ハーレーテールランプ クリアー下塗り

先日お預かりしておりましたハーレーのテールランプです。

通常のレンズと違っていて表面に透明な被膜がコーティングされていて、そのまま塗れない事も無いのですが、バリやブツがのこったまま塗ると綺麗に仕上がらない為、一旦クリアーを下塗りしてからスモーク塗装を行う事としています。

裏側をマスキングし、

被塗面を#800~#1300で研摩・足付け処理をします。

フチの裏側やバリを削った箇所等プラスチック素地が露出している箇所も含め、全体にプラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗って下塗り完了です。

塗装作業自体は本塗りと同じで2コート、ただしそこまでのクオリティは必要ないので、クリアーが溜まったり垂れたりしないよう控え目に塗っています。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、他のご依頼品でスモーク塗装を行う際に一緒に本塗りを行う予定です。またその前に一緒にご依頼頂ているアルミ製のプライマリーカバーの作業を進行させておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA TE47レンズ類 裏側本塗り

先日下地処理を行っていたトヨタTE47のレンズパーツ一式の内の、ヘッドライトカバー、ナンバー灯レンズ、ルームライトカバーです。

かなり古い物なので全体的に傷や飛び石傷が多く、それが裏側にも達している為、両面共にクリアーを塗装します。

まずは裏側となります。

フチのエッジを見切りラインとして表面をマスキングしています。

ナンバー灯レンズとルームランプカバーも内側から塗装します。

 

プラスチックプライマーを塗布し、ベースコート(ベースクリアー)は塗らず、そのままトップコートクリアーを塗ります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、通常通り2コート 行います。

極力肌目が出ないよう、ハードナー・シンナー共に遅めの設定にしています(具体的にはハードナーMS25-40+2Kシンナー25-35)。

ルームランプカバーの内側は菱形のカットガラス風になっていて、それを埋めないようクリアーは控え目にしています。

ウェットブラストを念入りに当てたので、茶色に染み込んだもらい錆びのような物も除去して透明なレンズに生まれ変われそうです。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次はその他のレンズと共に表側の塗装を行おうと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

KORGショルダーキーボード 下塗り

先日分解作業を行っていたKORGのショルダーキーボード、木製外装パーツです。

艶消しクリアーが塗ってあるので、#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理だけしてそのまま上塗りを行おうと思っていましたが、ラウンド(肌)の凸凹が結構酷かった為、コシのあるフィルム状研磨副資材(トレカット)で切削したところ、

凸凹の肌が幾層にも表れ、また異常に塗膜が柔らく、下から露出した層が染色っぽい感じがし、今までの経験上このまま上塗りを行うのは嫌な予感がした為、

#320~#400のダブルアクションサンダーで全体を研磨し、

一旦下地を作ってから上塗りに行こうと考えました。

ネックパーツも同じようにします。

台にセットし、よく脱脂清掃を行います。

さすがに時代は令和ですから、使われているのは2液ウレタン系の艶消しクリアーかと思いましたが、もしかしたらラッカー系なのかも知れません。

木の材質自体もそんなに堅い物のようでは無く、なので既存の塗膜と一緒にエッジ部が削れてしまう感じなので、

一旦全体にサーフェサーを塗る事にしました。

ただこれを後で研ぐのは結構な手間ですから、今回は主にシール性と作業性に重きを置いたノンサンディングフィラー(ノンストップフィラー)を使いました。

本来ならこのまま色を塗れる仕様なのですが、今回はそこまで作業を省くつもりは無く、

そのままトップコート(クリアー)を塗って、これを下塗りとしました。所謂ウェットオンウェットですね。

サフェを研ぐにはそれなりに手間と時間が掛かりますが、クリアーなら軽くペーパーを当てて肌目を取る程度で下地が作れますので(その代わりラインの成型や修正は出来ません)、ここで一旦塗膜を硬化させ、後日改めて上塗りを行いたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

W124メルセデスベンツテールランプ 本塗り

先日お預かりしておりましたW124のテールランプですが、その後代替の新品ワイパーパーツと、テールランプのハウジング部分を送って頂いていました。

テールランプはレンズ単体だと色味(明度・彩度・色相)が判り難いのですが、反射板(ハウジング)が装着されればより実車の状態に近づいて見れるので安心です。わざわざお手数を頂き有難うございました!

裏側を清掃し、マスキングします。

左側が作業前で、右側が足付け処理済みの状態となります。#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で全体を大まかに、またフチをしっかり研磨し、その後#1300相当(アシレックスオレンジ)で足付け処理を行います。

台にセットし、よく脱脂清掃します。

まずは赤いレンズ部分からで、

プラスチックプライマーを塗布後、透過性の赤=レッドキャンディーを塗ります。元々ある赤いレンズを濃くする為ですね。

マスキングを剥がし、再び全体にプラスチックプライマーを塗布します。今回は周りのフチも最後に艶消し黒に塗り直す為、この時点では一緒に塗ってしまいます。

前回ご依頼頂いた時の画像を参考に薄いスモークを重ねていき、濃度を調整します。

ここまでがベースコートで、

最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

一緒にご依頼頂いているワイパーアーム関係は別途下地処理(「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」)がある為、別工程での作業となります。

本当はこちらのテールランプも前回のターンで一緒に塗りたかったのですが、塗り分けの作業があった事と、この形はとても塗り難いので(垂らし易いので)単体での作業としました。

日本だと真冬と真夏とでの温度差は50℃くらいになるので、その都度塗り方を変える必要があり、ただそれは技術的な事というよりも使う材料=ハードナー(硬化剤)とシンナー(希釈剤)の種類を変えて対応しています。

当店の場合だと、ベースコート用のシンナーが3種類、クリアー用シンナーは4種類、ハードナーは3種類 を使い分けています(ラインナップ的にはもっとありますが速乾タイプは嫌いなのでその辺は使っていません)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次は枠部分の艶消し黒を、他の作業と合流させて一緒に塗ろうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダCB1300テールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたたHONDA CB1300の純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はクリアータイプだったテールランプを、

透過性の赤=レッドキャンディーに塗装しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

中の反射板はメッキでは無く、LEDを固定する金属プレートがその役割を果たしている為、見る角度によっては黒味の増した赤に見えるのが特徴です。

スモークは塗っていませんが、見る角度によっては黒味の増した赤となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!