ベントレー用モニターフレーム塗装承ってます

先日到着しておりましたベントレー用KENWOOD社のモニターフレーム二個です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

モニターの下側にはメーカー名と型番号等がプリントされていますが、これらを削って艶ありの黒の塗装に、

また今回はこちらのロゴ入れも承りました。色はシルバーで、元々KENWOODのロゴがあった箇所にデカールで施工します。またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っております。

念のためコピー用紙にプリントアウトし、仮当てしてみました。

 良い感じになりそうです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

TOYOTA TE47レンズ類パーツ 下準備

先日一部のパーツの裏吹きをしておいたトヨタTE47のレンズパーツ一式です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

基本的には小傷や洗車傷のリフレッシュという事でクリアーの塗装だけですが、一部色が薄いパーツがあるので、これらに関しては見本を参考に透過性の塗色(この場合はキャンディーイエロー+オレンジ)を重ねて色味を合わせます。

またバリが酷いパーツもあるので、

そういった箇所は#180~#800で研摩して均しておきます。

普通にマスキングテープや養生紙を貼ってしまうと色味が判らなくなってしまうので、粘着性の弱い透明フィルムを使ってマスキングを行います。

透明なのは勿論、光が入り込む(透過する)ようその面積も出来るだけ大きく確保します。

サイドマーカーレンズも見本となる物と色が薄い物がそれぞれ判るように印を着けておきます。

通常のマスキングに比べてとても時間が掛かるので、下準備にはまだもう少し時間が掛かりそうです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX S4 樹脂製インマニ 下塗り

先日ウェットブラストを行っておいたスバルWRX S4の樹脂製インテークマニホールドです。

今回は結晶塗装では無くキャンディーレッドでの塗装の為、本塗り中に何度も裏表をひっくり返さなくてはならなく、また中央のチャンバー室が台に接触しないよう、宙に浮かせた状態で持ちやすいように固定しています。

M8の全ネジを長さを揃えてカットし、ナットで挟むようにして固定しています。

まずは全体的にプラスチックプライマーを塗布します。奥まった所まで届くよう四方八方から満遍なく行います。

そして下色=カラーベースを塗布します。マツダの「ソウルレッドプレミアムメタリック 」(カラーコード:41V)の配合データそのままとなります。

エアーの吹き返しで入り組んだ箇所に塗料が入り難くならないよう、また極小範囲をピンポイントで塗れるようにと、今回は塗着効率の良いデビルビスの低圧ガンを使っています(ただトリガーのバネが強い為、慢性的に痛みが出てしまっている腕の筋肉がとても辛いです・・・)。

その後は直接キャンディーレッド原色を入れたトップコートクリアーを塗布します。

通常はキャンディーカラーもベースコートで行う3コート仕様としていますが、今回は下塗りという事で2コートキャンディー仕様としています(ただし色々デメリットがあるので通常最終仕上げとしてはこの方法を行いません)。

また本塗り程にキャンディーレッドも濃くはしていません。場所によっては褪色したような感じで赤が薄い箇所もあります。

素地自体に粗がある為、このままでは良い仕上がりにはならなく、なので一旦これを下塗りとし、後日完全硬化後に改めて足付け処理からやり直し、次は本塗り=ベースコートキャンディーレッド+トップコートクリアーとして塗装を行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA TE47 2TGヘッドカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタTE47搭載予定の2TGエンジンヘッドカバーです。こちらは現在同車のレンズ系塗装と、ルーフサイドモールの塗装もご依頼頂いているオーナー様からの追加ご依頼となります。この度もご贔屓いただき誠に有難うございます!

最初にメールで頂いた画像では比較的程度が良く見えたのですが、塗装の下からは粉が吹いたような腐食が発生していて、

またよく見てみると剥がれた結晶塗装の上から黒(に近いグレー)を塗られている事が判ります。となると実際はかなり広範囲で塗装は剥がれおち、腐食も発生していると思われますので、今回はサンドブラスト処理も行う事で作業を承っております。

具体的に今後の作業内容を紹介しますと、


・アルカリ洗浄槽浸け置き

・溶剤槽浸け置き

・サンドブラスト処理(軽め)

・リン酸処理

・プライマー塗装

・結晶塗装(黒)

・凸部研磨鏡面状仕上げ(クリアー筆塗り含む)


といった工程となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度も当店へのご依頼、誠に有難うございます!

メルセデスW124 M103ヘッドカバー結晶塗装承ってます

先日到着しておりましたメルセデスベンツW124 M103エンジンのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ぱっと見は状態が良いかと思ったのですが、

やはりと言うか、全体に腐食が発生しています。

塗装が盛り上がった箇所は、素地のマグネシウム合金自体が膨れている状態で、通常のサンドブラスト(吸い上げ式)だと表層しか削れませんから、この場合はブラスト専門店にて強力な直圧ブラストにて根こそぎ削り落して貰います。またその後は耐蝕性の高い浸透型エポキシプライマーを使っての重防錆仕様とします。

裏側のバッフルプレートを外しておきました。

マグネシウム合金のヘッドカバーは裏側にも塗装が施されていて、これが経験劣化と共に剥がれて来ていますから、こちらも一緒にブラストを行い、同じ様にエポキシプライマーを塗っておきます。

ご依頼内容は黒の結晶塗装で、フィンの部分は削らず、塗装したそのままの仕様で承っております。

色は違いますが以前施工した事例が同じような内容ですのでそちらを紹介します。

下地処理から最後の仕上げまで、色以外はこの時と同じ内容となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!