メルセデスベンツCLSテールランプ スモーク塗装承ってます

先日到着しておりましたメルセデスベンツW218 CLSの純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は「薄目」のスモークをべた塗りで、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っています。

こちらのテールランプは以前も施工しておりますので参考までにそちらの画像を紹介させて頂きますね。

この時の濃度は「極薄目と薄目の中間」で、ただし今の設定だと「薄目」くらいの濃さに該当します(当時見ていたディスプレイと今では明るさが違う為、途中から全体的に薄い方向へシフトさせました)。

今回はこちらよりも(半段階ほど)黒くするようご指定を承っておりますので、本塗り時にはこの時の画像を基準にして半段階ほど濃くなるよう濃度を調整していこうと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スターバックスタンブラー 本塗り

先日お預かりしておりましたスターバックスのタンブラーです(製品はサーモス製のようです)。

予め作成しておいたロゴデータを、

 実際にプリントアウトしてサイズや位置を確認します(【お任せコース】でこういった作業は行いません)。

 センターの位置は蓋を締めた個所が基本で、ここが一番神経を遣います。

 位置を決めたらキャップを外し、それが判るよう印を付けておきます。

 底面のプレートは剥がすと内部の真空が抜けてしまう為、今回はマスキングで対応しています。ただし既存の塗膜が劣化している物は塗装共々剥がすしかありませんので、内部の真空は無くなって保温効果が落ちてしまう事はご了承くださいませ(昔の物はプレートの下に溶接されていたりもしたのですが最近は穴が空きっぱなしのようです)。

 まずはベースコートを塗布します。

 色はエルメスのオレンジを基に、近似色としてRALカラーの2008を採用しています。前回ご依頼頂いた時と同じ色となります。

 ベースコートがテープフリーな状態になったら場所を工場二階に移し、用意しておいたマスキングシートを貼り付けます。画像はありませんが、表面にもロゴを塗装しています。

 再び場所を工場一階に戻し、エアーブロー&タッククロス(粘着物質の着いた専用の不織布)で埃を飛ばし、クリアーを塗って本塗り完了です。

ロゴ部分は多少段差がありますので、完全硬化後にペーパーを掛けて平滑に磨き処理を行います(【お任せコース】では通常磨き処理を行いません)。

また今回は最後にスワロフスキーの貼り付けも承っておりますので、完成まではもう少しお時間を頂戴したく存じます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

PEUGEOT 308 Tail Light

 プジョー308の純正テールランプです。

 サイズが大きく、赤と言うよりかは「朱色」のような派手な色味になっています。今回はこれを「純正のように」と薄目のスモーク塗装で承りました。

 土台部分をマスキングし、レンズ表面を#800~#1300相当の番手で足付け処理を行います。

iPadに写っているテールランプは以前ご依頼頂いた同型の物で、その時は「薄目」の濃度で行いましたが、今回はこれよりも薄い「極薄目と薄目の中間」の濃度にします。

ラスチックプライマーを塗り、適正な濃度になるようスモークの含有量を調整しながらベースコートを塗り重ねていきます。

 濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

 その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、磨き処理を行って数日寝かしたら完成となります。

 クリアーは高品位なタイプのSTANDOX「クリスタルクリアー」を使用しています。

 スモーク塗装はキャンディーカラーの一種である為、見る角度や環境によって濃さが違って見えるのが特徴です。

 その後オーナー様から画像とコメントを送って頂きました。上の画像は塗装前の状態です。ノーマルの状態はテールランプが派手過ぎるのが判ると思います。

今回のご依頼では「純正に見えるようにしたい」との事でしたので、スモークが濃くなり過ぎないように注意しました。

オーナー様からは、「取り付けできました!バッチリいイメージ通りでした。ありがとうございました。」とのコメントも頂きました。

こちらこそこの度もご贔屓頂き有難う御座いました!