オーディオテクニカAE6100マイク塗装承ってます

先日到着しておりましたaudio-technica AE6100ボーカルマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はマイク本体とグリルをブルーメタリックへの塗装で、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

グリルを外すとリングが二つ外れて、

赤い方はマイク本体と同色のブルーメタリックで承っています。ただしこちらは塗装では無く赤アルマイト仕上げされた物なのでそのまま上塗りを行っても塗料は十分に密着しませんから、「研磨→プライマー塗装」の下地処理も行います。

またこちらのaudio-technicaのロゴが記されたリングは塗装せずこのままで承っています。

色については事前に色見本帳をお貸出ししていて、その中からこちらのホンダビビットブルーP(カラーコード:B-520P)で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

トヨタ86ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタ86純正ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

一旦ブレーキ屋さんに送ってオーバーホールとサンドブラストを行って頂き、

当店にて塗装を施しました。

キャリパー本体色はフォルクスワーゲンのリフレックスシルバー(LA7W)に、

ロゴの赤はフェラーリのロッソコルサ (カラーコード:300)を採用しています。

各ロゴのサイズは元の通りとしています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回は新品のブリーダーバルブとそのゴムキャップも一緒に送って頂きましたのでそちらも取り付けてあります。

車体へのボルト取り付け部とガスケット当たり面、パッド固定シャフトを通す穴の内側には塗膜の厚みをつけないようプライマーとベースコートの黒のみ薄膜の塗装に留めています。

当店は個人の方からの御依頼が殆どですが、ブレーキキャリパーについては、ディーラーや整備工場、チューニングショップさんからの御依頼も多いです。

ただ当店の場合私一人での運営ですのでどうしても完成までの期間が長く、そのせいでご依頼に至らないケースが多くあり、これについては申し訳無い思いでもあります。確かに半年間キャリパーが無い車を保管するのは厳しいですよね・・・。

ちなみに塗装は早くやろうと思えば手間を省いて時間を短縮出来る箇所も多くあって、例えば脱脂作業やプライマーの塗装などはやってもやらなくても完成時の見た目は変わりなく、またそれによって生じる問題も直ぐには起きませんが、塗装のトラブルは大抵数年後に出てくる事が殆どなので、どうしてそうなったのか、またどうしたらそれを防げるのかが判るよう作業工程をオープンにしています(ただ同業者さんからは嫌がられていると思いますが…)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ステップワゴンメッキエンブレム 下準備

先日お預かりしておりましたホンダステップワゴンスパーダの純正メッキエンブレムです。裏側に残っていた両面テープの糊をシリコンオフで除去しておきました。

素地調整を行い、まずはプライマーを塗布します。

尚、エンブレムの固定は裏側に両面テープを2段に三か所貼り、それをワニクリップで掴むようにしています。

プライマーは裏側に回り込むようにしてフチまでしっかり全体を覆うように塗ります。

この後はサーフェサーを塗る方法もあるのですが、

今回はトップコート=グレー色の1コートソリッドカラーを塗る事にしました。

通常使っている塗料とは違い、クリアーに直接顔料(色)が入ったタイプ=スタンドックスVOC 2Kエナメルとなります。原色の黒と白を混ぜ、規定量のハードナー(硬化剤)とシンナーを添加しています。

今回のエンブレムの場合はサイズが小さい事、また研ぎ作業が難しい(素地を露出させてしまう可能性が高い)と言う事で、サフェに比べて肌が荒れにくい方法で行ったという感じです。

ちなみにグレーでは無く直接ご指定の色=ホンダミラノレッドを塗る事も可能なのですが(その場合ベースコートの赤+クリアーでも問題ありません)、今回使ったプライマーの肌目が出てしまっている事、艶引けする可能性があると言う事で一旦隠蔽し易いグレーで完成させ、完全硬化後に改めて足付け処理をして本塗りという方法にしました。

ちなみに当初は、

①「プライマー塗装→サーフェサー塗装→完全硬化→研ぎ作業→本塗り」

②「プライマー塗装→本塗り→完全硬化」

の2通りを想定していたのですが、今回そのどちらでも無く、

③「プライマー塗装→下塗り→完全硬化→足付け作業→本塗り」

という方法にしたという感じです。

いずれも我流という訳では無く、塗料メーカーのマニュアルに沿った方法で(所謂ウェットオンウェット)、これらいずれの方法でも品質(主に塗料間の密着性)は担保された作業内容となっていますのでご安心くださいませ。

ちなみにメッキの上に透過性塗料=キャンディーカラーを塗った「カラーメッキ風塗装」や「ブラックメッキ風塗装」などの方法としては、

④密着剤塗装→本塗り

といった内容で、この場合今回使っているプライマー(黄色味のあるグレー)は使えませんから、経年で密着剤の効果が弱くなるとその上の塗膜がペリペリと剥がれてしまうという事になります。室内ショーケースの中で飾っておくのであればそれでも大丈夫なのですが、常に雨風紫外線下の暴露状態で果たしてその密着剤の効果がいつまで続くのか、といった感じですね

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、後日足付け処理を行ったらいよいよ本塗りとなります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダフィット内装パーツ 下準備

先日お預かりしておりましたホンダフィットの内装コンソールパネルです。

コントローラーが装着される箇所はオーナー様が加工をされていて、今回そのフチ周りの修正も承っています。コントローラーはお使いになるとの事で一旦返却していますが、パネルと同じ形に切り取ったアクリル板を作っておいたので、それを当てながら作業を進めます。

カットされた箇所のバリを#120→#180で研磨し、全体を#240→#320で足付け祖処理します。

穴のフチは足りない部分があるのですが、この時点ではパテは使わず、先に全体にサーフェサーを塗る事にします。

研磨し難い箇所もあるので、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理を行います。

手で持って塗れるよう芯棒に固定して台にセットします。

よく脱脂清掃し、

念の為ガスプライマーを使った火炎処理も行っておきます。ガスプライマーについては以下の記事が分かり易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

Mazda Diesel Fuel Cap

プラスチックプライマー塗布後、さらに念のため違うタイプのプライマーも塗っておきました。

続けてサーフェサーを塗布します。

ウェットで5コート程塗りました。

オレフィン系の樹脂(PP=ポリプロプレン等)は粗い番手で空研ぎした際に表面が毛羽立つ傾向にあって(サンドブラストを行った場合も同様)、

ただそれが木の根の様にガッチリ食い込んでくれるので私的には良い効果だと思っています。ABS樹脂に比べPP=ポリプロピレン樹脂は塗料やパテ・接着剤の密着性が悪いので、とにかく食いつく様にですね。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、コントローラーを取り付ける穴の周りをパテを使って修正していきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

カメラパーツ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたカメラパーツの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、

今回は調色と艶調整作業も承っていましたので、旧塗膜を剥離する前にこれらを行い、

事前に行ったテスト塗装に倣って元の色艶に合わせて塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

艶具合については、スタンドックスの艶消し・半艶専用クリアーを1:2の割合としています。

ただし艶具合は塗り方=塗膜の厚みや乾燥時間によって変わるので、

事前にそれらを記録し、それに倣っての本塗りとしました。

今回の為に作成した色見本とも並べて撮影してみました。

それぞれ同じ色・同じ艶具合ですが、形状によって全然違って見えるのが判るかと思います。

曲面のアールが強くなると色が濃く(暗く)艶があるように見え、逆に平面だと色が薄く(明るく)艶が無くなって見える傾向にあります。今回の場合だと左側の色見本の丁度中間のような感じですね。

色板は着脱できるようになっていて、その下には本塗り時の塗装条件も記載しておいてあります。昔車体を塗っていた時は全車でこれらを行っていましたが(所謂塗装カルテです)、さすがに今の小物塗装ではそこまで出来ないので、今回のような色・艶調整の追加作業をご依頼頂いた場合に留めています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!