先日プラグカバーの本塗りを終えていたW124メルセデスベンツのヘッドカバーです。
バッフルプレートの当たり面とネジ穴に耐熱ガスケットを塗布し、
インジェクションカバー(プラグカバー)は塗装前に剥がしておいたクッションテープを、
その後液体ガスケットが硬化(重合)したら完成です。大変お待たせしました!
最初の状態も紹介します。
こちらが最初の状態で、比較的良い状態のパーツだったのですが、マグネシウム合金特有の腐食が全体に発生していたので、ブラスト専門店にて強力な直圧ブラストで根こそぎ削って頂き、その後浸透エポキシプライマーを使った重防錆仕様で下地処理を行っています。
ヘッドカバー本体はメルセデスベンツ純正色の「マーブルグレー」(DB7201)に似た色の結晶塗装で、プラグカバーはメルセデスベンツ純正の「アズライトブルー」(カラーコード:366)の艶あり仕上げとなります。
ヘッドカバーの結晶塗装についてはこちらのページで紹介しております。
プラグカバーとワイパーアームカバーのクリアーは、高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
プラグカバーはまともなラインになるまでにサーフェサーの塗装~研磨作業が3回必要で、これによって予定していたより工期が半月~一か月程長くなってしまったのですが、お陰で美しい形状を表現出来たと思います(予想以上に凸凹でした・・・)。
結晶目を近くで見ると、このような幾何学的なチヂレ模様になっているのが判ります。
ザラザラしているかと思いきや比較的シットリとしているので、タオル等で拭いても繊維が引っかかって丸まったりしません(ボディシューツやドライコートの肌だとそうなる筈で私的に好きでは無い塗装です)。