レヴォーグブレンボキャリパー 塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルレヴォーグ用のブレンボキャリパ―、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々も同じような状態だったのですが、一部ブレーキフルードで塗膜が侵されて剥がれてしまっている個所があったので、

いつもの様にブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理を行って貰い、

元の色とロゴをそのまま戻すような内容で塗装を行いました(画像は塗装前の状態です)。

 色は元の近似色と言う事で、こちらもいつものVWのリフレックスシルバー(カラーコード:LA7W)を採用しています。

 ブラケットも一部塗膜が侵されていたので今回一緒に塗りました。ボルトはキャリパ―と同様にサンドブラストをして旧塗膜を剥がした上で再塗装を行っていて、穴の内側は膜厚が付かないようにしておきました(以前ご依頼頂いた方は組み付け時にボルトを締めても塗装は剥がれなかったとの事なので恐らく今回も問題は無いかと思います)。

 シルバーなので光が反射して撮り難いのですが、艶のある仕上りになっていますのでご安心下さいませ。

 ボルト固定部は膜厚が付かないようプライマーと黒を薄膜に塗装しています。

 パッド当たり面も最初と同じように色(シルバー&クリアー)は塗らないようにしておきました。

 艶具合が判り難かったので室内の蛍光灯下でも撮影してみました。

 こちらの方がまだ判り易いですね。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルブレンボキャリパー塗装承ってます

 先ほど紹介しましたレガシィテールランプ類と同じオーナー様で、こちらのブレンボキャリパーの塗装もご依頼を頂きました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 状態としては新品塗装済み品で、今回のご依頼ではキャリパー本体をBMW純正色「SAKHIR ORANGE」(カラーコード:WB50)に、ロゴは「brembo」への変更で、こちらの色はMINI純正色の「WHITE SILVER」(カラーコード:WA62)で承っております。ロゴのサイズは検証して、丁度良さそうなサイズを採用しようと思います。

製品は新品ですが、アルミ素地と塗装どちらもザラザラなので余り艶が無いような状態です。下地処理はいつものブレーキ屋さんにお願いしてサンドブラスト処理を行って頂きますので、ロゴが見える面はサンダーで削ってもう少し艶が出るようにしようと思います。

ブレーキ屋さんによる下地処理については以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照下さいませ。現在もポルシェキャリパ―のOHと下地処理と、同じくスバル系のブレンボキャリパーの下地処理をお願いしています。

ブレーキキャリパーの下地処理

ブレーキキャリパー塗装のあるあるなのですが、一般の方はブレンボなどよりもメーカー純正(トヨタなど)のキャリパーの方が安く済むと思われているようですが、全くの逆です。レーシングキャリパーなどは別の話ですが、ブレンボのような形状が単純で、且やり慣れているキャリパーの方が塗装費用は安く済みます。

特に先日施工したRX-7 FD3Sのリヤキャリパーのように、素材が鉄(鋳鉄)で塗装する部品点数も多く、また付属品やら可動部分など塗装時に気を遣わないといけない個所があり、とても気を遣います。

「でも以前塗って貰った時は安く塗って貰った」と言うのは、恐らくサンドブラスト処理はせず、またボディに着いたまま塗っているなどだと思います(それが悪いと言う訳では無く要はコストの問題で、私もそうやって塗った事はあります)。

¥100で買った物に数万円の費用を掛けて塗装するのは確かに考え難い事ですが、塗装費は元の製品の金額によって決まる訳では無く、作業をする時間によって決まる事(工数)をどうか御理解頂ければと思います。

実際にそう言った事例もあって、以下の記事で紹介している雑貨は¥100ショップで売っている物ですが、素材がPP(ポリプロピレン)で軟化仕様にし、裏まで艶々に塗っていますのでそれなりの費用が掛かっています。

象印魔法瓶&ティッシュケース塗装 完成

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レヴォーグブレンボキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりましたスバルレヴォーグのブレンボキャリパー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容は、現状と同じような状態への再塗装で、全体的に見ても使用頻度は少なく綺麗に見えるのですが、

 小傷やブレーキフルードによって塗膜が侵された個所があり、タッチペンで修正されていたりしています。

下地処理はいつものようにブレーキ屋さんへの委託作業で、詳細については以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照下さいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

 と言う訳で、早速色の確認もしておきました。

 色に関しては一応今回色見本帳の中から近似色を選び探してみましたが、今まで採用していたVWのリフレックスシルバー(カラーコード:LA7W)で遜色ありませんでしたので、今回もこちらを使用する予定です。

ちなみに「SUBARUの色じゃ無いの?!」と思うかも知れませんが、色の作成は各原色を混ぜて作るのでそこは重要では無く、そもそもRMなるメーカーの塗料は色を作るのに「自動車メーカー」と言う概念すら無かったりします。私も最初は驚きましたが、今後は測色器を使っての調色作業がメインになるでしょうから、同じ色をメーカー毎に別ける方がナンセンスなのかも知れません。

RM社の色見本については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さい。買ってはみたものの、タンスの肥やし状態です(笑)。

https://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2012/12/16/%E8%B2%B7%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB/

 STIのロゴについても同じように再現を承っておりますので、ノギスでサイズを測り、以前作ったデータを使って新たに作成しておきます。

 今まで使ったSTIのロゴについては、以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

SUBARU WRX STi fender side molding

スバルブレンボキャリパー塗装 完成

結果としては、上記で紹介したブレーキキャリパーの塗装に使ったSTIのロゴを、縦横比と傾斜角度を変更し、既存のロゴに合わせました。左側に貼ってある方がそうです。右のサイドモールの塗装に使った方は角度は良かったのですが、線が細かったので使いませんでした。

尚、付属するブラケットについては塗装はせず、それを固定するボルトについてはキャリパーと同様にブラスト処理をした上で同色のシルバーで塗装をしておきます。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせていただきますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルブレンボブレーキキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!スバル純正ブレンボブレーキキャリパーの塗装、本日完成となります。最初の状態も紹介しますね。

元々はゴールドだった物を、

いつものブレーキ屋さんにて洗浄~サンドブラスト処理を行って貰い、

全体にプライマーを塗装した後、

ブレンボ純正の赤の近似色で塗装しています。

 ロゴは白の塗装で、サイズは元の通りフロント105ミリ、リヤ40ミリにしてあります。

 元々着いていたブラケットなどの部品は、洗浄して一緒に同梱してあります。

 ブレーキパッドが当たる金属プレートのみ取り付けてあります。

 下地にサフェーサーは塗っていないので素地の粗は残りますが、サンドブラスト処理後にサンダーである程度均してあるので十分な艶は感じられるかと思います。

 念の為ですが、紹介している画像は全て未加工の撮ったそのままで、サイズのみ半分くらいに縮小しています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ブレンボブレーキキャリパー 本塗り

 先日お預りしておりましたスバル純正ブレンボキャリパー一式です。いつものようにブレーキ専門で施工している方に御願いし、サンドブラスト処理→洗浄→マスキングまでを行って頂きました。

 そのままでも塗れる状態ですが、ダブルアクションサンダー#120→#180を掛けてある程度研磨しておきます。ちょっとした傷はこれで取れますし、仕上がった時の艶も良くなります。

 その後よく脱脂清掃し、ブース内に吊るして本塗り準備完了です。

 まずは全体にプライマーを塗布し、

 塗膜の厚みをつけたく無い個所にベースコートの黒を塗布します。

 その後黒く塗った個所がテープフリーな状態になったらマスキングを行います。

 プライマーの上なら直接赤を塗っても良いのですが、黒の上だと隠蔽し難いので、下塗りとして無機顔料をベースにしたピンクを塗ります。有機顔料には鮮やかな色が多い反面隠蔽力が弱く、鉱物系の無機顔料は彩度は低いですが隠蔽力が高いという特徴があります。同じ茶色でもマルーン系は隠蔽が悪く、オキサイドレッドは隠蔽力が半端ありません。

 ベースコートを塗り、こちらも十分に乾燥させてテープフリーな状態になったらロゴ入れの塗装を行います。

尚今回採用している赤は、以前業者様より新品のブレンボキャリパ―を見本としてお預りした時に参考にした色となります。フェラーリのロッソコルサ(カラーコード:300)に比べるとオレンジ系の原色が結構入っていて、朱色寄りの赤となります。

 ロゴは元々あった物と同サイズで、フロントが105ミリ、リヤが40ミリとなります。色はVW社の「キャンディホワイト」を使用しています。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 リヤキャリパーのブーツには一部で亀裂がありましたが、そちらはオーナー様の方で交換を、またオーバーホールもするかも知れないとの事ですので、今回はそのままでの作業とさせて頂きました(OHは塗装後でも大丈夫で、業者様からのご依頼ではそういったケースも多いです)。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!