アウトランダーフロントグリル 本塗り

 先日下準備をしていた三菱アウトランダーのフロントグリルです。

良く脱脂清掃し、エアーブローをして埃を飛ばしたら本塗り開始です。

 まずはベースコートを塗布します。

色は三菱純正色の「コズミックブルーマイカ」(カラーコード:D14)で、青系の原色が2種に黒、バイオレット、パールはアメジスト(バイオレット)、ブルー、イエローの三種が使われています。

 また今回は「出来るだけ傷の付きにくい方法で」と言う事で、「VOCプラチナクリアー」を用意しました。先日テスト塗装も行っておりまして、詳しくはこちらの社外記で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

 クリアーは「3:1」でシンナー希釈は無し、信じられないくらい重い(粘度が高い)ので、いつもの塗り方だと穴だらけ&デロデロの肌になってしまいがちですが、事前にSTANDOXデモマンの方にアドヴァイスを頂き練習もしたので何とかなりました。

正直なところ、旧プラチナクリアーはクリスタルクリアー程には美しくない(深味・ギラツキ感が足りない)と思っていたのですが、今回の新しいVOCプラチナクリアーは昔のラピッドクリアーを彷彿するような美しさです。

ただ非常に扱い難い為に使える場面は限られていて(ベンツもバンパーには使われていません)、対応出来るのは今回程度までのサイズ、また平らな形状のみとさせて頂きます。クリアーが溜まりそうな形状には対応が出来ませんのでご了承下さいませ。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アウトランダーフロントグリル 下準備

 先日お預りしておりました、三菱純正アウトランダー用フロントグリルです。左右のモールと三菱のメッキエンブレムを取り外しておきました。

分解の作業はお預りしてから直ぐに行っていたのですが、今回は「出来るだけ傷の付きにくい方法で」と言う事で、「VOCプラチナクリアー」の取り寄せと、使用テストも行っていました。

 塗るのは中央の三角部分だけなので、その他の周りを養生します。

 塗装時のミストは予想以上に周りに付着する為、裏側もしっかり覆います。

車体を塗る時もボディ全体にビニールを掛けて養生しますが、端をピッタリ抑えておかないとにわかには信じがたいような隙間からミストが入り込み、反対側のドアの下側やバンパーダクトの内側、アルミホイールなどがザラザラになってしまったりもします。

#800相当の研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。

この後はご指定頂いた塗色(三菱純正「コズミックブルーマイカ」(カラーコード:D14)を配合データから作製し、いよいよ本塗りとなります。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アウトランダーフロントグリル塗装承ってます

 先日到着しておりました三菱純正アウトランダー用フロントグリルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容はこちらの三角部分の塗装で、色は三菱純正色の「コズミックブルーマイカ」(カラーコード:D14)、クリアーは耐擦傷性の高い「VOCプラチナクリアー」で承りました。通常は使わないクリアーですが(磨き作業がとても難儀です)、「出来るだけ傷の付きにくい方法で」との事で今回新たに取り寄せる事にしました。

尚、旧タイプのプラチナクリアーであれば在庫はあるのですが、開封してからかなりの年月が経っている為、仕事ではそれは使えません。以前テスト的にスマホカバーに塗装した記事がありますので宜しければそちらをご参照下さいませ。

→ スマホカバー プラチナクリアー塗装

磨き処理が困難なのでちょっとした失敗でも塗り直しとなる為、通常はお受付しておりませんが、部品単品で平らな物であれば対応出来る物もあります。ただし熱は80℃を何度か掛ける為、変形が懸念されるテールランプ等には対応しておりませんのでご了承下さいませ。

塗装する部位は本体と一体のようなのですが、枠のシルバー部分取り外しが出来そうで、また三菱のメッキエンブレムは恐らく両面テープで着いている為、裏側からドライヤーで温めて隙間からヘラを差し込めば綺麗に外せると思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!