ランエボブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたランサーエボリューション用ブレンボリヤキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールとサンドブラスト処理を行って貰い、

元の状態に近い色にて塗装を施しました。

F50ブレンボの色に比べるとドス黒い感じの赤となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ランエボブレンボキャリパー 本塗り

先日お預かりしておりましたランサーエボリューション純正ブレンボキャリパーです。その後ブレーキ屋さんにてOHと塗装前の下準備(サンドブラスト→洗浄→マスキング)までを行って頂き戻って来ました。

そのままでも塗れる状態ですが、目立つ正面部分は#120→#180のダブルアクションサンダーで素地を均し、全体を#240手研ぎで研磨します。

その後シリコンオフで全体を洗い流すようにして脱脂清掃を行います。隙間はブラッシングしてエアーブローで掻き出すようにし、それらを拭き取ったら再度シリコンオフをスプレーしてを何度か繰り返す感じですね。

その後ブース内にセットし、エアーブローを行って埃を飛ばしたら本塗り開始です。

まずはプライマーを塗布します。

膜厚を着けたくない箇所=ブレーキパッド固定ピンを通す穴やガスケット当たり面、車体固定部等にベースコートの黒を塗布し、それが乾いたらマスキングをします。

まずは隠ぺい力の高い無機顔料の赤=STANDOX MIX567をメインにした下色を塗り、その後ランエボ純正ブレンボの近似色の赤を重ねます。プライマーのグレーの上に赤なら問題無いのですが、黒く塗った部分の上に赤を塗っても中々隠蔽しないので、膜厚を抑える為に下色を塗っています。

赤が乾いたらbremboのロゴをカットしたマスキングシートを貼り、

ベースコートの白を塗布します。白はVW社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)を採用しています。

プライマー・ベースコートの赤に使うのは口径1.0~1.2のスプレーガン、ロゴ入れは0.3~0.5mmのエアーブラシを使っています。車体を塗っていた時は1.3mm以上がメインでしたが、小物塗装専門になってから1.3mm以上は結晶塗装とサフェくらいしか使わなくなりました。

ここまでがベースコートで、

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは合計2コートで、最初の1コートを塗ってから10分くらいのフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)を設けています。

2回目のクリアーが塗り終わったら直ぐにマスキングシートを剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボ ブレンボリヤキャリパー塗装&OH承ってます

先日到着しておりました三菱ランサーエボリューション用純正リヤブレンボキャリパーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は「純正色(赤)と同じような色合いで」「ブレンボのロゴも再現」「ロゴはシールではなく、塗装で」といったご希望で、まずロゴに関しては当店では現在シールは扱っておりませんのでご安心くださいませ。

色に関しては以前施工した事例がありますのでそちらを紹介します。

キャリパー本体とロゴの色に関してはこの時と同じ様に、

当店規定の色を採用するようにします。

また今回はオーバーホール作業も承っておりますので、こちらはいつものブレーキ屋さんにてサンドブラストと一緒に行って頂きます。

ブレーキ屋さんについては以下の記事が判り易いと思いますので宜しければご参照くださいませ。

ブレーキキャリパーの下地処理

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!