ZX-14Rウィンカーレンズ スモーク塗装 完成

zx14r12 大変お待たせしました!Kawasaki ZX-14Rのウィンカーレンズ一式、スモーク塗装で完成となります。

これだけ見てもスモークの黒さは感じられませんが、最初の状態と比べるとはっきりと違いが判りますのでご安心下さいませ。施工前の画像も紹介しますね。

zx14rこちらが最初の状態で、今回のご依頼では、極薄くスモークを掛けてコントラストを強調し、プラスチックのチープな質感を払拭したい、と言うコンセプトとなっています。なのでとにかく黒くしないように注意しました。

zx14r11 なのでこれ単体で見てもスモークになっているとは判らない程度の濃さにしてあります。

zx14r10 ただスモークのお陰で断面やカットが入った部分の陰影が強くなり、また高品位なアクリルポリウレタンのクリスタルクリアーによってガラスのような質感に見えると思います。

zx14r9それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ZX-14Rウィンカーレンズ スモーク塗装 本塗り

zx14r2 こちらもお待たせしました!カワサキZX-14Rのウィンカーレンズ一式も本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

zx14r3 濃度は先日施工したBMWのウィンカーレンズを参考にした「極薄目」ですが、以前施工したスーパーセブンのウィンカーレンズよりかは濃くしたいといった感じです。

細かいニュアンスとしては、「 あからさまにスモークが入っていると解るのは嫌だ」「極薄めと薄めの中間よりも極薄めに近い感じ」「とにかく迷ったら薄めで」といった事も伺っていますので、これらを踏まえて濃さを調整していきます。

zx14r4 画像では既にスモークを3コートした状態ですが、ちょっとまだ薄い感じですかね。

zx14r5 途中で濃度を確認する場合は新しいマスキングテープを貼ると現状どれくらいの濃さになっているのかの目安になります。既に極薄目の濃さには達していますが、反射板が強いのでもう少し塗り込みます。

zx14r6 結果、薄いスモークを5コート重ねて濃さを微調整し、最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

zx14r8 この程度の薄さならスモークのような黒味は感じず、ただ若干スモークが掛かった事でコントラストが出ましたから、プラスチックな質感からガラスのような高級感が出たと思います。

それでは完成次第あらためて紹介しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レンズ類 透過性塗装 下準備

smoke3次回のターンで塗る透過性塗装(スモークを含むキャンディー塗装)の下準備を行っています。

テールランプは砂汚れが酷い物もあるので最初にブラシとウェスで裏側の釜部分を清掃し、そこからマスキング等の実作業になります。また社外品や中古部品は、商品自体を綺麗に見せようとしてシリコン形のワックス(スプレー)がレンズに塗られているケースが多いです。勿論悪い事では無いのですが、そのまま足付け処理をすると塗装が弾き易くなるので(その他にも影響してしまいます)、それらの脱脂作業も先にやっておきます。

benz29 W124のテールランプはレンズ以外に枠の黒い部分を「半艶黒」で塗装を承っていますので、ちょっとマスキングと作業工程がいつもとは変わります。

benz30 今回は先にレンズを塗って枠は後から塗る予定ですが、枠の部分は特にマスキングはせず一緒にクリアーを塗ってしまうと思います。適当そうな感じがしますが、むしろこれが下塗り(下地)となって後に塗る半艶黒が綺麗に仕上がる為ですね。

zx14r1 ZX14Rのレンズについては、左奥のフロントウィンカーについては4輪車と同じく土台とレンズが一体式なので良いのですが、リヤのウィンカーはバイク特有の「レンズ単体」となる構造になっている為少々厄介です。裏側に塗料が入るとマズイのできっちりマスキングをしたいところですが、マスキングテープの色(黄色)がレンズに貼られると塗っているスモークの濃度やムラ・ダマが判らなくなってしまうので、この場合は透明なビニールを使うか、或いは今回のように仮想反射板みたいな感じでアルミフィルムを貼ります。ただしフィルムだけだと不安なので(ピンホールなど)、さらにその上から養生紙で覆います。

ちなみに使用しているフィルムは塗装作業で使う専用の物なので一般的なアルミホイルとは違って柔らかい物ですからレンズ表面が傷ついたりしませんのでご安心下さいませ。

nwogon2 そしてこちらはホンダNワゴンのテールランプです。最下部のバックランプ(?)部分をクリアー抜きにするのですが、本塗り当日に出来るだけ時間を確保したいので予めマスキングシートを作っておく事にしました。

足付け処理がされた被塗面は塗料の密着性が良い分、マスキングテープなどの糊もガッチリついてしまい、そのまま一日置いてしまうと剥がれなくなってしまうのです(糊だけが被塗面に残るという最悪の結果になりますし、そうならないにしても糊ハジキが起こります)。

nwogon3 最初に貼ったラインテープは転写用の物で、その上にコピー用紙を貼ったら鉛筆の芯などで刷ると輪郭をトレース出来ます。古くなって読めなくなった車体番号や墓石の文字などを確認する時に使う方法ですかね(しませんか、普通)。

nbox3 先ほどのコピー用紙をスキャナーでパソコンに取り込み、ベクトルデータを作成出来るソフト(Illustrator)で2次元のデータを作り、さらにそれをコピーして反転させ左右分を作ります。

nwogon4 作成したデータからカッティングプロッターを使ってマスキングシートを作成し、実際にテールランプに貼って確認してみます。

今回は2次曲面なので誤差も殆ど無くこのままで良い感じですが、貼る位置が3次曲面の場合はモニター状で作るデータとの誤差が大きいのでこれらを繰り返して形を合わせていきます。

nwogon5と言う事を数日掛けて行い、いよいよ準備が整ってきたら今度は塗装ブースの掃除を行います。これはもう定番で、今回のようなレンズ類への透過性の塗装は塗り直しが効きませんから、とにかくベストな環境で出来るようにしています。

早ければ今週中に、遅くても来週早々には本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ZX-14Rウィンカーレンズ スモーク塗装承ってます

zx14r先日到着しておりました、KAWASAKI ZX-14Rのウィンカーレンズ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は当初は 「極薄目と薄目の中間」のスモーク濃度でしたが、その後「極薄目」に変更となりまして、参考にされた画像がありますので改めて紹介させて頂きますね。こちらの内容も当初の投稿から修正しております(掲載するのがこの時より未来の画像になりますので)。

bmw46参考にされたのがこちらのBMWのフロントウィンカーレンズに採用した「極薄目」の濃度で、今回のオーナー様のご意向としては、

「 今回依頼したところで、一番重視したのは ”スモークレンズにしたい” のではなく、 ”クリアレンズのプラスチッキーな感触なのを少し色を付けてコントラストを出して質感を上げたい”
といったところが一番の目的」」

となっております。となると黒味を出してはマズイですのでこの程度のスモークに抑えておいた方が宜しいかと存じます。尚クリアーはクリスタスクリアーへの変更で承っております。

ちなみに今回のパーツは以前施工例もあって、ただそちらはスモークでは無く「オレンジキャンディー+おまけスモーク」の仕様でした。一応そちらも紹介致しますね。

zx14r3この時はBMWK1300Sのテールランプも一緒に承っていまして、今回のパーツはこの時オレンジに塗った物と同じですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

KAWASAKI NINJA ZX-14Rテールランプ塗装 完成

ninja3 こちらもお待たせしました!NINJAの純正テールランプもレッドキャンディー+スモークで本日完成となります。

ninja4 レンズ事態がリフレクター(反射板)になっているタイプのようで、透明感が綺麗に出るかちょっと不安だったのですが良い感じに仕上がったと思います。

ninja5クリアーレンズが悪いと言う訳では無く、その中にある筈の無い仕様のテールランプがあると言うのが面白いんでしょうね。世の中には沢山の同じ型式の車両が存在していても、他とは何か違う所があると存在感が増して何だか嬉しく感じてしまうのだと思います。と言っても実際は誰も気付いてくれない場合が殆どだと思うのですが(笑)。まあ自分が楽しければ良いのです(私的見解です)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!