カメラ電子ファインダーカバー塗装 完成

sony5 こちらもお待たせしました!SONYの一眼レフ用電子ファインバーのカバーパネル2点(とスイッチボタン)、艶消しブラックで完成となります。

いつもの場所で撮影を試みましたが全く上手く撮れず今回は簡易スタジオで撮っています。味とかは全くありませんがこれは本当に便利です。

sony4スイッチのパーツは外れるようになった状態まで分解して頂いていたのですが、外した状態でそれぞれを塗ってしまうと膜厚が付いて多分動きが悪くなると思ったので付けたままの状態で塗装しました。稼動具合は良い感じになっていますので御安心下さい。

sony6組みあがるとこんな感じです。元々シルバーでしたが恐らく黒の設定が無い?のかも知れなく、色をカメラ本体の黒に合わせたといった感じでしょうか。分解出来る程器用なのでそのまま塗装も出来たのでは・・・と思いましたが最近はその辺で気軽に缶スプレーも使えない時代ですからね(タバコの臭いですら文句を言われる時代ですので・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SONY電子ファインダー外装パーツ 本塗り

sony0 少し早いですがこちらのカメラ用電子ファインダーのカバーパーツも無事本塗り完了しています。これと並行して作業をしていたホンダのメッキエンブレムが艶消しブラックで、こちらも同じ仕様だったので一緒に本塗りとしました。どのご依頼品もそうですが、それ単体で作業をしようとすると中々採算を合わせる事が難しいのですが、こうやって一緒に作業をする事で効率を良くし仕事として成り立たせています。

当店の塗装の基本となるのは自動車を補修する為の塗装であって、それは「高機能塗装」と呼ばれる程の物ですから性能に関してはそれなりに担保されているところがあります。使う材料や使用方法などかなり厳密にマニュアル化されていて(他では類を見ないくらいです)、メーカーからのバックアップもそれなりに(そうそれなりに)ありますし。ただそれだけに結構なお金は掛かるのです。特に外資系の塗料となるとそれはさらに・・・。

一般的な自動車板金修理であれば比較的利益率の高い「保険修理」と言う仕事があるのでこういったコスト高な塗装も維持出来るのですが、今私が行っている「小物塗装」だとそういった仕事は殆ど皆無といった状態なので中々難しいところではあります。もし車の板金塗装屋さんが「明日から保険仕事は一切無し」となったらかなり厳しいと思いますので・・・(まあそんな事は無いので大丈夫だとは思いますが)。

sony1 そして本塗り準備完了です。スイッチボタンについてはオーナー様が外しておいてくれたのですが、ここまでクリアランスが無いピッタリしたボタンを別々で塗ると塗膜の厚みで「押したら戻って来ない」なんて事も考えられますので、足付け処理は外した状態で、塗装は組み付けた状態で塗る事にしました。当然タップリ塗ったら隙間は埋まってくっ付いてしまうのでその辺に注意して本塗りを行います。

sony2 まずはベースコートを塗布します。念の為この時点でスイッチボタンがくっ付いていないかチェックしています。スイッチの裏側からピンセットでアクセス出来るようにしているので表側に触れずともスイッチを動かせるようにしてあります。

sony3そして艶消しクリアーを塗って本塗完了です。画像では既に本塗完了してから一時間くらい経って艶が消えた状態です。通常は艶消しクリアーでも2コート塗っていますが前記した懸念事項があるので今回は1.5コート(捨て吹き+1コート)としています。先ほど紹介したホンダのメッキエンブレムより艶が消え気味なのが判ると思います。この状態で再度裏からピンセットでボタンを動かしてみると、くっ付いた感じもしなくスムーズに動いたので使用も問題無さそうです。御安心下さいませ。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

カメラ電子ファインダーパーツ塗装承ってます

sony紹介が遅れましたが先日無事到着しておりました一眼レフカメラの電子ファインダーのパーツです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

カメラパーツの塗装はよくお問い合わせを頂くのですが、カメラ部品に限らず塗装はそのまま塗ると内部に塗料ミストが(必ず)入り込む為、それにより何かしらの不具合が生じる可能性があります。特にレンズなどは一度の塗装で使い物にならなくなる筈ですので到底お受付が出来ません。

今回の電子ファインダーはどういった構造かは判りませんが、やはりそのままでは塗装のお受付は出来なかったのですが、オーナー様自ら分解して部品単体の状態で送って頂きました。お手数を頂きありがとう御座います。

ご依頼頂いている色は「艶消し黒」で、恐らくこれははボディーカラーに合わせる為だと思います。または光の反射がマズイので吸収させる為・・・かも知れませんね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

キャノンレンズフード「ET-87」塗装 完成

canon6 こちらもお待たせしました!キャノンのレンズフードの塗装、本日完成となります。

上の画像は組み付け前の状態で、左の本体は勿論、黒いリングの部品とロック解除のボタンにも艶消しクリアーが塗ってあります。

ロック解除のボタンには小さいバネが二本あるので飛ばないように気をつけながらこれを入れて組み付けていきます。

こういった組み付け作業を塗装後に行うのは色々気を遣うので(やはり緊張します)、実は最初の分解時に「分解→組み付け」を三回程度行っていたります。そもそも分解した時の記憶なんて思っている以上に忘れてしまっているのでいざ組み立てようとすると悩んでしまう場合が多く、実際それが一番嫌な事なので事前に組み立て作業を繰り返す事で記憶に(と言うか体に)よく染みこませておくんですよね。

canon7 そして小さなネジ4本を締めたら無事完成です。

ちゃんと伺った事ではないのですが、どうも当店に御依頼頂く前にどこか他で同じように塗装を御依頼されていたようですが、結果は余り喜ばしい事ではなかったようで今回の御依頼に至るようです。

当店の仕上がりが気に入って頂ければ幸いですが、こればかりは私が決める事ではありませんのでこちらから具体的な事は申し上げられない事を御了承下さいませ。いや、時々聞かれることで「綺麗に出来ますか?」「完璧になりますか?」といった御質問があるのですが、作業している本人がそれに答えられる筈は無いと思いますので・・・。

canon8 レンズ本体との装着は、フードを押し付けてスライドする形になるかと思いますので接触する部分は塗らないようにしています。

canon9オーナー様が気にされていた点で「フチも塗って貰えますか」といった事がありまして、いつも特に気にしていませんでしたがフチもちゃんと塗ってありますので御安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

キャノンレンズフード「ET-87」 下準備~本塗り

canon17こちらもお待たせしました!数日前から準備はしていたのですがすっかり紹介が遅れてしまいまいた。

上の画像はレンズフードを分解した状態です。この型のフードはレンズとの装着に「ストッパー」が付くタイプなのでフードは2分割に分解が出来ます。ただしちょっとネジやらバネやらが小さいのでそれを気をつける必要はありますかね。飛んでいったら発見するのは難しいかと・・・。

canon11 そして足付け処理です。この場所はいつも完成品を撮影している一段下の隣の場所で、午前中は日が窓から差し込む光がちょっと強いです。

手前右にある四角くて黄色いものが所謂ペーパー(研磨紙)のような物で、比較的細かい番手でも空研ぎで目が詰まり難く足付け処理には非常に重宝する副資材の一つです。ただこれ一枚で¥100くらいしますから(市販じゃなく業販価格でですよ)コストはそこそこ掛かっています。昔ながらのペーパーでこのサイズなら¥10くらいなんでしょうけどね。

sekainoowariそしてマスキングです。レンズフードの場合はちょっと特殊で、内側に反射防止の「植毛」が施されていますから長時間マスキングテープを貼っておくとそれの影響が懸念されるので(毛が剥がれてしまうかと)、テールレンズ塗装と同じく「塗るその日に準備」が基本となります。なのでタイミングを見計らうのが結構難しいんですよね。のんびりしていたと思いきやバタバタしてしまうのです(故に事前のイメージトレーニングが必要かと)。

canon13そして本塗り準備完了です。途中何度も脱脂作業はしていますがここでも最後にもう一度行います。素手で触れたところは全部拭っておくといった感じで計4回は行っています。

canon12  フードのマスキングは内側に貼ったテープが随分と食み出ていますが、これは「バックテープ」なる手法で自動車の塗装屋さんなら極一般的な貼り方です。なので気にしないでください。むしろフチにピッタリとはって止めるとマスキング際に塗料が溜まってしまうので(表面張力習いましたよね)、空気の通り道に壁を作ってあげるような感じでフチへの塗料溜りを防ぎます。キャノンのレンズフードは植毛がフチギリギリまで来ているので色が飛ばないように配慮が必要なのです。

ただしこの「植毛」のせいでマスキングテープは粘着力が弱くピッタリとはくっ付きません。塗装中のエアーで貼られたテープがヒラヒラと浮いてしまうのです。

なのでフードの内側には円状にカットしたダンボールを嵌めこんでテープの浮き上がりを防止しています。ただしこれも押さえつけたまま放置してしまうと植毛にその跡が残ってしまうので、塗ったら直ぐに外せるように指を差し込む穴を開けているのです。

って事を色々紹介していてある日気が付くと他のサイトでも同じような事がやられていたりとちょっと驚いたりもするのですが、この辺は他の方が心配するほど(何故か良く心配されます)余り気にしていません。

canon14 ちなみに色は以前作成した物で、今回オーナー様から伺っているレンズと、前回合わせて作っているレンズとは同じ物だと確認出来ていますので色ブレの心配もかなり少ないと思いますから御安心下さい。

canon15ベースコート(色)を塗るのは大きい部品の方だけで、ボタンと根元のリング部分はクリアーだけとなります。勿論下地にはプラスチックプライマーも塗布しています。

上の画像はクリアーを塗って少し時間が経った状態ですがまだまだ艶は残っている状態です。ここから数時間掛けてゆっくり艶が消えていきます。

canon16そして熱を入れ終わって(60度40分以上)艶が消えた状態です。マスキングテープがグチャグチャになっているのはクリアーが硬化する前にある程度剥がしておいたからです。完全に剥がすにはリスクがありますが(少しの接触で塗り直し確定ですので)、フチの部分だけ剥がせるようにはしていますのでピンセットで摘んで奥に押し込んでいるのです。

と、レンズフードも何回か塗っているとその癖と言うか注意点などが色々と判ってくるので、同じ物はそれをやる毎に懸念事項を潰していきます。この辺が「塗装作業は消去法の積み重ね」と思うところですかね。ネチネチとした事をひたすら繰り返していくのです(って言う程辛い仕事ではありませんが)。