マセラティリモコンキー サフェ入れ

 先日分解作業をしておいたマセラティのリモコンキーカバーです。

表面には成型時の歪がある為、#120~のダブルアクションサンダー&当て板を使ってラインを整えます。

 ペーパーが入りにくい箇所はウォッシュコンパウンドとナイロンブラシで足付け処理を行います。洗浄も兼ねているので、ここは粉っぽいまま行っても大丈夫です。

 良く乾燥させ、各部をマスキングします。

ちょっと判り難いのですが、リモコンキーの合わせ部分には微妙な段があって、そこを一緒にサフェーサーを塗ると中途半端に埋まってしまう為、谷のラインでピッタリマスキングをしておきます。以前行った時の記事が判り易いかも知れませんので宜しければ以下ページをご確認下さいませ。

マセラティリモコンキー サフェ入れ

プラスチックプライマーを塗布し、サフェーサーをウェットで5コート程塗りこみます。

フチの部分は一応サフェーサーが固まる前に剥がしておきます。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。まだもう少し先になると思いますがどうぞもう少々お待ちくださいませ!

マセラティリモコンキー 分解

先日お預かりしておりましたマセラティ純正のリモコンキーです。もう少ししたらサフェーサーを塗る作業がある為、それと一緒に塗装出来るよう今の内に分解をしておく事にしました。

 まずはエンブレムを外しました。

 七宝焼きのエンブレムは両面テープでガッシリ嵌っている為、最初に工業用ドライヤーでプラスチックが溶けるんじゃないか(!)と言うくらい温めて両面テープの粘着力を落とし、その間に隙間からカッターの刃を挿し込んでテコで外します。

とにかくここの隙間が狭いので普通のマイナスドライバーでは入らず、色々試しましたがこのデザインカッターの刃が一番良いと思います。どちらかは傷を付けないと外せないので本体の方に犠牲になって貰っています(後で直しますのでご安心下さいませ)。

 そして開きました。と言ってもここまでの作業だけで実は相当難しく、普通は手を出さないのが無難だと思います。

ちょっと今回は撮影をし忘れたので前回の時の画像ですが、このカバーは3か所の爪で止まっていて外側からは見えません。

唯一見えるのが電池が入る穴の部分の奥にある爪で、ただしここには直ぐ傍に基板がある為、下手な工具を入れるとそちらを壊してしまい注意が必要です。

 私は一度全ての爪を破壊して内部を見る事が出来たので、その後こういった専用の工具を作りました。と言っても単にワイパーの平板の先端を曲げただけの物ですが・・・。

 これを穴の奥にある「爪の受け部分」隙間に横から挿し込み、グリっと回すと爪が浮いてその間に外側からヘラを挿し込んで開く!と言う寸法です。これでここだけは壊さずに取り外す事が可能です。

こちらもちょっと撮影し忘れてしまったので、先ほどの画像の一部を拡大してみました。この2つの破片がもう2個の爪の一部です。

 先ほどの大きい方の部品が上の画像の奥にある爪の受け部分で、プラスチックプライマーを筆で塗ってからエポキシ接着剤で固定しています。

 そして先ほどの小さい方が手前のカバーの方の「爪の先端」の部分で、こちらも同じよ言うにPPプライマーを塗ってから接着しています。こちらは受け側では無く爪の先端が飛ぶという今までに無い壊れ方をしました。

と言う訳で無事分解完了です。

ちなみに社外品のリモコンキーはエンブレムの裏にネジが無かったり、そもそも爪すら存在しない「ただの嵌め込み」となっているのでここまで分解は難しくありません。

この後はカバーの表面を平滑に削り出してサフェーサーを塗る予定です。まだ少し先になりますが作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

マセラティリモコンキー塗装承ってます

 本日到着しておりました、マセラティの純正リモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご希望色については、当初ボディカラーである「NERO PASTELLO」でご指定を頂いたのですが、どうやらこちらは特別色らしく、カラーコードが不明、また色名からも配合データが見つけられなかったのですが、色自体はソリッドカラ―のブラックと言う事で、通常通りの艶あり黒で承らせて頂きました。またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っております。

純正のリモコンキーは未塗装の樹脂素地状態で、傷もそうですが成型時に生じた歪がある為、本塗りの前に「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地処理を行います。

違う色ですが、以前施工した同じリモコンキーの画像を紹介しますね。

七宝エンブレムを取り外すとネジが出て来ます(こちらは以前の施工時の画像です)。

ただしエンブレムと本体には隙間が殆ど無い為、エンブレムを傷付けないように外すには本体側を傷付けてでも取り外すような方法となります(なのである意味一発勝負です)。

あの状態から単に塗るだけでこうはならなく、下地処理をする事で美しい映り込みを感じられるようになります。

ちなみにですが、オーナー様は今回の為にボタンも新調しようと社外品のブランクキーを買われたのですが、残念ながら形やサイズが違うという事で「文字通りドブに捨てた感じです・・・」との事でした。いやはや心中お察し致します…。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マセラティリモコンキー塗装 完成

mase53 先日本塗りを終えていたマセラティのリモコンキーです。熱を掛けてから数日寝かしましたので早速組み付けを行いました。

mase54 そして無事完了です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介いたしますね。

mase31 元々未塗装だった着色樹脂の物を、下地をサフェーサーで整えてフェラーリのロッソコルサ(カラーコード:300)で塗装しました。

mase55 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、色だけでは無く質感が向上したのも判ると思います。

mase56 奥にあるメッキのボタンを押すとバネの力でキーが飛び出す仕組みです。

こちら側も最初の画像を紹介しますね。

mase32こちらのカバーは成型時の歪が結構あって、今回は「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑で美しいラインに修正しています。

mase57映り込みが全然違いますよね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マセラティリモコンキーカバー 本塗り

mase50先日サフェーサーを塗布しておいたマセラティの純正リモコンキーカバーです。完全効果したサフェーサーを研ぎ、細部まで足付け処理を行ったらワニクリップで固定して本塗り開始です。

mase49青い部分はプラスチック素地なのでプラスチックプライマーの塗布も忘れずに行います。今回の樹脂は素材が不明で、触れた感じとしてはヌメり感が無いので塗装との相性が良さそうかと思いきや実は全然ダメでした(気になったので少しテストを行いました)。

元々の青は塗装では無く樹脂自体の色(着色樹脂)なので、自家塗装を行う場合にもプライマー無しで色を塗ると確実に剥がれてしまいますのでご注意くださいませ(DIYの場合はミッチャクロンなどが手軽で良いかも知れません)。

mase51 ベースコートの赤を塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

赤はフェラーリのロッソコルサ(カラーコード:300)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーに変更でご指定承っています。

mase52今回は組み付け作業もあるので、この後強制乾燥させてからさらに1週間程度寝かして組み付けを行う予定です。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!