マツダアテンザ各パーツご依頼承りました

先日到着しておりましたマツダアテンザの内外装パーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ちなみにこれを撮影した時はフォググリルは1セットのみのご依頼だと思っていてもう1セットは撮りませんでした。後で気づいたのですが「2パターンって、2セットでのご依頼って事だったんですか?!」と言う事で実はもう1セットあります。てっきり見本かと思っていたんですよ・・・失礼しました。

で、このフォググリルは現状「真空蒸着メッキ」が施されていまして、こちらは他のショップさんでご依頼頂いてきたようです(2セット4個全部これです)。ちなみに真空蒸着メッキは表面にクリアーが塗装されていますので普通の下地処理(足付け処理のみ)で塗れます。

今回のこのフォググリルのご依頼としては、マスキングされた箇所のみをメッキで残し、他は全てご指定頂いた色の「ジェットブラック」(カラーコード:41W)で塗りつぶします。折角のメッキですが殆ど無くなってしまうんですよね。ちょっと勿体無いですが(笑)。

どれもご依頼は「艶々仕上げでクリスタルクリアーを」となっておりまして、ただスイッチパネルととフロントグリルは表面がザラザラとした「梨地」ですからまずはこれを平滑に仕上げる事からの作業となります。「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程ですね。

lexusで、今回はアテンザの物とは別にレクサスのナンバーブラケット×2もご依頼頂いております。色は同じくジェットブラックで、こちらは梨地ではなく半艶の黒で塗られているだけなので足付け処理のみで艶々に塗れます。と言っても見えるのは枠の部分だけなのですが(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

GIVIリヤボックスの蓋 塗装承ってます

先日はわざわざご足労を頂き有難う御座いました!カバーパネルは無事外れましたのでご安心ください。ただ外すのにはちょっとしたコツが必要でちょっと時間は掛かりました。尚、レンズのヒビが入っている箇所は透明なエポキシ接着剤で修理しておきましたのでご安心ください。

で、土台の部分はとりあえず返却も可能なのですが、リヤのレンズ部分には配線が付いているのでこれの固定がちょっと微妙です。蓋の土台と外したカバーで挟むようにして固定しているので不安定なんですよね。配線を一度カットしてカプラー化するという手もありますが、特に使わなくても大丈夫でしたらこのまま完成までお預かりさせて頂ければと思います。どうしても必要だったら何か対策をしますのでご連絡ください。

今回のご依頼(ご意向)としては、「黒い部分をボディ同色にして一体感を出したい」との事で、ただボディーカラーが不明だったので既存の色見本帳から「近似色」を選ぶ事としました。

リヤボックスが装着される車体はSUZUKIのバイクなのですが、数冊の中から一番近かった色はこのPEUGEOT(プジョー)の色です。カラーコードは「EZD」なるグレーのメタリックですね。

で、この一枚にある4色の色は「全て同じ色名」なのですが見た目は全然違います。色名「gris hades」の後に色々と記号が書いてあって、配合データはそれぞれ別の物があります。 これが所謂「色ブレ」と言うもので、同じ車体(車種)なのに作られた時期や場所(工場)で色がズレてしまうのです。

今回車体色に近かったのは上から二番目の「H」の記号が付いたもので、実際これは他の色に比べてメタリック粒子が全然粗いです。普通は同じ色でここまで見た目が違う事は無いのですが、メーカーのお国がフランスと言う事で納得です(私的見解です)。

アルミフレーム サフェ研ぎ~ナッター

こちらのアルミフレームもクロモリフレームと同時で進行しています。一緒に作業していると良く解かりますが、やはりアルミは軽いですね。恐ろしい程の差です(勿論どちらも一長一短ありますからそれだけですが)。

部分的に茶色く付いているのは凹んだ箇所にパテを塗って研いだ箇所です。クロモリフレームはその素材の硬さからして凹みなどは少ないですがアルミフレームはやはり柔らかいですから大抵何かしらの凹みはあったりします。例えばディレーラーを固定している箇所などですかね。

サフェ研ぎが完了したらブラインドナットを取り付けます。ナットの外径に対してフレームに開いている穴が少し広いので、空回り防止と防錆を考えて接点面にはパネルボンド(3M社の構造用接着剤)を塗布しておきます。ナットを打ったら食み出た分をウェスとシンナーで拭き取れば付けた事すら解からなくなります。

最後に実際にM5のネジを強く締めてみて空転しない事を確認したら完了です。今回使ったブラインドナットはスチール製で、ローレット(接点部がギザギザ)も付いていますから接着剤無しでも空転しないでガッチリ食いつきますね。接着剤は先日紹介した電蝕防止(防錆)の為の処置でもあります。

ブラインドナットは足付け処理をしておき、本塗り前にはやはりスポットでプライマーを塗っておきます。このまま色を塗ると経年でそこだけ綺麗にポロっと塗装が剥がれたりしますからね。

クロモリフレーム&フォーク サフェ研ぎ

先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので研いでおきます。薄膜のプライマーとは違ってサフェーサーは厚みがある分肌にも凸凹がありますから平滑に研いでおく必要があるのです。

またサフェーサーもそこそこの硬さがありますから、細かい番手では十分に肌が落とせず、また時間も掛かってしまうので最初は比較的粗い番手から始めるのが基本です。 このやり方は人によって違いますが、私の今のやり方は空研ぎがメインで、#320→#400→#600→#800といった番手の順番で研いでいます。自転車のフレームは「角」が多いので、研ぎ作業をしているとどうしても素地の金属が露出してしまう場所が多いのです。なのでここで水研ぎをしていると端から錆が出て来てしまうので水は使わないようにしているんですよね。勿論金属が露出した箇所は本塗り前にスポットでプライマーをスプレーしています。

サフェ研ぎを終えたら次は調色ですね。恐らく明日(と言うか既に今日)行う予定です。凄い色だから私も楽しみです(笑)。