF50ブレンボの赤に比べると、今回の赤はかなり青黒いのが判るかと思います。

ロゴの色は白で、

サイズは元と同じくフロント80ミリ、

リヤは54ミリとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回はブリーダーバルブとゴムキャップも新品をご用意頂いたので交換しておきました。

ボディ取り付け部とガスケット当たり面、パッド固定用シャフトを通す穴にはクリアーは塗らず、プライマーとベースコートの黒を薄膜で塗装しています。

ピストンは再利用が基本で、余程の事が無ければこれを交換する必要は無いかと思います(数百個塗っていますがこれの交換が必要なケースは一度くらいしか見た事がありません)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ランエボブレンボキャリパー 本塗り

先日プライマーを塗っておいたランサーエボリューション純正のブレンボキャリパー一式です。

まずは膜厚を着けたくない箇所にベースコートの黒を塗布します。

新品ブレンボの黒アルマイトになっているようなイメージですね。

ベースコートの黒が乾いたらマスキングを行います。

少しサイズを大きくしておくとフチの仕上がりが良くなるのですが、反面塗装中の溶剤で糊が侵されて塗っている途中に剥がれ落ちる!という事態が起こるので、最初に一般的なマスキングテープを貼り(黄色い物)、その上にマスキングシート(緑色の物)を重ねて貼っています。キャリパー毎に使うサイズが違うので、それぞれに合う物を作っています。

そしてベースカラーを塗布します。

まずは隠蔽力の高い無機顔料=オキサイドレッドを多く含んだ赤を下色として塗り、

その後本番用の赤=ランエボ純正ブレンボキャリパーの近似色を塗布します。

キャリパーの色は自動車ボディのように塗料メーカーから配合データが配布されていたりはしないので、独自で集めて作った色見本を作成・利用しています。

ベースカラーの赤が終わったらロゴ入れを行います。

ロゴのサイズは元の通りで、フロント80ミリ、リヤ54ミリとしています。位置も元の通りに近づけます。

通常のベースコートは口径0.8mm~1.2mmを使いますが、ロゴ入れの際は0.3mm=0.5mmを使っています。

朝から始めてここまで3~4時間くらいとなるので、

この後は大体昼休憩にします。キャリパー一式の塗装に一日掛けていたら仕事が遅すぎると言う事で普通ならクビになりますが、小物に特化した工場造り(経営方法)にしたお陰で何とか成り立っています。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

本来なら目立つ面=キャリパー正面を天面にした状態で塗るのが望ましいのですが、

内側や裏までしっかり塗りたいのと、

どの道ロゴ入れを行った箇所は段差が出来ているので最後に磨きますから、

吊るしながらクルクル回して塗れるこの方法が気に入っています。

マスキングした箇所は2コート目のクリアーを塗ったら直ぐに剥がしておきます。そのまま放置するとエッジが尖ってバリが出来て仕上がりが悪くなってしまう為ですね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボブレンボキャリパー 下準備

昨年お預かりしていましたランサーエボリューション純正のブレンボキャリパーですが、オーバーホール作業を御願いしていたブレーキ屋さんから連絡があり、画像のフロントキャリパーの腐食が激しく、ブリーダーバルブのネジ山の掛かりが悪い→使っていてブレーキフルードが漏れる恐れがあるとの事で急遽作業が停止となりました。

その後オーナー様とお打ち合わせを行い、新たにこちらのキャリパーを入手して送って頂きました。お手数を頂きまして誠にありがとう御座いました!

その後無事オーバーホールとサンドブラスト作業を終え戻って来ました。尚、新たに入手して頂いたキャリパーはかなり程度が良かったとの事です。

まずは装着した際に目立つキャリパー正面をシングルアクションサンダーで研磨します。

ランエボのキャリパーは梨地で凸凹しているので、塗りあがった時に平滑で艶が出るように表面を研磨して均します。尚、深い傷や打痕、鋳造時の細かい巣穴が気になる場合はここで「エポキシプライマーサーフェサー塗布→強制乾燥→完全硬化→研磨」といった工程を入れますが(別途要追加費)、そこまで必要無い場合は今回のように素地調整のみで終わらせます。

その後#120→#180のダブルアクションサンダーで素地を均します。シングルアクションは切削力が強いのが特徴ですが、その分深い傷を入れてしまうのでその後素地表面を整える必要があります。

サンダーが当てられない場所は#180→#240の手研ぎで均します。角などのラインもここで整えておきます(カクカクしないように)。

その後はシリコンオフで全体を洗い流すように脱脂処理をし、

エアーブローで埃を飛ばしたらプライマーを塗布します。

ここで塗るプライマーは極薄膜で(むしろ厚塗りをしてしまうと問題が起こります)、深い傷を埋める事は出来ませんから、その場合はエポキシプライマーサフェーサーを塗る訳ですね。

ちなみに以前、レクサスLX600のキャリパー=鋳鉄製で素地が激しく凸凹した物を、ブレンボのように平滑艶々仕上げにするという御依頼がありましたが(業者さんなのでこちらでは紹介していません)、それはもう大変な作業でした。シングルアクションサンダーは大きいのから小さいのまでを駆使し、さらにリューターで細部まで削り、サーフェサーの塗装&研磨と二度塗りで艶々に仕上げました。費用も高額(ブレンボ5セット分くらい)になりましたが、中々他には見ない仕上がりに出来たと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボブレンボキャリパー塗装&OH承ってます

先日到着しておりましたランサーエボリューション純正のブレンボキャリパー一式です。こちらのオーナー様は以前同車リヤキャリパーのみ塗装をご依頼頂いていた方で、それとは別にもう1セットを良い状態で持っておきたいとの事でご依頼頂きました。この度も当店をご贔屓頂きありがとうございます!

ご依頼内容は前回と同じく純正時の「どす黒い赤」 で、ロゴも同様の白で承っています。

参考までに以前施工した時の画像を紹介します。

内容としてはこの時と同じ感じですね。

どす黒い赤は配合データを作ってあるので塗装時期が変わっても色ブレが起きませんから安心です(2セットそれぞれのフロントとリヤ、左右それぞれ変えても違和感なく同じ色として使えます)。

また今回はオーバーホールも承っています。

オーバーホール作業や部品の手配はいつものブレーキ屋さんへの委託となりますが、今回のように部品持ち込みも全然OKです。ピストンについては基本的に再利用で、分解時に何かしら問題が見つかった場合はオーナー様に伝えてその時にどうするかといった感じになります。極稀ですが、今まであったピストン交換の事例では、同サイズで状態の良い中古ピストンで対応して貰った事などがあります。

 状態としてはいつもの通りで、

ベースカラー(赤)とトップコート(クリアー)とでの層間剥離が起きています。リヤキャリパーの正面はクリアー層が殆ど残っていませんね・・・。

ランエボのキャリパーは業者さんからの御依頼を含めかなりの数を塗っていますが、一応ロゴのサイズを確認しておきます。フロントが80ミリ、

リヤが54ミリとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!