Brembo GT Brake Caliper

ブレンボのGTキャリパー一式です。

状態は新品で、

キャリパー本体の色替えと、ロゴをbremboからFerrariへの変更でご依頼を承りました。

事前に画面上でロゴの位置、サイズを確認しておきます。

新品時の塗装は経年で剥がれてしまう為、その上から色を塗り重ねる事は避けるべき事となり、再塗装の際にはサンドブラストを行って旧塗膜を剥離してから行います。

サンドブラストやオーバーホールについては専門の方への委託で、詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので宜しければご参照くださいませ。

その後全体の研磨~脱脂洗浄を行い、ブースにセットして本塗り準備完了です。

まずはプライマーを塗布します。

続けて膜厚を着けたくない箇所(クリアーを塗りたくない箇所)に、ベースコートの黒を塗布します。キャリパー固定ピンを挿し込む穴や、車体へのボルト固定部、ガスケット当たり面等です。

ベースコートの黒が乾いたらマスキングを行います。

色はフェラーリ純正色の「AZZURRO DINO」(カラーコード:20-A-349)でご指定を頂きました。比較的古い色なのでベースコート用の配合データが存在しなく(STANDOX 2Kエナメル用のみ)、スタンドックスのユーザーサポートに問い合わせて配合データを送って頂きました。

ロゴ入れ用のマスキングシートを作成します。

 

フェラーリのロゴを黒で塗装しました。ここまでがベースコートとなります。

最後にクリアーを塗って本塗完了です。

黒く塗ってマスキングをしておいた箇所は、二回目のクリアーを塗った直後に剥がしてフチを馴染ませます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

さらに数日寝かしたら完成となります。

各完成画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

その他の完成画像はこちらの記事に、またそこから遡って頂ければより詳しい作業内容をご覧頂けます。

その後オーナー様より装着後の画像を送って頂きました。

ブレンボキャリパーを青く塗るのは珍しいと思っていましたが、なるほど赤いボディにこの青はよく目立ちます。

「ボディーカラーとの相性も良くかなり気に入っています。この色にして本当に良かったです。」とのお言葉を頂戴しました。

この度のご依頼、誠に有難うございました!

bremboGTブレーキキャリパー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたブレンボGTキャリパー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は赤く塗られた新品状態で、

いつものブレーキ屋さんにサンドブラストで旧塗膜を剥離して頂き、

フェラーリ純正色の「AZZURRO DINO」(カラーコード:20-A-349)で塗装を行いました。

 ロゴはFerrariを黒の塗装で入れています。

 またフェラーリは車体に装着されるとロゴが逆さまになってしまう為、一部向きを上下逆に入れています。

 基本的にはロゴの頭がブリーダーバルブ側になるようにしています。

 ロゴのある面は塗装後に研磨して磨き処理を行っています。

 各画像はサイズの変更以外は未加工となります。

 ロゴのある面以外は塗ったそのまま(磨き処理無し)となります。

 裏側です。

 車体に装着する部分とボルトを装着する当たり面は塗膜が厚くならないよう、プライマー塗装後にベースコートの黒を塗るのみの薄膜にしています。ピストン部のブーツ(ゴム)はそのまま再利用しているので、元々塗られていた塗装(赤)が残っていますが、使用上問題無いので気にされないので大丈夫です(しかしもう少し気を遣っても良いような気がしますが・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難う御座いました!

bremboGTブレーキキャリパー 本塗り

 先日お預かりしておりましたブレンボGTキャリパー一式です。その後いつものブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理をお願いし、戻って来ました。

 そのままでも塗れる状態なのですが、塗装後に出来るだけ艶が出るようにダブルアクションサンダー#120~#180で研磨し、入り組んだ箇所は#240で手掛けします。

 その後全体をシリコンオフで洗い流すようにして脱脂清掃し、

 本塗り準備完了です。

 まずはプライマーを塗り、

 塗膜の厚みを着けたくない箇所にベースコートの黒を塗布します。

 しっかりと乾燥させたら黒く塗った箇所をマスキングします。車体に固定するボルト部やブレーキパッドを固定する為のピンが入る穴の内側などですね。

 全体を軽く研磨し、しっかりエアーブローを行っておきます。

 色はフェラーリ純正色の「AZZURRO DINO」(カラーコード:20-A-349)で承っておりまして、ただ配合データは既に廃盤となった塗料原色(STANDOX 2K AUTOLACK)しか設定がない為、塗料メーカーのサポートセンターにお願いして置き換えデータを送って頂きました。

 キャリパー全体にベースカラーを塗布します。

 ロゴは元々あったbremboからFerrariへの変更で、サイズは横幅75mmでご指定を頂いております。

 またフェラーリの車体に装着した場合、ロゴの向きが一部逆になってしまう箇所があるので、それについてはロゴを上下を逆さまに入れるよう承っております。

 各キャリパーは品番が打ってあって、

 「Ferrari」ロゴの頭がブリーダーバルブ側になるように配置します。

ロゴを黒で塗装し、

 クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 黒く塗った部分のマスキングは、クリアー塗装後すぐに剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

bremboGTブレーキキャリパー塗装承ってます

 先日お預かりしておりましたブレンボGTキャリパー一式です。こちらのオーナー様は以前フェラーリのリモコンキー塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご利用頂き誠に有難うございます!

 状態としては新品となりますが、純正の塗膜は使っている内にクリアーだけが剥がれる層間剝離を起こしてしまうので、いつものようにブレーキ屋さんにてサンドブラスト作業をお願いする事とします。

 余り肌が良くないように見えますが、純正の塗装は大体こういった感じです。

 ピストンシールのマスキングも、恐らくは何かを嵌めて塗るだけなので、中々の男前な感じで塗料が食み出ています。

 また今回はロゴの入れ替えも承っておりまして、純正の状態だと横幅が105mmとなりますが、

今回はそれをFerrariのロゴに変え、サイズは横幅75mmで承っております。

ロゴの色は画像の通り黒で、キャリパー本体はフェラーリ純正色の「AZZURRO DINO」(カラーコード:20-A-349)で承っております。

ただこの「AZZURRO DINO」ですが、STANDOXの配合データでは2Kエナメルしか存在しなく、なのでメーカーのカスタマーセンターに問い合わせてベースコート用の置き換えデータを用意して頂きました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

尚、去年オレンジパールに塗らせて頂いたTRDブレンボキャリパーが無事車体に装着されたとの事で、先日レビュー&画像投稿頂いております。宜しければそちらもご参照くださいませ。

レビュー&画像投稿ページ