RAV4内外装パーツ一式塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタRAV4の内装ウィンドウスイッチパネル&外装ピラーカバーパネル等の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は未塗装で、表面がザラザラとした梨地だった物に、

「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行って上塗りを施しています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ピラーカバーやウィンドウスイッチパネル等はトヨタ純正「BLACK」(カラーコード:212)で、

こちらのフロントピラーカバーのみトヨタATTITUDE BLACK(カラーコード:218)となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

スイッチパネルは殆どの場合で運転席側のみ形が複雑になっていて、それ故に塗装費・下地処理費共に他のスイッチパネルより費用が高めになっております。何卒御理解頂ければ幸いです(特にサフェ研ぎが…)。

細部まで艶々に仕上がっているかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

RAV4内外装パーツ一式 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたトヨタRAV4のウィンドウスイッチパネルや、

ピラーカバーパネルです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。研ぎ作業の際、凸凹を視覚で判断し易くなり、また研ぎ残し(足付け不良)を防止する為ですね。

最初は当て板と#600を使ってライン出し行い、その後#800~#1500でペーパー傷の目消しを行い、フチは布状研磨副資材を使って足付け処理を行っています。

塗装の現場では水仕事が多いのでこの時期はあかぎれが酷く、毎晩寝る前に軟膏を塗って絆創膏を貼るのが日課になっています。爪を切るタイミングも間違えると深爪になって辛いので、その辺のセルフケアが必要ですかね。

既に一度熱が掛けてあっても、他に何か熱を入れる物があれば一緒に恒温機に入れて二度焼きを行ったりもします。

裏のマスキングを貼り直します。EPDM製のスポンジは糊と密着し易く、そこにテープを貼ってしまうと剥がす際に切れてしまうので、そこに糊がつかないよう工夫が必要です。

持って塗れるよう芯棒を固定します。

ワイパー穴に取り付ける部品はアルミ製なので表面を研磨し、

プライマーを塗っておきます。

そしてタイミングが来たら本塗り準備開始です。

芯棒に固定する前に全体を脱脂処理しておき、本塗り直前の最終脱脂では見える面(表面と側面)をしっかり処理します。

最終脱脂では新しいウェスを使用し(キムテックス)、一度使ったそれを芯棒に固定する前に使ったりします。さらにそれはサフェやパテ前の脱脂処理に、さらにその後は工具やドアの把手等の清掃に使います。とにかく手に油が無い状態を維持しないといけなく、なのでそれがあかぎれの原因にもなっているんですよね。

プラスチック素地が露出した箇所にプライマーを塗り、

続けてベースコートを塗布します。

今回はピラーカバーやウィンドウスイッチパネル等をトヨタ純正「BLACK」(カラーコード:212)で、

こちらのフロントピラーカバーのみトヨタATTITUDE BLACK(カラーコード:218)となります。前者がソリッドカラー、こちらがメタリックですね。ブルーパールも入っています。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

塗装はかれこれ30年近くやり続けていますが、未だにその全てが難しく、また楽しさがあります。

スイッチ部分はそのまま塗っても塗料が入らない為(肌が悪くなる為)、ノズルパターンを細くして最初にある程度塗り、その後パターンを開いてさらに入り込むように角度を付けつつ全体にコートしています。

また表からではどうしても入らない箇所もあるので、そういった場合は先に裏側から塗っておいたりもします。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RAV4内装パーツ サフェ入れ

先日下準備を行っていたトヨタRAV4のピラーカバーと内装パーツ一式です。

自動車の補修塗装を行っていた以前では、こういった小物製品はあくまでも車の塗装の付帯的な作業と考えていましたから、大抵の場合は台の上に直置きで塗っていましたが、

今はこちらがメインになったので、本塗り時はもちろんの事、サーフェサー塗装でも一つ一つ固定して塗るようになりました。装着してしまえば目立たなくなるかも知れませんが、置いて塗るとどうしてもフチの塗装が甘くなり、手に取って見た時にガッカリしてしまう事があるんですよね。口に入ってしまえば同じでも、見た目が美味しそうな方が、気分的に良いのと同じような感じでしょうか。

プラスチックプライマーを塗布し、続けてサーフェサーを塗布します。

サフェは合計で4~5コート程を塗っています。

ただし一度に塗ると塗膜中に溶剤が籠ってトラブルの原因になる為(ブリスターやワキ・艶引け・クラック等)、コート毎に10分くらいの乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けています。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RAV4内装パーツ 下準備

先日お預かりしておりましたトヨタRAV4の内装パーツ一式です。

未塗装のパーツは大抵表面がザラザラとした梨地になっていて、それはツルツルよりこの方が見た目が良い事と、また成型時に出来ている歪(ヒケ)を隠す為でもあります。

なのでまずは#120のダブルアクションサンダーで表面を研磨し、

その後#180のダブルアクションサンダーでペーパー目を均し、#240の手研ぎで角を、

また入り組んだ箇所を研磨します。

リヤワイパーの穴に取り付けるパーツはアルミ製で、こちらは黒アルマイト処理が施されているので、同じ様に表面を#120~#180で研摩して足付け処理をしておきます。

その後フチを#320相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理し、脱脂清掃→サフェを塗る為の準備を行います。一気に行きたいところですが、かなり時間が掛かるので数日に別けての作業としています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RAV4内装パーツ塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタRAV4の内装パーツ一式です。こちらのオーナー様は以前ハリアーのテールランプをご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き誠に有難うございます!

内装パーツは表面がザラザラとした梨地になっている為、上塗りの前に「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行う予定です。

色はトヨタ純正「BLACK」(カラーコード:212)の艶あり仕上げで承っております。

ただしこちらのフロントピラーカバーのみは違う色のトヨタATTITUDE BLACK(カラーコード:218)で承っています。

こちらは内装では無く、リヤワイパーを外した後の穴を塞ぐ為のパーツで、素地はツルツルとしていますが黒アルマイトが掛かっているのでそのまま上塗りは出来なく、研磨してプライマーを塗ってからの上塗りとなります。こちらも内装パーツと同様212となります。いずれもクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

ピラーには両面テープやスポンジテープ、ゴムが着いていて、

簡単に剥がせるようなら外してしまおうと考えていましたが、

両面テープがゴム側に残る(しかもかなり強くくっ付いている)タイプだったので、

マスキングで対応する事にしました。一部剥がしたゴムは両面テープを綺麗に剥がし、改めてプライマーを塗ってから両面テープを貼り直しておきます。

ちなみに本体側に両面テープが残る場合は剥がしてしまった方が楽になります(ゴムが切れたりする心配がありません)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!