スカイラインクロスオーバー内装パネル 完成

skyline1 こちらもお待たせしました!スカイラインクロスオーバーの内装パネルもほぼ完成となります。ただこちらも発送は来週水曜日以降となりますので何卒御理解の程宜しくお願い致します。

skyline4色は黒に見えますがやはりこれもパールが入っています。内装パネルの色はピアノブラック(所謂ソリッドの艶有り黒)での御依頼が多いですがこういった色も良いですよね。

skyline2 元のプラスチック素地のままだった物に比べると全然違いますよね。こういったちょっとした事でも「自分だけの仕様」といった満足感が得られたりもするんですよね。車に乗る度に楽しくなりそうです(皆さんそうやって嵌っていく訳でして・・・笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スカイラインクロスオーバー内装パネル 本塗り

skyline15こちらはスカイラインクロスオーバー内装のモニター枠パネルで、元々は素地がザラザラとした梨地だった物をボディ同様「艶々」にする為に「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」の下地処理を行っています。黒い点々は缶スプレーの黒をパラっと振り掛けたもので、これによりサフェーサーの研ぎ残しを防止します。研ぎ忘れてしまった所があった場合はそこだけ肌が荒れたような酷い仕上がりになりますので。

skyline16 空研ぎ#320である程度のラインを出したらその後は#600→#800の水研ぎを行います。#600よりも細かい番手はやはり水研ぎの方が研磨力が強く(絡み難く)シャープな研ぎが出来ます。しかもコストもこの方が何倍も低いのです(#600より細かい空研ぎ用のペーパーは非常に高くなるのです。故に自家塗装では余り使われていないかと)。

skyline17 そして本塗りのセッティングです。ダンボールからは少し浮いたような感じで固定します。くっ付いた状態で塗ると表面張力によりそこにクリアーが溜まってしまうからですね。スプレーによる塗膜自体はそんなに膜厚が付く訳では無く、この「表面張力」によって一箇所に溜まってしまったりするのです。極小さな毛ホコリが塗装面に付くと巨大なブツになってしまうのはこのせいなのですよ。

skyline18そして本塗り完了です。お待たせしました!色的には先ほど紹介したポルシェの色と似ていますがこちらはブルーパールの他にレッドパールが二種類入っています。「ガーネットブラックパール」(カラーコード:GAC)なる色らしいですがスカイラインでは無く「フーガ」の純正色との事です。これは良さそうな色ですね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

スカイラインクロスオーバー内装パネル サフェーサー塗布

skyline13 こちらもお待たせしております。スカイラインクロスオーバー室内に装着されるモニターの枠部分のパーツですね。表面がザラザラとした梨地なので、艶々の仕上がりにするには「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地作業で平滑になる下地造りが必要となります。先日紹介したBuellのシートカウルのサフェーサー塗布と一緒に作業していました。単品で作業するとどうしても採算を合わせるのが難しくなってしまいますので他の作業と重なる作業は並行して行うのが小物塗装の基本となります。

研磨は空研ぎで、#180→#240の二種類を使います。

skyline14パネルの周りにはクッション材?となる布状のシールが貼ってあるのでそこは予めマスキングしておきます。

画像では塗り終わった状態なので台に乗っていますが、サフェを塗る際にはやはり置いた状態では塗れないので(非常に塗り難いです)、こういった場合は小さなダンボール箱にガムテープで固定してそれを左手で持って右手でスプレーします。自動車ボディのように大きな物は塗っている本人が動くしか無いのですが、小物の場合は自分は動かずに被塗物を動かして塗った方がやり易いですからね。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

 

スカイラインクロスオーバーモニターパネル 塗装承ってます

skyline10 こちらもちょっと前に届いておりましたスカイラインクロスーバーのモニター枠パネルで、今回はこちらを日産純正色の「ガーネットブラックパール」(カラーコード:GAC)で承っております。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

skyline11御依頼は艶々仕上げですが、素地の状態は表面がザラザラとした「梨地」になっているので、これにこのまま上塗り(色とクリアー)を塗っても艶々な仕上がりにはなりませんから、まずは「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理で平滑にしてあげる必要があります。塗装の仕上がりは上塗りだけで決まるのでは無く下地次第というところでもありますからね。

skyline12ちなみにシルバーに塗られた部分は外れます。こちらはツルツルした素地にシルバーのベースコートだけ塗ってある仕様で、これはそのまま塗っても問題ありません。ただ最近は水性塗料が多用されていたりするのか「チヂレ」が発生する頻度が高く感じます。もちろんそれの回避方法も色々あるのですが、やはり手間と時間が掛かってしまうので今後はこの辺のデータ取りをしっかりしないと駄目かも知れません。まあそういったちょっとした癖があるお陰で小物部品の塗装を好んでやりたがる塗装屋さんも少ないのかも知れませんが・・・(一度凄いトラブルに遭うと二度目はやりたくなくなるのが普通ですので・・・)。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度のご依頼、誠に有難う御座います!