TOYOTA TE47レンズ類 裏側本塗り

先日下地処理を行っていたトヨタTE47のレンズパーツ一式の内の、ヘッドライトカバー、ナンバー灯レンズ、ルームライトカバーです。

かなり古い物なので全体的に傷や飛び石傷が多く、それが裏側にも達している為、両面共にクリアーを塗装します。

まずは裏側となります。

フチのエッジを見切りラインとして表面をマスキングしています。

ナンバー灯レンズとルームランプカバーも内側から塗装します。

 

プラスチックプライマーを塗布し、ベースコート(ベースクリアー)は塗らず、そのままトップコートクリアーを塗ります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、通常通り2コート 行います。

極力肌目が出ないよう、ハードナー・シンナー共に遅めの設定にしています(具体的にはハードナーMS25-40+2Kシンナー25-35)。

ルームランプカバーの内側は菱形のカットガラス風になっていて、それを埋めないようクリアーは控え目にしています。

ウェットブラストを念入りに当てたので、茶色に染み込んだもらい錆びのような物も除去して透明なレンズに生まれ変われそうです。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次はその他のレンズと共に表側の塗装を行おうと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA TE47レンズ類 裏側塗装 下準備

先日お預かりしておりましたトヨタTE47のレンズパーツ一式の内の、ヘッドライトカバー、ナンバー灯レンズ、ルームライトカバーです。

これらのパーツは経年劣化と裏側の汚れ・傷等が激しいので、表面とは別に裏側にもクリアーを塗装します。

ただ裏側は表面と違ってペーパーを当てるのが非常に難しい為、

先日完成していたウェットブラストを使って足付け処理を行う事にしました。

ヘッドライトカバーの場合だと、

ネジ穴周りが汚れていて、

色を塗るなら多少の汚れはそのままでも判らなくなってしまいますが、今回はクリアー塗装のみなのでこれらをしっかり除去しておく必要があります。

使うメディア(研磨剤)は重曹で、切削力はありませんが今回のような樹脂パーツでも安全に使えます。

テストで動画も撮影してみました。

当初ブラストボックスには排気ファンを取り付けていなく、ブラストしている内に中が霧で見えなくなってしまっていたのですが、エアーを強制給気する事でそれが改善出来ました。動画では最初はわざとエアー給気を止めて箱の中が曇って行く様を、その後バルブを開けて霧が無くなっていくのが判ると思います。

ブラストしたのはフランジ状になったネジ回りのみで、その部分が綺麗になっているのが判ると思います。

ウォッシュコンパウンドと同様、足付け処理と洗浄が一緒に出来るという点で気に入っています。

そのまま上塗りを行っても影響無い事は、先日のランサーヘッドカバーの塗装でも判っているので、ブラストが当たった箇所の番手は#1500くらいと予想しています。

古いレンズにありがちな、凸文字周りに溜まったワックス・コンパウンドも、

こんな感じで除去・洗浄・足付け処理が一回で出来てしまいます。

そしてルームランプカバーとナンバー灯レンズです。

表側の平面は布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨してあります。凸文字周りだけ変色した被膜が残っているのが判ると思います。今まではナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで処理していましたが、

こちらもウェットブラストで、

良い感じに処理できました。

ルームランプカバーの裏側はカットガラス状に凸凹していますが、それの形も崩す事無く隅々まで洗浄~足付け処理が出来ています。

ただ予想していた透明な感じにはならなかったので、このパーツは元々このように白濁りしていた物と思われます。そういえば昔のルームランプは白っぽい樹脂だったような気がしました。

そしてヘッドライトカバーです。ゴムが着いていて判り難かったのですが、フチはバリバリになっていたり接着剤が着いていたりしたので、#120~で均して最終#1300まで研ぎました。

「全部ウェットブラストでやれば早いのでは?」と思うかも知れませんが、ブラストでは傷は除去できないので(そのまま残ってしまうので)研磨して均す必要があります。

裏表面共に全部削って一皮剥いたような状態です。

最初は裏側を塗るので表面をマスキングしました。スモーク塗装では無いので透明にする必要は無く、通常のロールマスカー(養生紙)を使っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

トヨタTE47ルーフサイドモール塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタTE47用の純正ルーフサイドモール一式です。こちらは先にお預かりしている同車レンズ等一式と同じオーナー様からのご依頼で、この度も当店をご贔屓頂き誠に有難うございます!

製品の構造としては、薄いステンレス板に透明な塩化ビニール樹脂を被せたような素材で、

一部にはハッキリと判るような割れが生じていて、

また細かくひび割れも全体に出ています。

綺麗そうに見える部分も実際には細かいクラックが奥までビッシリ入っています。

今回の製品は塗装されている物では無いので、元の通りに修理・修復は出来ないのですが、このままだとさらに劣化でボロボロになってしまうと思われますので、一旦下地を整え、上からシルバーの塗装を行うよう承りました。

ただ多少でも金属っぽく見えるようにと、今回は下地に黒を塗る3コートの高輝度シルバー=STANDOX SPFシルバーとします。

以前施工した時の画像がありますのでそちらを紹介します。

こちらは以前施工したプレオのルームミラーで、元々はザラザラとした樹脂素地だった物を、サーフェサーで平滑な下地に整え、その後黒を塗り、その上に樹脂分を増やして下地を透かした高輝度シルバーを塗った仕様となります。

しかし問題は下地処理で、今回のパーツは比較的柔らかく、ただ素材は既に崩壊し掛かっていますから、出来れば分子間の架橋結合が強いビスフェノールA型のエポキシ系プライマーを使いたい訳ですが、それに入れる軟化剤と言うのが存在しないらしく、少々困っております。

STANDOXのマニュアルを見てみると、10%まではSTANDCRLYの混合が許されているのでソフトナー(軟化剤)を入れても大丈夫では?と思ったのですが、それも確認されていない(そもそもそんな質問をする人が居ない)と言う事で一蹴されてしまいました。

なので一応現時点での対応方法としては、EPプラサフをパラパラと薄くコートし、その上にウェットオンでフルフレキシブルにした2液プラサフ(軟仕様)を重ねようと思っています。時間があれば軟化性サフェとガラスパウダー等の骨材の組み合わせなどもテストしたかったのですが、今回は時間が無いのでそちらはいずれテストしてみようと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

TOYOTA TE47レンズ類 塗装承ってます

先日到着しておりました、トヨタ47のレンズ類一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は、各パーツのリフレッシュといった感じで、例えば上記のテールウィンカーレンズは、一番左側の「現車」のオレンジに合わせ、右の2セットを透過性の橙にします。「現車」は色味(橙)はそのままで、そちらも含め全てのレンズにクリアーコートします。またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

サイドマーカーは画像右下が新品で、それに比べると確かに他の4個が薄く感じる所もあるので、これらも透過性の橙=オレンジキャンディーに、クリアーコートを行います。

ぱっと見は綺麗に見えるのですが、よくみると小傷が入って艶が無いのが判ると思います。やはりと言うか古い物ですので、どれも大体このような状態になっています。

テールレンズは2セット+1で、合計5点となります。

ステンレス板の上に置いたり、陽にかざして見たりしましたが、こちらは褪色しているようには見受けられなかったので、テールレンズに関してはクリアーコートのみとします(ただ足付け処理等は同じ様にするので、手間的には殆ど変わりません)。

そしてヘッドライトカバーです。こちらはPAAM(アクリル樹脂)では無く、PC=ポリカーボネート樹脂と思われます。

こちらもクリアーコートのみ、ただし裏表共に全体に傷が付いていますので、それぞれ2回に別けて行います。

こちらはナンバー灯のレンズです。

こちらも外側・内側共に汚れているので、それぞれ2回に別けてクリアーを塗ります。イメージとしては、以前施工したバンデンプラの記事にあるスーパーセブンのレンズ塗装が判り易いかも知れません。

さらに後日追加でこちらのパーツもご依頼頂きました。

サイドマーカーは新品が入手出来たとの事で、こちらはクリアーコートのみとします。

室内灯は透明では無く、もしかしたら最初から白く濁っているのかも知れません。

こちらも裏表共にクリアーコートを行います。

フロントウィンカーレンズはクリアーカバーの裏にオレンジのカバーを溶着した物で、取り外すことは出来ませんが状態は悪くないので表側からクリアーコートのみとします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

尚、テールランプ関係は現在かなりのご依頼が入っておりまして、次のターンは既に埋まっている為、その次以降での作業を予定しております。ですのでこちらも完成は秋ごろ、さらに新たにご依頼頂く案件は年末くらいになってしまうかも知れません。ご不便をお掛けして誠に申し訳御座いませんが、何卒ご理解を頂ければ幸いです。