こちらもお待たせしました!F50ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介しますね。
元々は赤だった物にシルバーの塗装が施されていたのですが、下地処理が中途半端だった為か、結構ショッキングな状態でした。
塗装表面がガタガタしているのは旧塗膜が中途半端に残っていたからで、それだけならまだ良いのですが、サンドブラスト処理が行われた状態で見てみると、内側の方には腐食による浸食なども見受けられました。こちらはブレーキ屋さんがサンドブラストで綺麗に除去してくれていますのでご安心下さいませ。
深い傷は多少残りましたが、サンダーで抉った痕の殆どは旧塗膜で止まっていたのが幸いでした。
画像だと判らないのですが、こちらもロゴ部分はアルミ素地をサンダーで削って均しておきましたので、その部分は艶のある仕上りになっています。
アルミ素地の梨地を平滑にするにはサフェーサーが必要ですが、キャリパーの場合は耐久性の事を考えるとエポキシ系の使用が理想的で、ただそうなるとかなりのコスト高になりますから、それであれば梨地を均す程度でプライマーを薄膜に留める程度の方が良いかと思います。
艶だけを出したいのであればクリアーの二度打ち(クリアー塗装→完全硬化→クリアー塗装→完全硬化)といった方法もありますが、キャリパーの塗装としてはメリットは少ないので余りお勧めはしません(勿論ケースバイケースで、ご要望があれば対応は致します)。